このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週月曜日は「探検!世界の映えスポット”Picture-Perfect Spots on Planet Earth”」です。地球への移住を検討中の宇宙人コンビ・イチカとバチカが再び登場!世界各地の、写真映えする絶景を巡る旅へ。
本日のPicture-Perfect Spots on Planet Earthのストーリーは「Angkor Wat(アンコール遺跡群)」です。
【本日の放送をテキストで読んだ感想】
今回も概ねストーリーを読み取ることができました。建物が木に食べられちゃっているって、可愛い表現ですね。巨大な自然と、たくさんの遺跡が入り混じったアンコール・ワットとその周辺、ぜひ一度行ってみたいものです!
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Angkor Wat(アンコール遺跡群):和訳
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バチカ:うわあ!これは何?あの石造りの建物、木に食べられちゃってるみたい!ここがアンコール・ワットなの?
ガイド:いいえ。そこには後で行きます。アンコール・ワットの周りには、数百もの遺跡があるんですよ。これはタ・プロームという、少し小さめの遺跡です。12世紀後半に建てられました。
バチカ:ああ、遺跡なんだね。
ガイド:その通りです。このエリア一帯は、かつてクメール王朝の古都だったんです。
バチカ:なるほど。でも、それが都の一部だったなら、どうして巨大な木の怪物に襲われているみたいに見えるの?
ガイド:いい質問ですね。クメール王朝が15世紀に力を失うと、人々はこの都市を離れ、その後何百年もの間、ジャングルがこの場所を覆い続けたんです。
バチカ:わあ。自然の力ってすごいんだね。なんて光景だろう!
ガイド:気に入ってもらえて嬉しいです。さあ、それではアンコール・ワットへ向かいましょう。
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***
バチカ:これがアンコール・ワットなんだね。中央に塔が見えて、両側に建物があって、緑の芝生がある。まるで王宮みたい!
ガイド:カンボジアの人々にとって、特別な場所なんです。だからこそ、私たちの国旗にも描かれているんですよ。
バチカ:面白いね。それで、いつ建てられたの?
ガイド:12世紀に、ヒンドゥー教の寺院として建てられました。でも後に、仏教寺院へと姿を変えたんです。
バチカ:2つの異なる宗教が、同じ寺院を使っていたなんて――興味深いね!じゃあ、この場所はずっと有名な寺院だったの?
ガイド:いいえ。世界的に有名になったのは1860年代のことです。あるフランス人が、この地域についてある雑誌に記事を書いたんです。彼は、ジャングルの中で古代都市を「発見した」と書きました。でも実際には、地元の人々はずっとアンコール・ワットを宗教的な場所として使い続けていたんですよ。
バチカ:なるほどね。それで、あの塔についてはどうなの?その話を聞かせてもらえる?
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ガイド:そうですね、塔は全部で5つあって、ヒンドゥー教の神々が住んでいたとされる山々を表していると言われています。
バチカ:それは面白い話だね。ああ、早く中に入りたいな!
***
ガイド:今、私たちは塔を取り囲む通路の一つにいます。
バチカ:見て!壁に彫られた、人や動物の絵が見えるよ。床から天井まで、壁一面を覆っているんだね。すごい!
ガイド:これらは、歴史的な戦いの場面や、古いヒンドゥー教の物語を描いたものです。
バチカ:なんて細かいんだろう。これが1000年近く前に作られたなんて、信じられないよ!
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ガイド:ですよね?
バチカ:そういえば、僕はここに、君がこれまで見た中で最高のアンコール・ワットの写真を撮るという使命を持って来ているんだ。何かコツはある?
ガイド:それなら、ちょうどいいタイミングで来ましたね。明日は秋分の日なんです。太陽が、一番高い塔の真上から昇るんですよ。
バチカ:それはすごい!ラッキーだ!
***
バチカ:見て!オレンジ色の空、アンコール・ワットのシルエット、そして一番高い塔の真上に乗っかった太陽。(カシャ)なんて幻想的な瞬間なんだろう!
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
古代の
首都、都
魅力的な、興味深い
宗教的な
コツ、助言
チャンクPickUP
“You came at the perfect time.”
(日本語訳)「ちょうどいいタイミングで来ましたね。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| You came | あなたは来た | 主語+動詞 | |
| at | 〜に(一点を指す) | 前置詞 | 特定の瞬間を示す |
| the perfect time | 完璧なタイミング | 名詞句 |
at の根っこのイメージ――「一点を指す」
at の最も基本的なイメージは、「ある一点をピンポイントで指す」という感覚です。場所を表す場合は「その地点」そのものを(I’ll meet you at the station.)、時刻を表す場合は「時間の流れの中の、ある1つの瞬間」を指します(The meeting starts at 10 o’clock.)。今回の at the perfect time(完璧なタイミングで)も、この「一点」のイメージがそのまま反映されており、「完璧なタイミング」という無数にある瞬間の中の、ある1つの特別な瞬間を指している、という感覚で理解できます。
come at には「襲いかかる」という別の意味もある
come at には、時間を表す語が続く場合とは別に、「(人)に襲いかかる、向かってくる」という物理的・攻撃的な意味もあるようです(The dog came at me suddenly.)。この場合は at の後ろに時間ではなく「人」が続くため、at の後ろに来る語が「時」か「人」かで意味を見分けることができます。今回のチャンクのように時間を表す語が続いていれば、「タイミングよく来た」という穏やかな意味だと判断できます。
come at は、単に「来る」だけでなく、その到来のタイミングの良し悪しに焦点が当たっている、という特徴もあるようで、ただ come(来る)と言うよりも、come at ~ とすることで、「そのタイミングがどうだったか」という評価的なニュアンスが加わります。
at の「特定の一点を指す」というイメージが根っこにあるため、come に限らず、leave(出発する)、arrive(到着する)、happen(起こる)、call(電話する)など、様々な動詞と組み合わせて「ある瞬間・時点に、何らかの動作が起きる」ことを表せます(We left at the perfect time. / The accident happened at the worst possible time. など)。なお arrive は、時間だけでなく場所を表す際にも arrive at + 場所(arrive at the station)という形でよく使われるようです。
日常会話例
私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつとしています。
この表現は、タイミングの良し悪しを伝える様々な場面で使えるので、ビジネス・プライベートそれぞれの場面を想定した4つを掲載しています。
ビジネス①
場面:ちょうどプロジェクトが始まる直前に新しいメンバーが加わったことを歓迎する場面
You joined the team at the perfect time.
