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英語で「もし~したらどうしよう?」は?What if ~?の使い方|ESEチャンク解説(10/15)

木曜日:哲学者からの答え

このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、

  • 本文和訳
  • チャンク&単語解説

を毎日更新しています。

この記事は10月15日(木)に放送された「I’m Worried about My Future(自分の将来が不安)」のチャンク解説記事です。

ストーリーの中に出てきた日常会話で役立つチャンクや読解の難易度が高い長文などをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。

ちなみに10月15日のストーリーの和訳はこちらの記事からご確認できます。ぜひご確認ください。

ではさっそく、今日の解説内容を見ていきましょう!

日常生活で使えるチャンク解説

チャンクPickUP

“What if I make mistakes?”
(日本語訳)「もし失敗したらどうするんですか?」

構成パーツの解説

パーツ意味役割
What何が(起きる)?/どうする?相手に投げかける問い(後ろの部分が省略されている)
ifもし〜したら条件を作る
I make mistakes私が失敗するif の後ろの主語+動詞

「What if+主語+動詞?」は、「もし〜したらどうする?」「もし〜だったら?」という意味です。もとは What will happen if 〜?(もし〜したら何が起きる?)や What should I do if 〜?(もし〜したらどうすればいい?)のような文で、その真ん中が省かれて What if だけが残った形と考えると分かりやすいです。今回の What if I make mistakes? は、「挑戦を楽しめ」と言われたトムが、「でも、失敗したら?」と不安を口にした場面です。

気になったのは、if 単体とどう違うのか、という点でした。if は「もし〜なら」という条件を作る言葉です。If I make mistakes, I’ll try again.(もし失敗したら、またやり直します)のように、後ろに「じゃあどうなるか」という結果が来て、話し手が答えまで言い切ります。What if は、その結果の部分を自分では言わず、「何が起きる?」「どうする?」という問いにして相手に投げる形です。If I make mistakes. だけでは文が終わりませんが、What if I make mistakes? はそれだけで完結した質問になります。トムも答えを持たないまま問いを投げていて、それがショウヘイの「恐れないで」という答えにつながっています。

What if には、不安を口にする使い方と、案を出す使い方の2つがあることも分かりました。形はまったく同じなので、見分けるには中身を見ます。What if the train is late?(電車が遅れたらどうしよう)のように、if の後ろが自分ではどうにもできない悪い出来事なら不安です。What if we ask the manager?(部長に聞いてみるのはどう?)のように、we や you がこれからできる行動なら提案です。提案のときは What if we tried a different way? のように過去形にすることもあります。過去形にすると「あくまで仮の話だけど」という距離が出て、提案が少し控えめに聞こえます。

使うときに気をつけたい点もいくつかあります。まず、形が同じなので、場面によっては不安なのか提案なのか誤解されることがあります。What if we cancel the trip? は「旅行を中止にしたらどうなるんだろう」とも、「中止にしようよ」とも取れます。提案として言いたいなら、前後の会話で意図をはっきりさせると安心です。

次に、不安の What if を何度も重ねると、心配ばかりしている印象になります。What if 〜? What if 〜? と続けると、相手にも不安が伝わってしまいます。この話でショウヘイが「その怖い気持ちを楽しんで」と返しているのも、そうした「もしも」の連続から抜け出すためのアドバイスだと読めます。

最後に、提案の What if は軽い言い方なので、目上の人に使うときは、過去形の What if we tried 〜? にして柔らかくしたり、Would it be possible to 〜? のような丁寧な形を選んだりすると安心です。

日常会話例

私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつとしています。
職場での会話や、旅行時の会話を想定して例文を作りました。

ビジネス①

場面:大事なプレゼンを前に、同僚と提案内容の不安を話しているとき。(不安)
What if the client doesn’t like our proposal?
(もしクライアントが私たちの提案を気に入らなかったらどうしよう?)

ビジネス②

場面:スケジュールが合わず、会議の日程変更を提案するとき。(提案)
What if we move the meeting to Friday?
(会議を金曜日に移すのはどうですか?)

旅行①

場面:旅先で夜遅くまで観光していて、帰りの電車が心配になったとき。(不安)
What if we miss the last train?
(もし終電に乗り遅れたらどうしよう?)

旅行②

場面:旅行中、夕食の店を決めかねている友人に提案するとき。(提案)
What if we try the local restaurant near the station?
(駅の近くの地元のレストランに行ってみるのはどう?)


