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turn out・find out・realizeの違いは?「わかった」の使い分け|ESEチャンク解説(11/6)

金曜日:小泉八雲が愛した日本の民話

このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、

  • 本文和訳
  • チャンク&単語解説

を毎日更新しています。

この記事は11月6日(金)に放送された「Mujina(むじな)」のチャンク解説記事です。

ストーリーの中に出てきた日常会話で役立つチャンクや読解の難易度が高い長文などをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。

ちなみに11月6日のストーリーの和訳はこちらの記事からご確認できます。ぜひご確認ください。

ではさっそく、今日の解説内容を見ていきましょう!

日常生活で使えるチャンク解説

チャンクPickUP

“The lantern turned out to be from a soba noodle shop.”
(日本語訳)「そのちょうちんは、そば屋の屋台のものだとわかりました。」

構成パーツの解説

パーツ意味役割
The lanternそのちょうちん主語(正体が明らかになる「物」)
turned out(結果として)判明した隠れていた結果が表に出る
to be〜であると判明した内容につなぐ
from a soba noodle shopそば屋の屋台のもの判明した正体

turn out to be 〜 は、「(結果として)〜だとわかる」「結局〜だった」という意味です。turn out には、「隠れていた結果が表に出てくる」というイメージがあります。最初ははっきりしなかったことの本当の姿が、あとから明らかになるときに使います。to be の後ろには、名詞や形容詞のほかに、今回のように from 〜 のような前置詞のかたまりも置けます。

むじなに出会い、必死で坂を駆け上がった男は、遠くにホタルのような小さな光を見つけました。近づいてみると、それはそば屋の屋台のちょうちんでした。この「近づいてみてわかった」という流れを、turned out to be が表しています。男にとってはやっと人に会えた安心の瞬間ですが、読者には、そのあとの展開への前ぶれにもなっています。

この表現には、多くの場合「意外性」がふくまれています。The test turned out to be easy.(テストは結局、簡単だった)と言えば、「難しいと思っていたけれど、実際は簡単だった」という、予想と結果のギャップが伝わります。また、It turned out that he was right.(結局、彼が正しかったとわかった)のように、It turns out (that) 〜 の形で、that 以下に文をまるごと入れることもできます。

同じ「わかる」でも、よく使う find out や realize とは視点が違います。10/21のチャンクで扱った find out は、人が主語で「調べたり聞いたりして知る」という動作です。realize も人が主語で、「それまで気づいていなかったことに、はっと気づく」という心の中の動きを表します。一方、turn out は物事が主語で、「物事が、結果として〜だと判明する」という言い方です。I found out the restaurant was closed.(レストランが閉まっていると知った)は知った自分が中心の文ですが、The restaurant turned out to be closed.(レストランは結局閉まっていた)はレストランの状態が中心の文になります。

使うときに気をつけたいのは、主語が「わかった人」ではなく「正体や結果が明らかになった物事」になることです。「彼が正しいとわかった」を ×I turned out that he was right. とは言わず、It turned out that he was right. や He turned out to be right. とします。また、turn out は「最初は不明だった、または予想と違っていた」という前提があって初めて自然になる表現です。上司の説明を聞いて「わかりました」と言うような場面では使えないので、I see. や Understood. を使います。

日常会話例

私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつとしています。
職場での会話や、旅行時の会話を想定して例文を作りました。

ビジネス①

場面:システムトラブルの原因を調べ終えて、上司に報告するとき。
The problem turned out to be a simple setting error.
(問題は、結局ただの設定ミスでした。)

ビジネス②

場面:新しく導入されたシステムを使ってみた感想を、同僚に話すとき。
The new system turned out to be easier than we expected.
(新しいシステムは、思っていたより簡単でした。)

旅行①

場面:旅行から帰って、泊まったホテルの場所を友人に話すとき。
The hotel turned out to be right next to the station.
(ホテルは、なんと駅のすぐ隣でした。)

旅行②

場面:旅先での思いがけない出会いを、友人に話すとき。
The man I asked for directions turned out to be a local guide.
(道を聞いた人は、実は地元のガイドさんでした。)


【広告】声に出す練習について

今日の「turn out to be 〜」のような表現は、いざ自分で言おうとしても、日々英語を話していないとなかなか出てきません。私自身がまさにそんな感じです。

そこで、AI英会話アプリの「Speak」で、声に出す練習を続けています。相手がAIなので、間違えても気をつかわずに何度でも言い直せるところが、私には合っていました。忙しくてできなかった週もありますが、自分のペースで続けられます。声に出す練習をしてみたい方はぜひ!

