エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳&チャンク解説(8/24)

月曜日:探検!世界の映えスポット

このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、

  • 本文和訳
  • チャンク&単語解説
  • 英語での要約

を毎日更新しています。

毎週月曜日は「探検!世界の映えスポット”Picture-Perfect Spots on Planet Earth”」です。地球への移住を検討中の宇宙人コンビ・イチカとバチカが再び登場!世界各地の、写真映えする絶景を巡る旅へ。

本日のPicture-Perfect Spots on Planet EarthのストーリーはRainbow Mountain(レインボーマウンテン)です。

【本日の放送をテキストで読んだ感想】
今回も概ね理解できました。ペルーといえばマチュピチュというイメージでしたが、レインボーマウンテンというのは初めて知りました!自然であんなに綺麗に色が変わるとは驚きです!

「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。

また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。

ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!

Rainbow Mountain(レインボーマウンテン):和訳

1ページ目

(レストランにて)

サーバー:おはようございます。レインボーマウンテンのツアーにご参加ですよね?どうぞ、コカ茶をお召し上がりください。

イチカ:コカ茶?それは何ですか?

サーバー:コカの葉から作られたお茶です。レインボーマウンテンは、標高が約5,000メートルあるんです。

イチカ:わあ、それはかなり高いですね。

サーバー:ええ、そのせいで体調を崩してしまう人もいるんです。コカの葉は、気分を良くしてくれると言われています。

イチカ:うーん!さっぱりしていて、少し甘いですね。ありがとうございます!

サーバー:どういたしまして。

イチカ:ところで、あなたはレインボーマウンテンに行ったことがありますか?

サーバー:一度だけ。本当に美しいですよ。長い間、ペルーを訪れる観光客は主にマチュピチュを訪れていましたが、最近では、レインボーマウンテンにも来るようになっています。

イチカ:ああ、なるほど。

2ページ目

ガイド:さて、皆さん。朝食は美味しかったでしょうか。そろそろ出発の時間です。

イチカ:(サーバーに向かって)あ、もう行かなくちゃ。お話しできて楽しかったです!

サーバー:こちらこそ!

***

ガイド:ここが登山道の入り口です。ここから先は、歩くか馬に乗るか、選ぶことができます。

イチカ:私は馬に乗ろうかな!

***

(馬に乗りながら)

イチカ:それで、レインボーマウンテンってどんな場所なんですか?最近人気が出てきていると聞きましたが……

ガイド:その通りです。虹のように見える山なんです。2010年代半ばまでは、雪と氷に覆われていて、その色は見えませんでした。

3ページ目

イチカ:その雪や氷はどうなったんですか?

ガイド:気候変動によって全てが溶けてしまい、あの色が現れたのだと考えられています。今では、世界中から観光客が訪れるようになりました。

イチカ:なるほど。あ、見てください、あの首の長い動物たち!ふわふわしていて可愛い!

ガイド:あれはラマとアルパカです。地元の人々が飼っている動物で、日中に外に出て草を食べているんです。

イチカ:あんな高い場所で生きていけるなんて、すごいですね!

ガイド:特別な動物なんですよ。さて、ここからは残りの道のりを歩いていきましょう。

***

イチカ:山頂が見えてきたけど、だんだん歩くのが大変になってきた……空気がすごく薄いですね。あのコカ茶を飲んでおいてよかった。

4ページ目

ガイド:よし。ここが、レインボーマウンテンを一番よく見渡せる場所です。

イチカ:わあ!見て!赤、紫、黄色、青、緑……まるで誰かが山に色とりどりの縞模様を描いたみたい!本当に虹みたい!それで、これはどうしてこうなったんですか?

ガイド:そうですね、大昔、岩や鉱物の層が海の下で形成されました。その後、その層がゆっくりと押し上げられて、アンデス山脈の一部になったんです。

イチカ:その層は、最初から色とりどりだったんですか?

ガイド:いいえ。山の一部になった後、風と雨がゆっくりと表面を削り取っていき、その色とりどりの層が現れ始めたんです。

イチカ:まるで自然が描いた絵画みたい!色とりどりの山、青い空……まるで別の惑星にいるみたい!(カシャ)

日常生活で使えるチャンク&単語解説

ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。

チャンク&単語帳

以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!

