このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週水曜日は「世界の偉人伝”Heroes and Giants”」です。日本を、世界を動かした偉人達。誰もが知るその偉業とちょっと意外なその素顔を英語で味わいましょう。
本日のHeroes and Giantsのストーリーは「Edmund Hillary(エドモンド・ヒラリー)」です。
【本日の放送をテキストで読んだ感想】
今回はある程度ストーリーを理解することができました。目標に向かって決して諦めずにやり遂げることは非常に重要ですね。また、成し遂げた後もそこで終わることなく冒険し続ける姿勢に感銘を受けました。ちなみに sherpas(シェルパ)とは、ヒマラヤ山脈の高地に暮らすネパールの少数民族の名前だそうです。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Edmund Hillary(エドモンド・ヒラリー):和訳
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「世界で一番高い山の名前は何でしょう?」
それはエベレスト山です。人によっては、チョモランマと呼ぶこともあります。その頂上に初めて到達した人物をご存知でしょうか?これは、その人物の物語です。
エドモンド・ヒラリーは1919年、ニュージーランドのオークランドに生まれました。彼の父は養蜂業を営んでおり、若きヒラリーはその家業を手伝っていました。彼は後に、蜂の重い箱を運んだことが、自分を強くしてくれたと語っています。彼はまた、冒険小説を読むことが大好きでした。彼は毎日、学校への行き帰りに3時間電車に乗っていました。しかしその時間を、彼は楽しんでいました。なぜなら、その間に本を読むことができたからです。
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ヒラリーが16歳の時、学校の旅行でルアペフ山に登り、初めて雪を目にしました。彼は雪に覆われた山々に魅了され、スキーと登山を始めました。彼は強く健康でしたが、スポーツはあまり得意ではありませんでした。しかし、彼が特別だったのは、決して諦めなかったことです。何かを始めたら、最後までやり遂げようと全力を尽くしました。
その後、彼はニュージーランドで最も高い山に登りました。オーストリアやスイスアルプスの山々にも登りました。
1850年代、エベレスト山が世界で最も高い山だと認識されて以来、多くの冒険家たちがその頂上に立つことを夢見てきました。しかし、その中の多くが、頂上を目指す途中で命を落としました。
ヒラリーは1951年に初めて登頂に挑戦しましたが、成功しませんでした。その後1953年、ヒラリーに再びチャンスが訪れます。イギリス隊には14人の登山家、約20人のシェルパ、350人のサポーターがいました。彼らは3月にベースキャンプを設営し、5月には山頂から約1,000メートル下の場所にもう一つのキャンプを設けました。他の2人の登山家が先に挑みましたが、失敗して戻ってきました。そこで5月28日、ヒラリーと、テンジンという名の非常に経験豊かなシェルパが、頂上により近い場所でキャンプをしました。そして5月29日午前11時30分、二人は頂上に到達した最初の人類となったのです。
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ヒラリーの冒険はそこで終わりませんでした。彼はその後もヒマラヤや南極の探検を続けました。彼は冒険を愛していましたが、自分が探検した土地に暮らす人々のために、何かをしたいとも考えていました。そこで彼は、1960年代に「ヒマラヤン・トラスト」という財団の設立に協力し、病院や学校を建てました。ヒラリーはまた、ネパールの環境保護についても発言しました。彼はこう述べています。
「エベレストに登頂した後の私の人生の方が、より重要なものだった。」
ヒラリーの顔は現在、ニュージーランドの5ドル紙幣に描かれており、彼は今も人々に愛され続けています。ヒラリーはこうも言いました。
「私たちが征服するのは山ではなく、自分自身なのだ。」
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
頂上
経験豊かな
財団
征服する
チャンクPickUP
“It’s not the mountain we conquer, but ourselves.”
