エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳&チャンク解説(7/2)

木曜日:保健室ものがたり

このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、

  • 本文和訳
  • チャンク&単語解説
  • 英語での要約

を毎日更新しています。

毎週木曜日は「保健室ものがたり”Health Talks ~as school~”」です。学校の保健室を舞台に、心身にまつわるさまざまな症状と対処法をやさしい英語で解説されています。

本日のHealth Talks ~as school~のストーリーはThunderstorms(雷から身を守るために)です。

【本日の放送をテキストで読んだ感想】
今回も読みやすい文章で、概ね理解することができました。雷から身を守る際の注意点は知っている内容ばかりでしたが、勘違いしている人もいると思うので、改めて要注意だと感じました。あとテキストの挿絵で落雷の音が「KABOOM!」と書かれていましたが、これは英語で爆発音や衝撃音を表す擬音語だそうです。初めて知りました。

「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。

また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。

ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!

Thunderstorms(雷から身を守るために):和訳

1ページ目

ナレーション:この物語は中学校で起こる。その日の授業はすでに終わり、陸上部が校庭で練習している。養護教諭の田中先生は、正門からその様子を見守っている。

田中先生:うーん、空がだんだん暗くなってきたわね……

学校放送:これは学校からのお知らせです。雷雨の危険があります。屋外にいる生徒は、すぐに建物の中に入ってください。

田中先生:さあ、急いで、みんな!今すぐ中に入って!

女子1:怖いです、田中先生。

男子1:あの雷、見ましたか?

田中先生:みんな中に入った?

女子1:たぶん入ったと思います。

田中先生:ガラスのドアから離れましょう。

男子2:つい数日前にも雷雨がありませんでしたか?

男子1:何回あったか数えられないくらいです。

田中先生:そうね、雷雨は普通6月から9月の間によく起こるの。みんな、建物の中にいれば安全だから心配しないで。

男子2:あの雨を見て。すごい降りです!田中先生!まだ外にいる生徒がいます!木の下に立っています。

2ページ目

田中先生:あら、いけない!それはすごく危険よ。ちょっと!みんな中に入らないと!その木から離れて!

* * *

女子2:なぜ私たちに中に入るように言ったんですか?両親が、雷が出たら木に走って下で待つべきだって言ってました。

田中先生:木の下には絶対にいてはいけないの。実は、雷は高い木にこそ落ちやすいのよ。

女子2:あ、今それを知れてよかったです。

男子2:でも近くに建物がない場合はどうすればいいんですか?

田中先生:近くに建物がない場合は、木から少なくとも4メートル離れて、低い姿勢を保ってね。

3ページ目

男子1:わかりました。質問があります。雷は高い場所に落ちると学びました。じゃあ、建物が木より高い場合、雷は建物に落ちないんですか?

田中先生:そうね、でもこの学校はコンクリートでできているの。だから雷がこの建物に落ちても、電気は外側に留まるのよ。建物の周りを流れて、内側には入ってこないの。車や電車も安全よ。

男子1:じゃあ、もし僕が外にいて、お母さんの車がすぐそばにあったら、車が金属でできていても、車の中に入るべきなんですか?

田中先生:そうよ、その通り。

4ページ目

男子1:わかりました!

女子2:私も質問があります。

田中先生:いいわよ。

女子2:誰かが雷に打たれたら、どうすればいいですか?その人をどう助けられますか?

男子2:そうだ!その人に触れるのは危険ですか?

田中先生:それはいい質問ね。人が雷に打たれても、電気はその人にとどまらないの。だから応急処置をしてあげてね。

女子1:救急車も呼ぶべきですね!

田中先生:そのとおり。

男子2:田中先生、もう雨も雷の音も聞こえません。もう家に帰れますか?

(雷鳴)

田中先生:もう少し待ちましょう……

日常生活で使えるチャンク&単語解説

ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。

チャンク&単語帳

以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!

土砂降りだ!

〜する可能性が高い

チャンクPickUP

“My parents said that if there is lightning, we should run to a tree and wait under it.”
(日本語訳)「両親が、雷が出たら木に走って下で待つべきだって言ってました。」

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
My parents said私の両親が言った主節
that〜ということ接続詞sayの内容を導く
if there is lightning,雷が出たら条件節There is + 不可算名詞
we should run to a tree私たちは木に走るべき従属節の内容①
and wait under itそしてその下で待つべき従属節の内容②

said that ~ は「〜と言った」という意味で、実際に誰かが口頭で発言したことを伝えるのが基本の使い方です。今回のように「両親が言っていた」という直接的な発言の伝達に使われます。本やネットで見聞きした情報を伝える場合は said that より I read that ~(〜と読んだ)や I heard that ~(〜と聞いた)の方が自然です。情報源自体が「〜と述べている」場合は says(その本/記事が言っている)という形にするのが自然です。