こちらこそ!

鉱物

表面

チャンクPickUP

“I’m glad I drank that coca tea.”
(日本語訳)「あのコカ茶を飲んでおいてよかった。」

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
I’m glad私は嬉しい主語+be動詞+形容詞gladの後ろに文が続く
I drank that coca teaあのコカ茶を飲んだ節(thatの省略)過去形

I’m glad ~ は「〜で嬉しい」「〜でよかった」という気持ちを表す定番構文です。glad の後ろに(that が省略された)「主語+動詞」の普通の文がそのまま続き、その内容が実現していて嬉しい・よかった、という感情を表します。今回は I drank that coca tea(あのコカ茶を飲んだ)という過去の行動を振り返り、「あの時飲んでおいて(今思えば)よかった」という、結果的に正解だった選択への安堵・満足感を表しています。

gladの後ろに何が来るのか、実際に確認した

glad の後ろは主語+動詞の普通の文が続くという理解はあったものの、それが必ず過去形なのか、他の時制も来るのかがはっきりしませんでした。確認したところ、過去形I’m glad I drank ~/〜しておいてよかった)だけでなく、現在形I’m glad you’re here/今いてくれて嬉しい)や現在完了形I’m glad I’ve tried it/試してきてよかった)も使えることが分かりました。glad の後ろの時制によって、「過去の判断を振り返る」のか「今の状況への喜び」なのかが変わってくる、という違いも整理できました。

言いたい時に言葉が出てこないだろうという予感

このチャンクを学んで思ったのは、「〜できてよかった」「〜できて嬉しい」と伝えたい場面でも、とっさに Thank you. しか出てこないだろうということでした。誰かに何かを教えてもらった時、話を聞かせてもらった時など、「ありがとう」だけでなく「あなたに会えて(お話が聞けて)本当に良かった」というところまで伝えたいのに、その言い方が瞬時に出てこないことを予感しました。

日本語で感謝を伝える時は、自分は「何に対してありがとうなのか」を具体的に添えることを意識しているので、英語でもそれができるように、Thank you. I’m glad ~. を自分の中でワンセットとして覚えておこうと考えました。

  • Thank you. I’m glad I could meet you.(ありがとうございます。あなたに会えて本当に良かったです。)
  • Thank you. I’m glad I could hear your story.(ありがとうございます。あなたのお話を聞けて本当に良かったです。)

ここで I could ~(〜することができた)という形を使うと、「その機会があって〜できた」という、出会いや会話への感謝のニュアンスがより自然に出ることも確認できました。drink のようなシンプルな過去形だけでなく、could を使うという発想は、機会・出会いへの感謝を表す際に特に相性が良いようです。

日常会話例

私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつとしています。
この表現は誰かへの感謝を具体的に伝える場面で使えると感じたので、職場・日常それぞれの場面を想定した4つを掲載しています。

ビジネス①

場面:紹介してもらった相手との商談が、想像以上に有意義だった
Thank you for the introduction. I’m glad I could meet him.
(ご紹介ありがとうございます。彼にお会いできて本当に良かったです。)

ビジネス②

場面:悩んでいたことについて、教えてもらえた
I was actually struggling with this. I’m glad I could ask you.
(ちょうど悩んでいたんです。教えてもらえて良かったです。)

日常①

場面:友人に誘われて参加したイベントが、予想以上に楽しかった
Thank you for inviting me. I’m glad I came.
(誘ってくれてありがとう。来てよかったよ。)

日常②

場面:事前に道を案内してもらい、一人では迷っていたかもしれない状況を避けられた
I would have gotten lost by myself. I’m glad you showed me the way.
(一人だと道に迷うところでした。事前に案内してもらえて良かったです。)

PickUP読解

今回の一文
“After they became part of the mountain, the wind and rain slowly cut some of the surface away, and the colorful layers started to show.”
(日本語訳)「山の一部になった後、風と雨がゆっくりと表面を削り取っていき、その色とりどりの層が現れ始めた。」