【広告】声に出す練習について

今日の「What if+主語+動詞?」のような表現は、いざ自分で言おうとしても、日々英語を話していないとなかなか出てきません。私自身がまさにそんな感じです。

そこで、AI英会話アプリの「Speak」で、声に出す練習を続けています。相手がAIなので、間違えても気をつかわずに何度でも言い直せるところが、私には合っていました。忙しくてできなかった週もありますが、自分のペースで続けられます。声に出す練習をしてみたい方はぜひ!

PickUP読解

今回の一文
“If you enjoy what you’re doing, you will always do your best and you should get good results.”
(日本語訳)「今していることを楽しめば、いつもベストを尽くすので、いい結果が得られるはずです。」

構成パーツの解説

パーツ意味役割
If you enjoyもしあなたが楽しめば条件(未来のことでも現在形)
what you’re doing今していることenjoy の目的語(what が名詞のまとまりを作る)
you will always do your bestいつもベストを尽くす結果①(will=確実な見通し)
andそして結果①と結果②をつなぐ
you should get good resultsいい結果が得られるはずだ結果②(should=見込み)

読解のポイント

what you’re doing は「今まさに取り組んでいること」

この話には、よく似た what の表現が2回出てきます。1ページ目でショウヘイが紹介したアリストテレスの言葉は Enjoy what you do today で、この文では what you’re doing です。what you do は「あなたがしていること」で、仕事や普段の活動など、習慣的にしていることを広く指します。一方、what you’re doing は進行形なので、「今まさに取り組んでいること」に焦点が当たります。4ページ目でショウヘイが Focus more on … what you are doing right now.(今まさにしていることにもっと集中して)と言っているのも同じ形です。将来の不安より目の前の今を楽しもう、というこの話のメッセージに、進行形がよく合っています。

この what は「何?」と聞く疑問詞ではなく、「〜すること/〜しているもの」という名詞のまとまりを作るはたらきで、the thing(s) that you’re doing と言い換えられます。enjoy の後ろに置かれているので、「何を楽しむのか」の「何を」の部分を、このまとまりがまるごと担っています。

if の中は未来のことでも現在形

「楽しめば」はこれから先の話ですが、If you will enjoy とはせず、If you enjoy と現在形になっています。英語では、if や when のように「条件・時」を表すまとまりの中では、未来のことでも現在形を使うのがルールです。未来であることは後半の will がすでに示しているので、if の中で重ねて言う必要がない、と考えると覚えやすいです。英文を書くときに will を入れてしまいやすい箇所なので、読むときから「if の中は現在形」と意識しておくと身につきます。

will と should の使い分けに、この話の考え方が表れている

後半の2つの結果は、助動詞の強さがはっきり違います。you will always do your best は、楽しんでいれば自然とベストを尽くすという、自分の取り組み方の話なので、will で言い切っています。you should get good results は、いい結果が得られる「はず」という言い方です。結果は相手や状況にも左右されるので、should で「そうなる見込みが高い」と一歩引いています。

この差は、話の中身ともつながっています。直前でトムは「目標ではなかったのに、いい結果が得られたということ?」と確認していました。エネルゲイアの考え方では、結果は目的ではなく、楽しんで取り組んだ先に付いてくるものです。だから、確実に言えるのは「ベストを尽くす」ところまでで、結果については should にとどめています。

なお、ここの should を「いい結果を得るべきだ」と訳すと、「結果を出さなきゃ」という意味になり、この話とは逆のメッセージになってしまいます。should には「〜すべき」と「〜するはず」の2つの意味があります。どちらかは、文脈が義務の話か見込みの話かで判断します。

ストーリーの和訳を確認

ストーリーの和訳や単語リストは以下の記事に掲載しております。

「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。

ぜひこちらの記事も一緒にご覧ください。


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先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介

毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
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👉 先週のSpeak記事はこちら

この記事を書いた人
ESEリスナー

学生時代から英語が苦手だった私ですが、職場のグローバル化という現実に直面したことをきっかけに、NHK『Enjoy Simple English』とAIを組み合わせた学習法と出会い、英語学習がようやく「続けられるもの」になりました。
仕事でのキャリアチャンスを逃したくない、家族と海外旅行を楽しみたい——そんなリアルな動機を持ちながら、学習者目線で毎日更新しています。
筆者の詳細が気になる方は、名前のリンクをクリックしてご覧ください。

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