このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週水曜日は「世界の偉人伝”Heroes and Giants”」です。日本を、世界を動かした偉人達。誰もが知るその偉業とちょっと意外なその素顔を英語で味わいましょう。
本日のHeroes and Giantsのストーリーは「Edward Jenner(エドワード・ジェンナー)」です。
【本日の放送をテキストで読んだ感想】
今回は半分ほど理解できましたが、読み解けない部分もありました。ほんの些細なことや、少し耳にしたことが、何か大きなことを成し遂げるきっかけになることもあるんだと驚きました。私の生活の中にも、そんな種があるかもしれない!?そう思って日々生活しようと思います!
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Edward Jenner(エドワード・ジェンナー):和訳
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病気の人に近づくと、時にあなたも病気になってしまうことがあります。そのような病気を、私たちは「感染症」と呼びます。例えば、COVID-19は感染症です。感染症を地球上から完全になくすことは、ほぼ不可能だと言われています。しかし、人類がある感染症を消し去ることに成功した、ということをご存知でしょうか?それは「天然痘」です。天然痘は人々に高熱をもたらし、多くの命を奪いました。もし命を落とさずに済んだとしても、顔や体に痕を残すことがありました。
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天然痘は、過去3000年の間に、エジプトの王ラムセス5世やフランスの王ルイ15世を含む、多くの人々の命を奪ってきました。それは、世界で最も恐ろしい「殺し屋」の一つだったのです。ある一人の男性が、天然痘から人々を守る方法を見つけ出し、それを世界に広めました。彼の名は、エドワード・ジェンナーです。
ジェンナーは1749年、イングランドのバークレーという小さな町で生まれました。ジェンナーが12歳のとき、医学を学ぶために医師のもとで働き始めました。ある日、彼はある乳搾りの女性がこう言うのを耳にします。
「私は牛痘にかかったことがあるから、天然痘にはかからないのよ」
牛痘は、牛からうつることのある皮膚の病気ですが、天然痘ほど危険なものではありません。ジェンナーは、その乳搾りの女性の言葉を決して忘れず、後にそれが非常に重要な意味を持つことになります。1770年、ジェンナーは著名な外科医ジョン・ハンターのもとで学びました。ジェンナーはハンターに、牛痘について多くの質問をしました。ハンターは彼にこう助言しました。
「辛抱強く、そして正確であれ」
ジェンナーは1773年、故郷の町へ戻り、そこで医師として働き始めました。彼はハンターの助言に従い、牛痘の研究を始めました。彼は、子どもの頃に耳にした、乳搾りの女性たちが天然痘にかからないという話を思い出しました。そして1796年5月、ジェンナーはあの有名な実験を行いました。彼は、手に牛痘の水疱ができている乳搾りの女性を見つけます。彼女の水疱から少量の液体を採取し、それを8歳の少年に接種しました。
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少年は少し体調を崩しましたが、すぐに回復しました。それから2か月後、ジェンナーは天然痘の水疱から採った液体をその少年に接種しました。少年は天然痘にかかりませんでした。ジェンナーはこの結果を論文にまとめましたが、多くの人々はそれが事実だとは信じませんでした。そこで彼は、さらに多くの子どもたちに同じ実験を行いました。ジェンナーはこの治療法を「ワクチン」と名付けました。ワクチン接種は、ついに人々に受け入れられ、世紀の大発見となりました。恐ろしい病気から人々を守る安全な方法が、ついに見つかったのです。ジェンナーはこう語っています。
「世界最大級の問題の解決の一端を担うことができ、本当に幸せでした」
ジェンナーの功績のおかげで、世界保健機関(WHO)は1980年、天然痘が根絶されたと発表しました。彼の研究は、ワクチン接種と、病気を予防するための医学研究の礎となったのです。
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
感染症
天然痘
乳搾りの女性
牛痘
水疱
治療法
ワクチン
チャンクPickUP
“A safe way to protect people from the scary disease had been found.”