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
After they became part of the mountainそれらが山の一部になった後After節(時)theyはlayers of rocks and mineralsを指す
the wind and rain slowly cut some of the surface away風と雨がゆっくりと表面を削り取った主節①cut ~ awayで「削り取る」
and the colorful layers started to showそして色とりどりの層が現れ始めた主節②(andで接続)showは「現れる」の自動詞

読解のポイント

andは「描写」、soは「因果関係」――同じ場面でも選ばれ方が違う理由

文の後半、cut some of the surface away(表面が削られた)と the colorful layers started to show(層が現れ始めた)は and で結ばれています。これまでの記事で、and には「並列」と「順序」の2つの読み方があり、前後を入れ替えて不自然になれば「順序」だと確認しました。ここでもその判断基準は成り立ちます。

一方で、「削られた→現れた」という流れは、素直に読めば「因果関係」にも見えます。なぜ so(だから)ではなく and が選ばれているのか、という点が気になりました。

結論としては、and 「Aが起きた。そしてBが起きた。」出来事を時間の流れに沿って淡々と描写する接続詞で、so「Aが起きた。だからBが起きた。」因果関係そのものを強調する接続詞、という役割の違いがあるようです。今回の文は、山の色ができるまでの過程を物語のように語るナレーションであり、「だから」を強く主張したいわけではありません。だからこそ、出来事の推移を自然に伝える and が選ばれている、という理解に落ち着きました。

part of と some of――「同じ一部」でも動詞で使い分けが決まっていた

この文には part of the mountain(山の一部になった)と some of the surface(表面の一部)という、どちらも「一部」と訳せる表現が同時に出てきます。one of the 〇〇 は「複数の中の1つ」、some of the 〇〇 は「一部・いくつか」というイメージは掴めていましたが、some of と part of との違いがはっきりしませんでした。

整理すると、この2つは一緒に使われている動詞が「何を表しているか」で使い分けられているようです。

  • part of ~:全体を構成する要素として組み込まれる、というニュアンス。became(〜になる)のような構成・所属の動詞と結びつきます。
  • some of ~:全体から量的に切り出す、取り除くというニュアンス。cut ~ away(削り取る)のような抽出・分離の動詞と結びつきます。

さらに、「では、パーツ(部品)であっても、それを取り出す・削るという動作なら、part of ではなく some of になるのか」という点を確認したところ、その理解でOKでした。part of/some of の選択は、名詞の性質ではなく、動詞が「構成」を表すか「抽出」を表すかで決まります。

今回の文で、became part of the mountain(構成される)と cut some of the surface away(削り取られる)が使い分けられていましたが、上記法則を頭に入れておけば、よりスムーズに理解できそうです。

本日の記事の要約

今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!

要約 日本語訳:
イチカは、ペルーのレインボーマウンテンへのツアーに参加する。朝食の場で、サーバーから標高酔いに効くとされるコカ茶を勧められることから物語は始まる。ガイドと共に、一部は馬に乗りながら登山道を進む中、高地に生きるラマやアルパカについて教わる。山頂に到達すると、イチカは山に浮かぶ鮮やかな虹色の縞模様に驚く。ガイドの説明によると、それは太古の昔、海底で形成された岩や鉱物の層がアンデス山脈として押し上げられ、その後気候変動によって雪や氷が溶けたことで、色とりどりの岩肌が現れたものだという。

先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介

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先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。

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ESEの放送について

NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHK FMで放送されています。

※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。

👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)

また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。

番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです
テキストには、毎日の英文スクリプトや語彙リストが掲載されており、学習効果を高めるのに非常に役立ちます。

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当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。

一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。

👉 先週のSpeak記事はこちら

この記事を書いた人
ESEリスナー

学生時代から英語が苦手だった私ですが、職場のグローバル化という現実に直面したことをきっかけに、NHK『Enjoy Simple English』とAIを組み合わせた学習法と出会い、英語学習がようやく「続けられるもの」になりました。
仕事でのキャリアチャンスを逃したくない、家族と海外旅行を楽しみたい——そんなリアルな動機を持ちながら、学習者目線で毎日更新しています。
筆者の詳細が気になる方は、名前のリンクをクリックしてご覧ください。

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