このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
を毎日更新しています。
この記事は10月21日(水)に放送された「Japan Helps Polish Orphans(日本がポーランドの孤児を救済)」のチャンク解説記事です。
ストーリーの中に出てきた日常会話で役立つチャンクや読解の難易度が高い長文などをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ちなみに10月21日のストーリーの和訳はこちらの記事からご確認できます。ぜひご確認ください。
ではさっそく、今日の解説内容を見ていきましょう!
日常生活で使えるチャンク解説
チャンクPickUP
“Let’s find out by listening to this amazing story.”
(日本語訳)「この驚くべき物語を聞いて、確かめてみましょう。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 役割 |
|---|---|---|
| Let’s | 〜しましょう | 読者への呼びかけ |
| find out | 調べて知る、わかる | 文の中心となる動詞のまとまり |
| by listening to this amazing story | この驚くべき物語を聞くことで | 知るための方法 |
find out は「調べたり、聞いたり、たまたま気づいたりして、知らなかったことを知る・わかる」という意味です。今回の Let’s find out は、「なぜポーランドの孤児たちが日本に来たのか」という謎を示したあとで、「物語を聞いて、その答えを確かめよう」と読者を誘う言い方です。まだ知らない答えを、これから知りに行くというニュアンスがよく出ています。ちなみに、10/7の「A Guitar Comes Home」の冒頭にも Let’s find out more about this amazing story. という同じ言い方が出てきました。
この表現を使いこなすカギは、know との違いです。日本語の「知る」には、「彼の名前を知っている」のような、すでに知っている状態と、「昨日そのことを知った」のような、知らなかったことがわかる瞬間の、2つの意味が混ざっています。英語では、前者を know、後者を find out で言い分けます。know は「知っている」という状態、find out は「知らない → わかる」という変化を表します。
そのため、日本人がやりがちなのが「知った」を know で言ってしまう間違いです。「昨日知った」のつもりで I knew it yesterday. と言うと、「(前から)知っていた」「やっぱりね」という意味になってしまいます。知った瞬間を言いたいときは、I found out yesterday.(昨日知ったんだ)と found out を使います。
find out の後ろには、いくつかの形が続きます。find out about 〜 は「〜について知る」で、I found out about the event online.(そのイベントのことはネットで知った)のように使います。find out that 〜 は「〜ということがわかる」で、I found out that the store was closed.(その店が閉まっているとわかった)のようになります。find out what / why / when / if 〜 は「何が/なぜ/いつ/〜かどうかを調べる」で、Let me find out what happened.(何があったか調べてみます)のように使います。
似た言葉との違いも押さえておくと安心です。find は、I found my keys.(鍵を見つけた)のように、鍵や財布などの「物」を見つけるときに使います。find out は、情報や事実、答えのような「目に見えないこと」を突き止めるときに使います。また、learn も「知る」と訳されることがありますが、I learned about it from the news.(ニュースでそれを知った)のような、少しかたい中立的な言い方です。find out は、自分で調べて突き止めたり、思いがけず気づいたりする「発見」のニュアンスが強く、会話ではこちらのほうがよく使われます。
ビジネスの場面では、I’ll find out and get back to you.(確認して、折り返しご連絡します)、Let me find out.(確認してみます)、Let me know when you find out.(わかったら教えてください)がそのまま使える定番フレーズです。その場で答えられない質問を受けたときに、I don’t know. で終わらせず I’ll find out. と返すと、「調べて対応します」という前向きな印象になります。日常会話では、How did you find out?(どうやって知ったの?)、I just found out!(今知ったよ!)、You’ll find out.(そのうちわかるよ)がよく使われます。
発音にも少しコツがあります。find と out はつながって「ファインダウト」のように、found out は「ファウンダウト」のように聞こえます。聞き取りのときにも意識しておくと、耳に入りやすくなります。
日常会話例
私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつとしています。
職場での会話や、旅行時の会話を想定して例文を作りました。
ビジネス①
場面:取引先からその場で答えられない質問を受け、確認を約束するとき。
I’ll find out and get back to you.
(確認して、折り返しご連絡します。)
ビジネス②
場面:取引先への納品日を確かめるよう、同僚に頼むとき。
Could you find out when the shipment will arrive?
(荷物がいつ届くか、調べてもらえますか?)

旅行①
場面:旅先で友人が見つけてきたおしゃれなレストランに入ったとき。
How did you find out about this restaurant?
(このレストラン、どうやって知ったの?)
旅行②
場面:翌日の観光プランを立てながら、同行者に声をかけるとき。
Let’s find out what time the museum opens.