(日本語訳)「私たちが征服するのは山ではなく、自分自身なのだ。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| It’s not | 〜ではない | 否定 | not A but Bの枠組み |
| the mountain (that) we conquer | 私たちが征服する山 | 名詞句+関係代名詞節(省略) | Aの位置 |
| but | しかし | 接続詞 | 対比 |
| ourselves | 私たち自身 | 代名詞 | Bの位置 |
It’s not A, but B は「AではなくBだ」という、対比を明確に示す定番構文です。今回は the mountain(山)を否定し、ourselves(私たち自身)を肯定するという、強い対比の構造になっています。the mountain の直後にある we conquer は、目的格の関係代名詞(that/which)が省略された形で、「私たちが征服する(その)山」という意味を作っています。
一般的に思われていること・当然だと思われていることを否定し、実はもっと本質的な・意外な答えがあることを示したい時に使われる、印象的な言い回しです。not A but B の型は、スピーチや名言、説明文などで、対比を際立たせて強く印象づけたい場面で頻出します。
not A but B の基本形では、動詞は含まれず、名詞や形容詞などのシンプルな要素同士が対比されます(例:It’s not luck, but effort.)。しかし、今回のように A や B の位置に「関係代名詞節を伴う名詞句」が入ることもあり、その場合はその名詞句の中に動詞(we conquer)が自然に組み込まれます。つまり「私たちが征服するのは」が関係代名詞としてAを修飾する形になっているために、動詞を含む構造になっているのであり、not A but B 自体に決まった動詞の位置があるわけではありません。AとBの部分には、単語一つが入ることもあれば、節を含む長い名詞句が入ることもある、という柔軟性がある構文です。
日常会話例
この表現は、シンプルな形と関係代名詞を含む形の2パターンがよく使われるので、それぞれのパターンをビジネス・日常の場面で1つずつ、計4つご紹介します。
ビジネス①(シンプルな形)
場面:プロジェクトの成功要因について、部下に伝える
It’s not luck, but preparation.
(それは運ではなく、準備なんだ。)
ビジネス②(関係代名詞を含む形)
場面:評価されるべきは結果ではなく、努力の過程であると伝える
It’s not the result you achieve, but the effort you put in.
(評価されるべきは、あなたが出した結果ではなく、あなたが注いだ努力なんだ。)
日常①(シンプルな形)
場面:旅の思い出について、友人に語る
It’s not the destination, but the journey.
(大切なのは目的地ではなく、旅そのものだよ。)
日常②(関係代名詞を含む形)
場面:人間関係で大切にしていることを友人に伝える
It’s not the mistakes you make, but the lessons you learn from them.
(大切なのは、あなたが犯す失敗ではなく、そこから学ぶ教訓だよ。)
PickUP読解
今回の一文
“He later said that carrying heavy boxes of bees helped him become strong.”
(日本語訳)「彼は後に、蜂の重い箱を運んだことが、自分を強くしてくれたと語っています。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| He later said | 彼は後に語った | 主節 | |
| that carrying heavy boxes of bees | 蜂の重い箱を運ぶことが | that節の主語(動名詞句) | carryingは動名詞 |
| helped him become strong | 彼が強くなるのを助けた | that節の述部 | help+人+動詞の原形 |
読解のポイント
動名詞が主語になる構文
carrying heavy boxes of bees は、動詞 carry(運ぶ)を ~ing 形にした動名詞で、「〜すること」という意味の名詞のかたまりを作り、that節の主語になっています。動名詞は「〜すること」という意味で名詞のように扱われ、文の主語・目的語などになれる点が特徴です。
help + 人 + 動詞の原形
help + 人 + 動詞の原形 は「(人)が〜するのを助ける」という意味の使役的な構文です。help him become strong で「彼が強くなるのを助けた」という意味になります。help はこの構文で、動詞の原形(become)だけでなく to不定詞(to become)を使うこともでき、どちらも可能な、比較的柔軟な動詞です。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
1919年にニュージーランドで生まれたエドモンド・ヒラリーは、父の養蜂業を手伝う幼少期を通して、体力と冒険への愛を育んでいった。16歳で山に出会って以降、決して諦めないという強い意志が彼の人生を形づくった。1953年、2年前の失敗を経て、ヒラリーはシェルパのテンジンとともに、エベレスト山の頂上に初めて到達した人類となった。しかし彼の功績はそこで終わらなかった。ヒマラヤン・トラストを設立し、その後の人生の多くをヒマラヤの人々を支えることに捧げた。彼は、登頂した後の人生の方こそが、より重要だったと考えていたのだ。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
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ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです。
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スピーキング力を鍛えたい方へ:AI英会話アプリSpeakの学習レポートも書いてます!
当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。
一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。




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