PickUP読解

今回の一文
“He thought she might jump into the water and kill herself, so he stopped to see if he could help her.”
(日本語訳)「男は、女が水に飛び込んで死んでしまうのではないかと思い、何か力になれないかと足を止めました。」

構成パーツの解説

パーツ意味役割
He thought男は思った前半の骨組み(主語+動詞)
(that) she might jump into the water女が水に飛び込むかもしれない思った内容(might=推量、時制の一致)
and kill herselfそして命を落とすmight の後ろの2つ目の動詞
soだから前半(理由)と後半(結果)をつなぐ
he stopped男は立ち止まった後半の骨組み(歩いていたのを止めた)
to see確かめるためにstop の目的(stop 〜ing とは別物)
if he could help her彼女の力になれるかどうかsee の内容(if=〜かどうか)

読解のポイント

thought のあとの might は「〜するかもしれない」という推量

この文は、so(だから)を境に前半と後半に分かれています。前半で男が心配した理由を述べ、後半でその結果とった行動を述べるという、原因から結果への流れです。前半の thought のあとには that が省略されていて、she might 〜 以下が男の考えた内容です。

この might は、「〜するかもしれない」という推量を表しています。男が女の様子を見て、「もしかしたら」と心配した気持ちです。この might には、もうひとつの理由もあります。男が心の中で思ったのは、おそらく She may jump into the water.(彼女は水に飛び込むかもしれない)という内容でした。これを He thought 〜 という過去の文に入れると、thought に合わせて may が might に変わります。11/4の長文で扱った「時制の一致」と同じしくみです。つまりmight は過去の意味ではなく、「過去の時点で思った推量」を表しています。和訳では、この心配する気持ちを「〜のではないかと思い」と訳しました。

また、jump into the water and kill herself では、and が jump と kill の2つの動詞をつないでいます。どちらも might の後ろにある動詞で、might jump 〜 and (might) kill herself と読みます。「飛び込んで、そして命を落とす」という一続きの心配です。

stopped to 〜 は「〜するために立ち止まった」

後半の stopped to see は、この文でいちばん読み違えやすい部分です。stop の後ろに to 〜 と 〜ing のどちらが来るかで、意味が大きく変わるからです。

stop 〜ing は「〜するのをやめる」です。He stopped smoking. なら「彼はたばこをやめた」になります。一方、stop to 〜 は「〜するために立ち止まる」です。He stopped to smoke. なら「彼はたばこを吸うために立ち止まった」で、意味がほぼ反対になります。

stop to 〜 の stop は「(していたことを止めて)立ち止まる」という意味で、後ろの to 〜 は「〜するために」という目的を表しています。今回、男は急ぎ足で坂を上っている途中でした。その歩みを止めた目的が、to see if he could help her(力になれるかどうか確かめるため)です。急いでいたのに、わざわざ足を止めて声をかけた男の親切さが、この形に表れています。

読むときは、stop の後ろが to なのか 〜ing なのかを、必ず確認するようにしましょう。この1語の違いを見落とすと、「助けるのをやめた」のように、話がまったく逆になってしまいます。

see if 〜 は「〜かどうか確かめる」

最後の see if he could help her の see は「見る」ではなく、「確かめる、様子を見る」という意味です。また、if も「もし〜なら」ではなく、「〜かどうか」という意味です。see if 〜 で「〜かどうか確かめる」という決まった形になります。

ここで could が使われているのも、might と同じ時制の一致です。男の心の中の言葉は I’ll see if I can help her.(力になれるかどうか見てみよう)で、can が過去の文に合わせて could になっています。直訳すると「力になれるかどうか確かめるために」となりますが、和訳では日本語として自然な「何か力になれないかと」にしました。

see if 〜 は、日常会話や仕事でもとてもよく使います。Let me see if he’s available.(彼の手が空いているか確認しますね)や I’ll see if there are any seats left.(空席があるか確認してみます)のように、何かを確認するときの定番の言い方です。if を見て反射的に「もし」と訳さず、動詞のすぐ後ろの if は「〜かどうか」の可能性が高い、と覚えておくと、読み違いを防げます。

ストーリーの和訳を確認

ストーリーの和訳や単語リストは以下の記事に掲載しております。

「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。

ぜひこちらの記事も一緒にご覧ください。


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当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。

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👉 先週のSpeak記事はこちら

この記事を書いた人
ESEリスナー

学生時代から英語が苦手だった私ですが、職場のグローバル化という現実に直面したことをきっかけに、NHK『Enjoy Simple English』とAIを組み合わせた学習法と出会い、英語学習がようやく「続けられるもの」になりました。
仕事でのキャリアチャンスを逃したくない、家族と海外旅行を楽しみたい——そんなリアルな動機を持ちながら、学習者目線で毎日更新しています。
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