このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週火曜日は「オリジナル・ファンタジー・ストーリー”Short Fantasy Stories”」です。ちょっと不思議な物語が描き出す、私たちの日常のひとコマ。ぜひお楽しみください。
本日のShort Fantasy Storiesのストーリーは「An Adventure of a Girl (Part 1)(ユナの小さな冒険 前編)」です。
【本日の放送をテキストで読んだ感想】
読んで、ほぼ全て理解することができました。小さくなると、いつもと同じサイズのチョコをたくさん食べられるようになっていいなと思いましたが、小さい虫が巨大に感じるデメリットの方が大きいので、小さくなりたくないと感じました(笑)
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
An Adventure of a Girl (Part 1)(ユナの小さな冒険 前編):和訳
1ページ目
ママ:ユナ、座りなさい。
ユナ:どうして?
ママ:話さないといけないことがあるの。
ユナ:私たち「話す」なんてしてないじゃない。話すのはいつもママだけ!しかもママは、私が聞きたくないことばかり言うんだから。
ママ:それはあなたに、もっといい人になってほしいからよ。とにかく座って、ユナ。
ユナ:嫌。
ママ:ユナ!
ユナ:ママはいつも「ダメ」しか言わない。ユナ、ダメよ、それはできません。ダメよ、それを着るべきじゃない。ダメ、ダメ、ダメ。
ママ:あなたを助けようとしているのよ。
ユナ:私を助けたいなら、放っておいて。ママの顔なんて見たくない。
ナレーション(ユナ):私はあまりに腹が立って、ママがまだ話している途中なのに、その場を離れてしまった。自分の犬のココがベッドの上にいるのが見えた。
ユナ:ココ、ママは最低!信じられない!
ココ:ワン!
ユナ:夏休みももうすぐ終わりだから、ゆっくりしたかったのに、ママが私に対して怒り始めたの。
2ページ目
ココ:ワン……
ユナ:ああ!自由が欲しい!
ナレーション(ユナ):ちょうどその時、目の前の世界が変わり始めた。すべてが……大きくなっていった。
ユナ:どうなってるの?どうして私の天井が私から遠ざかっていくの?それに本棚が……高くなっていく!止まった。ちょっと待って。変わったのは私の部屋じゃない。私自身だ。私、小さくなったんだ。どうしよう!
ママ:(コンコン)ユナ、私……私たち、まだ話は終わっていないわ。仕事に行かないといけないの。だから、また後で話しましょうね?
ユナ:いいよ!ふう。ココ、ママ行っちゃった。こんな姿、見られるわけにいかない。きっと「あなたのせいよ」って言うに決まってる。ママはいつも、私が何か悪いことをしたって、あら探しをするんだから。さて、と……ママはいなくなったし、私はリビングに行って、この自由を満喫しよう!
ココ:ワン、ワン!
3ページ目
ユナ:ソファがすごく大きく見える!ママは私がソファに飛び込むのが嫌いなんだけど……よし、行くぞ!わあー!まるで巨大なトランポリンみたい!あ、危ない、クッションの間に挟まりそうになった……でも、これ楽しい。
ナレーション(ユナ):私は小さな妖精のような姿になってしまったけれど、それは、普段ならママが怒るようなことを、全部やってみるチャンスでもあった。私は部屋を走り回り、キッチンの戸棚を開けて……そのまま開けっ放しにした。
4ページ目
ユナ:見て、これ見つけたよ!ママが食べちゃダメって言ってた、高いチョコレートだ!うーん、このチョコレート、すごく美味しい。小さいのも悪くないな。ママが、チョコレートについた小さな歯形を見た時の顔が楽しみ。へへへ。さて、冒険の続きに戻ろう……あれ?動けない。足の周りに何かある。ベタベタした白い糸みたい……あ、まさか……これ、クモの巣だ。ぎゃー!
ナレーション(ユナ):黒いクモが私に向かって近づいてきていた。おそらく大きなクモではなかったのだろうけれど、私にとっては、まるで巨大な宇宙人のように見えた。
ユナ:近づかないで!
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
天井
本棚
妖精
糸
チャンクPickUP
“We don’t ‘talk’. It’s only you who does the talking!”