(美術館が何時に開くか、調べてみよう。)
【広告】声に出す練習について
今日の「find out」のような表現は、いざ自分で言おうとしても、日々英語を話していないとなかなか出てきません。私自身がまさにそんな感じです。
そこで、AI英会話アプリの「Speak」で、声に出す練習を続けています。相手がAIなので、間違えても気をつかわずに何度でも言い直せるところが、私には合っていました。忙しくてできなかった週もありますが、自分のペースで続けられます。声に出す練習をしてみたい方はぜひ!
PickUP読解
今回の一文
“They warmly welcomed Japanese children who were affected by the 1995 earthquake in the Kansai area.”
(日本語訳)「1995年に関西地方で起きた地震で被災した日本の子どもたちを、温かく迎え入れてくれたのです。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 役割 |
|---|---|---|
| They | 彼らは(ポーランドの人々は) | 主語(前の文の the Polish people を指す) |
| warmly welcomed | 温かく迎え入れた | 動詞(warmly が welcomed を修飾) |
| Japanese children | 日本の子どもたち | 迎え入れた相手 |
| who were affected by 〜 | 〜の被害に遭った | children を後ろから説明する |
| the 1995 earthquake in the Kansai area | 1995年に関西地方で起きた地震 | 被害の原因 |
読解のポイント
who 以下は、直前の children を後ろから説明している
この文で最も大事なのは、who were affected by 〜 が Japanese children を説明している点です。日本語では「被災した子どもたち」のように説明を名詞の前に置きますが、英語では名詞を先に言ってから、who 以下で後ろから説明を足します。読むときのコツは、文の動詞がすでに出ているかを確認することです。この文では、who より前に They warmly welcomed という主語と動詞がそろっているので、who 以下は文の中心ではなく、children に付いた説明だとわかります。「人+who」が出てきたら、「どんな人か」の説明が始まる合図だと考えると、迷わずに読めます。
ちなみに、who were を省いて Japanese children affected by the 1995 earthquake と言うこともでき、意味は同じです。ニュースや説明文では、この省略された形もよく見かけます。また、主語の They は、前の文の the Polish people were happy to help Japan を受けて「ポーランドの人々」を指しています。かつて日本に助けられたポーランドの人々が、今度は被災した日本の子どもたちを迎え入れた、という恩返しの流れがこの文に込められています。
were affected by 〜 は「〜の被害に遭った」
affect は「〜に影響を与える」という動詞で、were affected by 〜 は受け身の形で「〜によって影響を受けた」という意味になります。地震や台風などの災害について使うときは、「被害に遭った」「被災した」という意味になり、The town was affected by the typhoon.(その町は台風の被害を受けた)や Many people were affected by the flood.(多くの人が洪水の被害に遭った)のように使われます。直訳の「地震によって影響を受けた子どもたち」でも意味は通じますが、災害の文脈では「被災した」と訳すと自然な日本語になります。なお、似た形の effect(影響、効果)は名詞で、affect は動詞です。つづりがよく似ているので、書くときに混同しやすい組み合わせです。
the 1995 earthquake と、時期を後ろに置く言い方の違い
the 1995 earthquake のように年を名詞の前に置くと、「1995年の地震」という意味になります。数字が形容詞のように earthquake を説明している形で、後ろの in the Kansai area は、children ではなく earthquake にかかっています。「関西地方にいた子どもたち」ではなく、「関西地方で起きた地震」で、このまとまり全体が1995年1月に起きた阪神・淡路大震災を指しています。
時期を後ろに置いて、the earthquake in the Kansai area in 1995 や the earthquake that hit the Kansai area in 1995(1995年に関西地方を襲った地震)と言うこともできます。意味は同じですが、伝わり方に少し違いがあります。年を前に置くと、年が earthquake にくっついて「1995年の地震」という一つの名前のようなまとまりになり、多くの人が知っている特定の出来事を短く指すのに向いています。ニュースの見出しや歴史の説明でよく使われ、the 2011 earthquake(2011年の地震)も同じパターンです。今回の本文も、ポーランドの人々が恩返しをした「あの地震」を一言で示すために、この形が使われていると考えられます。一方、後ろに置くと「いつ起きたか」を付け加える情報として説明する言い方になり、in January 1995(1995年1月に)のように情報を足したいときは、こちらのほうが自然です。後ろに置く場合は、in the Kansai area in 1995 のように「場所 → 時」の順番が基本で、英語では場所と時を並べるとき、場所を先、時をあとに置くのが一般的です。
ストーリーの和訳を確認
ストーリーの和訳や単語リストは以下の記事に掲載しております。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
ぜひこちらの記事も一緒にご覧ください。
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スピーキング力を鍛えたい方へ:AI英会話アプリSpeakの学習レポートも書いてます!
当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。
一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。




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