There is/are ~ は「〜がある・存在する」という存在を表す表現です。lightning(雷)は不可算名詞なので、There is lightning.(雷が発生している)という形になります。これは「雷という現象がその場に存在している」という状況を客観的に述べる表現です。

似た表現に It is lightning. もありますが、こちらは「(特定の光や音を指して)それは雷だ」という正体を説明する意味になり、There is lightning.(天候・状況の説明)とは役割が異なります。今日の文では天候現象そのものを表しているため There is が使われています。

日常会話例

私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつです。そのため例文は、職場でのビジネス場面と海外旅行中の場面を想定した4つを掲載しています。

ビジネス①

場面:上司から聞いたクライアント対応のアドバイスを同僚に伝える場面
My boss said that if there is a problem with the client, we should contact them immediately.
(上司が、クライアントに問題があったらすぐに連絡すべきだって言ってました。)

ビジネス②

場面:会議で報告された内容を別の同僚に伝える場面
The manager said that the new project will start next month.
(マネージャーが、新しいプロジェクトが来月始まると言っていました。)

日常①

場面:地震に対する備えについて家族から聞いた話を伝える場面
My mother said that if there is an earthquake, we should hide under a table.
(母が、地震があったらテーブルの下に隠れるべきだって言ってました。)

日常②

場面:地図アプリを見ながら、友人から聞いたカフェの情報を一緒にいる人に伝える場面
My friend said that this café has the best coffee in town.
(友人が、このカフェが街で一番美味しいコーヒーを出すって言ってました。)

PickUP長文読解

今回の一文
“If a building is higher than a tree, won’t the lightning hit the building?”
(日本語訳)「建物が木より高い場合、雷は建物に落ちないんですか?」

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
If a building is higher than a tree,建物が木より高い場合条件節higher thanは比較構文
won’t〜ではないのかwill notの短縮形(疑問文)否定疑問文
the lightning主語
hit the building建物に落ちる動詞+目的語

読解のポイント

否定疑問文 ― 前提となる予想・確信を伴う質問

否定疑問文は Won’t/Doesn’t/Isn’t + 主語 + 動詞 ~? のように、助動詞やbe動詞を否定形にして文頭に置く形です。肯定疑問文(Will the lightning hit the building?)は答えがイエスかノーかわからない純粋な質問ですが、否定疑問文(Won’t the lightning hit the building?)は話者の中に「当然そうなるはずだ」「〜じゃないの?」という予想・確信がすでにあり、それを相手に確認する・同意を求めるニュアンスを持ちます。今日の文では、男子1は「雷は高い場所に落ちる」という知識を学んだ上で、「だったら建物の方が高いなら、当然そこに落ちるはずでは?」という自分の推論に対する確認として否定疑問文を使っています。
否定疑問文に対する答え方は日本語と英語で感覚が逆になることがあるため注意が必要です。英語では答えの内容(will / won’t)に応じてYes/Noが決まるのに対し、日本語では「質問に対して同意するかどうか」ではい・いいえが決まるため、混乱しやすいポイントです。

higher than の比較表現

a building is higher than a tree(建物が木より高い)の higher than ~ は、形容詞の比較級 high → higher に than(〜よりも)を組み合わせた比較構文です。higher は1音節の形容詞 high の比較級なので -er を付ける形になっています。2音節以上の形容詞では -er の代わりに more ~ than を使うことが多い点も合わせて押さえておくと便利です(例:more dangerous than ~、more important than ~)。

本日の記事の要約

今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!

要約 日本語訳:
中学校で雷雨の警報が発表されると、養護教諭の田中先生は生徒たちを急いで建物内に避難させます。雷は高い木に落ちやすいため木から離れるべきだという、よくある誤解を訂正します。また、建物や車、電車は電気が内部ではなく外側を流れるため安全であることを教え、雷に打たれた人への応急処置の方法も説明します。

先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介

毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。

「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ESEの放送について

NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。

※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。

👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)

また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。

番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです
テキストには、毎日の英文スクリプトや語彙リストが掲載されており、学習効果を高めるのに非常に役立ちます。

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当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。

一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。

👉 先週のSpeak記事はこちら

この記事を書いた人
ESEリスナー

学生時代から英語が苦手だった私ですが、職場のグローバル化という現実に直面したことをきっかけに、NHK『Enjoy Simple English』とAIを組み合わせた学習法と出会い、英語学習がようやく「続けられるもの」になりました。
仕事でのキャリアチャンスを逃したくない、家族と海外旅行を楽しみたい——そんなリアルな動機を持ちながら、学習者目線で毎日更新しています。
筆者の詳細が気になる方は、名前のリンクをクリックしてご覧ください。

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