(日本語訳)「私たち「話す」なんてしてないじゃない。話すのはいつもママだけ!」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| It is | 〜は | 強調構文の枠組み | It is/wasで始まる |
| only you | あなただけ | 強調される要素 | only+人が挟まれる |
| who does the talking | 話をする(人) | 関係詞節(強調構文の一部) | doの代動詞的用法 |
この文は、一見すると関係代名詞(who)が名詞(you)を後ろから修飾しているように見えますが、実は「強調構文(It is ~ who/that …)」という特別な構文です。強調構文の基本形は It is + 強調したい要素 + who/that + 残りの部分 です。元になる普通の文は You do the talking.(あなたが話をする)ですが、これを強調構文にすると It is you who does the talking.(話をしているのは、他でもないあなたなんだ)となり、you の部分がスポットライトを当てられたように強調されます。今回はさらに only(〜だけ)が加わり、「話しているのはあなただけなんだ!」という、より強い非難・不満のニュアンスが込められています。
「〜なのは、他の誰でもなく、まさに◯◯だ」と、特定の人・物・事柄を強く際立たせて伝えたい時に使う表現です。単なる事実の説明ではなく、相手に何かを強く印象づけたい、あるいは非難や反論の気持ちを込めて指摘したい場面でよく使われます。
普通の関係代名詞(後置修飾)と強調構文は、形は似ていますが、伝えたい熱量・目的が異なります。
- 通常の関係代名詞(後置修飾):The person who is talking is my sister.(話しているその人は、私の姉です)→ 単に説明しているだけで、特別な強調のニュアンスはない
- 強調構文(It is ~ who …):It is my sister who is talking.(話しているのは、私の姉なんです)→ 「他の誰でもなく、姉が」という点にスポットライトを当て、強く印象づけたい時に使う
見分け方のポイントは、文頭が It is/was で始まっているかどうかです。この強調構文は、強調したい要素(人・物・時・場所など)を It is/was と who/that の間に挟むだけで、様々な内容を強調できる、非常に汎用性の高い構文です。
日常会話例
私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつです。そのため例文は、職場でのビジネス場面と日常の場面を想定した4つを掲載しています。
ビジネス①
場面:チームの成功を、特定の人物の功績として強調して伝える
It was Tanaka-san who came up with this idea, not me.
(このアイデアを思いついたのは、私ではなく田中さんです。)
ビジネス②
場面:問題の原因が特定の一点にあることを強く指摘する
It’s the outdated system that’s causing all these delays.
(これらの遅延をすべて引き起こしているのは、他でもなく古いシステムなんです。)
日常①
場面:友人グループの中で、いつも遅刻する特定の人物を指摘する
It’s always you who shows up late!
(いつも遅れてくるのは、他でもなくあなたじゃない!)
日常②
場面:思い出の場所について、特別な瞬間があった場所だと強調する
It was this cafe that we first met at.
(私たちが初めて出会ったのは、他でもなくこのカフェだったんだよね。)
PickUP読解
今回の一文
“I turned into a little elf, but it was a chance to do all the things Mom usually gets angry about.”
(日本語訳)「私は小さな妖精のような姿になってしまったけれど、それは、いつもママが怒るようなことを、全部やってみるチャンスでもあった。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| I turned into a little elf | 私は小さな妖精になった | 前半の文 | |
| but it was a chance to do all the things | でもそれは、すべてのことをするチャンスだった | 後半の主節 | itは小さくなったことを指す |
| (that/which) Mom usually gets angry about | ママがいつも怒る(こと) | 関係代名詞節(省略) | aboutの後ろに目的語がない |
読解のポイント
目的格の関係代名詞の省略
all the things Mom usually gets angry about の部分は、本来 all the things that/which Mom usually gets angry about(ママがいつも怒りの対象にする、すべてのこと)となるところですが、目的格の関係代名詞が省略され、all the things の直後に Mom usually gets angry about が直接続いています。
関係代名詞節の見分け方(不完全な文)
関係代名詞節は、「本来、動詞や前置詞の目的語として文の後ろに来るはずの名詞が、先行詞として前に飛び出し、その名詞を関係代名詞節が後ろから説明する」という構造を作ります。元々の完全な文をイメージすると Mom usually gets angry about the things.(ママはいつも、その物事について怒る)となりますが、the things が先行詞として前に出たことで、about の後ろには目的語がない「不完全な文」になっています。この「本来あるべき場所に単語が欠けている」という違和感が、関係代名詞節を見抜く手がかりになります。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
母親との激しい口論の末、理解してもらえない苛立ちと自由への渇望を抱えたユナは、部屋へと駆け込む。すると突然、周りのすべてが大きくなっていくのに気づく――彼女自身が、小さな妖精のような姿に縮んでしまったのだ。パニックになる代わりに、ユナはこの奇妙な状況を利用し、普段ママに叱られること――ソファに飛び込んだり、戸棚を開けっ放しにしたり、禁じられたチョコレートをこっそり食べたり――を全部やってみることにする。しかし冒険は思わぬ展開を迎える。クモの巣に絡まってしまい、小さくなった彼女の視点からは巨大に見える黒いクモが、彼女に迫ってくるのだった。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです。
テキストには、毎日の英文スクリプトや語彙リストが掲載されており、学習効果を高めるのに非常に役立ちます。
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スピーキング力を鍛えたい方へ:AI英会話アプリSpeakの学習レポートも書いてます!
当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。
一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。




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