(日本語訳)「恐ろしい病気から人々を守る安全な方法が、ついに見つかったのです。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| A safe way to protect people from the scary disease | 恐ろしい病気から人々を守る安全な方法 | 主語 | |
| had | had(助動詞) | 過去完了 | |
| been found | 見つけられていた | 受動態の過去分詞 | 過去完了の受動態 |
had been + 過去分詞――このチャンク自体の汎用性を確認した
had been + 過去分詞(過去完了の受動態)は過去のある時点よりも、さらに前に完了していたことを表す時制で、今回の文脈では、ワクチンが人々に受け入れられ世紀の発見となった(前の文)という過去の時点から見て、それより前に「安全な方法が見つかっていた」という、時間の前後関係を表しています。過去完了の受動態のような形は、本当に日常的に使われるのかという疑問を最初に抱きましたが、had been + 過去分詞の形そのものは汎用性の高い構文とのことでした。
主語には「物・事」や「第三者」が入りやすいことを整理した
続けて、この型が実際どんな場面で使われるのか気になったので確認しました。had been + 過去分詞は受動態なので、「動作を受ける側」が主語になります。The problem had been solved.(その問題は解決されていた)のように、主語には物・事が入りやすく、行為者(誰がそれをしたか)よりも、その時点での状態・結果に焦点を当てたいときに選ばれることが分かりました。人が主語になる場合も、私やあなたのような話者自身・相手ではなく、he/she のような第三者など話者から一歩引いたものが主語になる場合が多いようです。客観的な立場から状況を説明したい場面に適しているためだと確認できました。
後ろに続く要素も確認した
最後に、had been + 過去分詞の後ろにどんな文が続くのかを確認しました。それ単体で文を完結させることもできますが、「誰によって」を補いたいときは by ~(動作主)、「いつまでに」を補いたいときは when / before / by the time ~(時の基準点)を表す節が続くことが多く、already(すでに)などの副詞が組み込まれることもよくある、という整理ができました。
日常会話例
私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつとしています。
この表現は、過去のある時点からさらに前に完了していたことを伝える場面で使えるということで、ビジネス・プライベートそれぞれの場面を想定した4つを掲載しています。
ビジネス①
場面:クライアントに連絡した結果を、同僚などに報告する場面
The issue had already been resolved by the time I contacted the client.
(クライアントに連絡した時点で、その問題はすでに解決されていました。)
ビジネス②
場面:会議に到着したときの状況を話す場面
The materials had already been distributed to everyone when I arrived at the meeting.
(会議に到着したとき、資料はすでに全員に配布されていました。)
プライベート①
場面:旅行先でホテルに到着したときの部屋の状況を話す場面
Our room had already been prepared when we arrived at the hotel.
(ホテルに着いたとき、私たちの部屋はすでに準備されていました。)
プライベート②
場面:友人の家で夕食を食べる時の驚いたエピソードを話す場面
Dinner had already been cooked by the time I got to my friend’s house.
(友人の家に着いたとき、夕食はすでに作られていました。)
PickUP読解
今回の一文
“He remembered the words he heard as a child about milkmaids not getting sick with smallpox.”
(日本語訳)「彼は、子どもの頃に耳にした、乳搾りの女性たちが天然痘にかからないという話を思い出しました。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| He remembered | 彼は思い出した | 主語+動詞 | |
| the words | 言葉を | 目的語 | |
| (that/which) he heard as a child | 子どもの頃に聞いた | 目的格関係代名詞(省略) | |
| about milkmaids not getting sick with smallpox | 乳搾りの女性たちが天然痘にかからないということについての | 修飾語句 | 動名詞の否定形 |
読解のポイント
目的格関係代名詞の省略に気づいた
the words he heard as a child の部分、the words の直後に関係代名詞が見当たらないことが気になったので確認しました。本来は the words (that/which) he heard as a child という形で、目的格の関係代名詞は省略されることが非常に多い、というルールがあることが分かりました。主格(the words that were said のように、後ろに動詞が直接続く形)は省略できない一方、目的格(the words that he heard のように、後ろに主語+動詞が続く形)は省略できる、という違いも整理できました。
about + 動名詞の否定形の作り方を確認した
about milkmaids not getting sick with smallpox の部分では、動名詞の否定がどう作られているのか確認しました。not を動名詞の直前に置く(not getting sick)というのが基本のルールで、milkmaids(乳搾りの女性たち)が動名詞(getting)の意味上の主語として、動名詞の直前に置かれている、という構造が分かりました。
about milkmaids ~ がどこにかかっているかを整理した
さらに、about milkmaids ~ が文全体のどこにかかっているのか確認したところ、直前の he heard as a child(子どもの頃に聞いた)ではなく、the words(言葉)を、he heard as a child と両方から説明している、という構造だと分かりました。「彼が子どもの頃に聞いた」という行為の説明と、「乳搾りの女性たちについての」という内容の説明が、それぞれ独立して the words にかかっている、という構造を意識すると、文全体の像がクリアになりました。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
1749年にイングランドで生まれたエドワード・ジェンナーは、長年医学を学ぶ中で、牛痘にかかると天然痘を防げるという乳搾りの女性の言葉を覚えていました。1796年、彼はある少年にまず牛痘を接種し、後に天然痘を接種することでこの考えを検証し、少年が天然痘にかからないことを発見しました。ジェンナーはこの治療法を「ワクチン」と名付けました。当初は疑われていたものの、ワクチン接種はやがて広く受け入れられ、現代医学の礎となりました。彼の功績により、世界保健機関は1980年に天然痘の根絶を宣言しました。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHK FMで放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです。
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スピーキング力を鍛えたい方へ:AI英会話アプリSpeakの学習レポートも書いてます!
当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。
一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。
ちなみに先週は訳あってSpeakができなかったので、先々週の記事を紹介しておきます。




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