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「あまりに~なので」を表すso ~ that …の使い方|ESEチャンク解説(10/9)

金曜日:小泉八雲が愛した日本の民話

このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、

  • 本文和訳
  • チャンク&単語解説

を毎日更新しています。

この記事は10月9日(金)に放送された「Oshidori(おしどり)」のチャンク解説記事です。

ストーリーの中に出てきた日常会話で役立つチャンクや読解の難易度が高い長文などをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。

ちなみに10月9日のストーリーの和訳はこちらの記事からご確認できます。ぜひご確認ください。

ではさっそく、今日の解説内容を見ていきましょう!

日常生活で使えるチャンク解説

チャンクPickUP

“She cried so sadly that Sonjo felt like his heart was being torn out.”
(日本語訳)「女はあまりにも悲しそうに泣くので、尊允は胸が引き裂かれるような気がしました。」

構成パーツの解説

パーツ意味役割
She cried彼女は泣いた前半の主語+動詞
so sadlyあまりに悲しそうにso+副詞(程度の大きさ)
thatその結果結果をつなぐ接続詞
Sonjo felt like 〜尊允は〜のように感じた後半の主語+動詞
his heart was being torn out胸が引き裂かれているfelt like の中身

so 〜 that … は、「あまりに〜なので、…だ」という意味の形です。so の部分が原因と程度、that の後ろがその結果になります。今回の本文には、cried so sadly that、cries were so sad that、felt so real that と、この形が3回出てきました。女の悲しみの深さと、夢の生々しさを強調しています。

2つの文をつなぐ形で、前から順に「とても〜だった → その結果…」と読めます。日本語の「〜なので…」と同じ順番なので、使い勝手がよさそうだと感じました。今回は悲しい場面ばかりでしたが、ポジティブな場面でも使えます。The view was so beautiful that I couldn’t stop taking pictures.(景色があまりに美しくて、写真を撮るのをやめられなかった)のように、程度が大きくて結果こうなった、という関係があれば場面は選びません。

文全体は「主語+動詞+so+〜+that+主語+動詞」の形です。so の後ろに何が来るかは、前半の動詞で決まります。be動詞なら形容詞で、主語の状態を表します。一般動詞なら副詞で、動作の様子を表します。本文の Her cries were so sad(泣き声が悲しかった)と She cried so sadly(悲しそうに泣いた)は、ちょうどこの対比になっていました。

気になったのが、that の省略です。話し言葉では I was so tired I fell asleep. のように that をよく省きます。そうなると、文が2つ並んでいるだけのように見えます。そこで、「とても」という程度を言わずに、ただ「〜だったので」と言いたいだけなら、so もなく that もない I was tired I fell asleep. のような形もありうるのかな、と考えました。

調べてみると、これは成り立ちませんでした。文が2つ並んでいても、あいだにつなぎの言葉がないと、英語ではひとつの文として認められないそうです。that を省略できたのは、前に so があって、「程度がとても大きい、続きがある」と予告してくれていたからでした。so がない場合は that だけを入れても I was tired that 〜 となり、やはり成り立ちません。

程度を言わずに「〜だったので」とつなぎたいときは、別の言葉を使います。I was tired, so I fell asleep.(疲れていたので、寝てしまった)のように , so でつなぐか、because を使います。

so の置き場所で意味が変わることも分かりました。, so+文は「だから」で、原因と結果をつなぐだけです。so that+文は、10/5の長文読解で扱った「〜するように」という目的の形です。so と that のあいだに形容詞や副詞が挟まっていれば「あまりに〜なので」、くっついていれば目的、と見分けられます。

もうひとつ紛らわしいのが、I was sad that he left.(彼が去ったことが悲しかった)のような形です。sad、glad、sorry などの気持ちを表す形容詞は、so がなくても that をとれます。ただしこの that 以下は、気持ちの理由で、先に起きたことです。She was so sad that he cried.(彼女があまりに悲しんでいたので、彼は泣いた)と She was sad that he cried.(彼が泣いたことが、彼女は悲しかった)では、so が1語あるかないかで原因と結果が入れ替わります。so の有無はとても大事なのだと納得できました。

日常会話例

私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつとしています。
職場での会話や、旅行時の会話を想定して例文を作りました。

ビジネス①

場面:会議のあとで、同僚のプレゼンをほめるとき
The presentation was so clear that everyone understood the plan right away.
(プレゼンがとても分かりやすかったので、全員がすぐに計画を理解しました。)

ビジネス②

場面:取引先へのメールの返信が遅れたことをおわびするとき
I was so busy that I forgot to reply to your email. I’m sorry.
(とても忙しくて、メールの返信を忘れていました。申し訳ありません。)