(ちょうどいいタイミングでチームに加わってくれましたね。)
ビジネス②
場面:クレームの電話が、最も忙しい時間帯にかかってきたことを同僚に話す場面
The complaint call came in at the busiest time of the day.
(そのクレームの電話は、一日の中で一番忙しい時間帯にかかってきたんです。)
プライベート①
場面:友人が悩んでいたちょうどその時に連絡をくれたことに感謝する場面
You called me at exactly the right moment.
(まさにちょうどいいタイミングで電話してくれたね。)
プライベート②
場面:旅行中、最悪のタイミングで雨に降られてしまったことを話す場面
The rain started at the worst possible time during our trip.
(旅行中、最悪のタイミングで雨が降り出しちゃったんだ。)
PickUP読解
今回の一文
“There are five towers, and they are said to represent the mountains where the Hindu gods lived.”
(日本語訳)「塔は全部で5つあって、ヒンドゥー教の神々が住んでいたとされる山々を表していると言われています。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| There are five towers | 塔が5つある | There are構文 | 実際の主語はfive towers |
| they are said to represent | それらは〜を表すと言われている | be said to構文 | 伝聞・情報源の匿名性 |
| the mountains where the Hindu gods lived | ヒンドゥー教の神々が住んでいた山々 | 関係副詞where | 後ろは完全な文 |
読解のポイント
There are ~ の構文――「主語」の位置に注意
There are five towers. は、一見 There が主語のように見えますが、実際の主語は five towers です。There は「そこに」という意味を持たない、形式的な導入語にすぎません。読解時は、There is/are の後ろに来る名詞こそが、この文の本当の主語であると意識することが大切です。日本語に訳すときも「そこに〜がある」ではなく、「〜がある」という、存在を伝えるだけのシンプルな文として読むとスムーズです。
be said to ~ の構文――「情報源の匿名性」を表す表現
they are said to represent ~ の be said to ~ は、「〜だと言われている」という伝聞を表す構文です。この構文が示しているのは「誰が言っているのか」という情報源を明示せずに伝聞内容だけを伝える、という点であり、「内容が事実として確実かどうか、あるいは曖昧かどうか」とは別の話です。科学的にほぼ確定した事実にも、神話的な言い伝えにも、どちらにも使われうる表現で、内容の確からしさを示したい場合は、It is believed that ~(信じられている)や It is rumored that ~(噂されている)など、別の表現が使われます。今回のように、神話や言い伝えなど、出どころがはっきりしない話を紹介するときにもよく使われる表現で、読解の際は「これは確定した事実ではなく、言い伝え・伝聞として紹介されている情報かもしれない」と、文脈から判断する意識が大切です。
関係副詞where の構文――名詞の「場所」を後ろから説明する
the mountains where the Hindu gods lived の where は、関係副詞で、直前の名詞(mountains)を「その場所で何が起きたか」という形で後ろから説明しています。読解時の注意点は、where 以降が「完全な文」になっていることを確認することです(the Hindu gods(主語)+ lived(動詞)=完全な文)。これは関係代名詞との違いにもつながるポイントで、関係代名詞は後ろに「主語や目的語が欠けた、不完全な文」が続くのに対し、関係副詞(where, when など)は後ろに「欠けた部分のない、完全な文」が続きます。この「後ろの文が完全か、不完全か」という見分け方は、where が関係副詞かどうかを判断する際の、実用的な基準になります。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
バチカはカンボジアのアンコール・ワットを訪れ、まずはジャングルに覆われた小さな遺跡タ・プロームを見学した後、メインのアンコール・ワット遺跡群へと向かいます。ガイドは、ヒンドゥー教寺院として建てられ後に仏教寺院となった歴史や、地元の人々が使い続けていたにもかかわらず1860年代に世界的に有名になった経緯を説明します。バチカは、歴史的な戦いやヒンドゥー教の物語を描いた1000年前の緻密な彫刻に感動します。もうすぐ秋分の日が訪れることを知ったバチカは、絶好のタイミングで訪問し、寺院の最も高い塔の真上に太陽が昇る、幻想的な写真を撮ることに成功します。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHK FMで放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです。
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スピーキング力を鍛えたい方へ:AI英会話アプリSpeakの学習レポートも書いてます!
当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。
一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。
ちなみに先週は訳あってSpeakができなかったので、先々週の記事を紹介しておきます。




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