旅行①

場面:旅行から帰って、友人に旅先の夜景の話をするとき
The scenery around the hotel was so beautiful that I couldn’t stop taking pictures.
(ホテル周辺の景色があまりに美しくて、写真を撮るのをやめられませんでした。)

旅行②

場面:長旅のあとの出来事を、同行者に話すとき
I was so tired after the long flight that I fell asleep on the train.
(長いフライトのあとでとても疲れていて、電車で寝てしまいました。)


【広告】声に出す練習について

今日の「before you know it」のような表現は、いざ自分で言おうとしても、日々英語を話していないとなかなか出てきません。私自身がまさにそんな感じです。

そこで、AI英会話アプリの「Speak」で、声に出す練習を続けています。相手がAIなので、間違えても気をつかわずに何度でも言い直せるところが、私には合っていました。忙しくてできなかった週もありますが、自分のペースで続けられます。声に出す練習をしてみたい方はぜひ!

ちなみに先週は、このブログで実際に作った例文が、Speakのロールプレイでそのまま使えることができました!

PickUP読解

今回の一文
“This sad, terrible feeling is something I cannot explain.”
(日本語訳)「この悲しくつらい気持ちは、言葉では言い表せません。」

構成パーツの解説

パーツ意味役割
This sad, terrible feelingこの悲しくつらい気持ち主語(形容詞2つが feeling を説明)
is〜だ動詞(be動詞)
something何か、もの補語(文の骨組みの最後)
(that)―関係代名詞(省略されている)
I cannot explain私が説明できないsomething を後ろから説明

読解のポイント

名詞のすぐ後ろに主語+動詞:関係代名詞 that の省略

この文の中心は、something I cannot explain のつながりです。名詞の something のすぐ後ろに、I cannot explain という主語と動詞が続いています。英語では名詞と主語が直接並ぶことは普通ないので、これは関係代名詞が省略されている合図です。省略せずに書くと something that I cannot explain で、「私が説明できない何か」になります。

なぜ省略できるのかも確かめました。something を後ろの文に戻すと、I cannot explain something. になります。something は explain の目的語の位置に戻ります。関係代名詞が後ろの文の目的語の役割をしているときは、省略できるということでした。

逆に、主語の役割をしているときは省略できません。a feeling that hurts me(私を傷つける気持ち)は、戻すと a feeling hurts me で、a feeling が主語です。ここで that を省くと、「気持ちが私を傷つける」という別の文になってしまいます。

9/21の長文読解で扱った But one thing I know is that 〜 も、同じ形でした。one thing (that) I know は、戻すと I know one thing. で、one thing が目的語です。名詞の後ろに主語+動詞が来る形も、省略できる理由も同じだと分かって、前に学んだことがつながりました。

This sad, terrible feeling:コンマで並ぶ形容詞

主語は、feeling の前に sad と terrible の2つの形容詞がコンマで並んでいます。どちらも同じ重さで feeling を説明していて、「悲しい、そしてつらい」という意味です。and でつなぐ代わりにコンマで並べると、気持ちを重ねて言うような響きになります。悲しみに暮れる女のセリフなので、感情があふれ出している感じが伝わってきました。

「何かだ」を述語にする:自然な日本語への訳し方

最後に訳し方です。英語は「A is something+説明」で、「Aは、〜な何かだ」と名詞で文を締めます。まず「これは何かだ」と大きく言い、それがどんな何かかを後ろで説明する順番です。

直訳すると「この悲しくつらい気持ちは、私が説明できない何かです」となります。ここから「私が」「何か」を整理して「説明できないものです」、さらに述語の形にして「説明できません」と整えていきました。日本語は「Aは〜ものです」より、「Aは〜できません」と述語で締めるほうが自然だからです。explain は「説明する」ですが、感情について言うときは「言葉で言い表す」とすると、女の気持ちの深さが伝わります。それで「言葉では言い表せません」という訳になりました。

この「A is something+主語+動詞」の形は、日常会話でもよく使うそうです。This is something I’ve always wanted to do.(これは、ずっとやりたかったことなんです)や、Honesty is something I really value.(誠実さは、私がとても大切にしていることです)のように使えます。

ストーリーの和訳を確認

ストーリーの和訳や単語リストは以下の記事に掲載しております。

「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。

ぜひこちらの記事も一緒にご覧ください。


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先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介

毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。

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👉 先週のSpeak記事はこちら

この記事を書いた人
ESEリスナー

学生時代から英語が苦手だった私ですが、職場のグローバル化という現実に直面したことをきっかけに、NHK『Enjoy Simple English』とAIを組み合わせた学習法と出会い、英語学習がようやく「続けられるもの」になりました。
仕事でのキャリアチャンスを逃したくない、家族と海外旅行を楽しみたい——そんなリアルな動機を持ちながら、学習者目線で毎日更新しています。
筆者の詳細が気になる方は、名前のリンクをクリックしてご覧ください。

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