このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週水曜日は「世界の偉人伝”Heroes and Giants”」です。日本を、世界を動かした偉人達。誰もが知るその偉業とちょっと意外なその素顔を英語で味わいましょう。
本日のHeroes and Giantsのストーリーは「Maya Plisetskaya(マイヤ・プリセツカヤ)」です。
【本日の放送をテキストで読んだ感想】
単語や文法自体はそこまで難しく感じなかったものの、なぜかいつもよりスムーズに読み進められず、理解に少し苦労した回でした。
今回も
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Maya Plisetskaya(マイヤ・プリセツカヤ):和訳
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2015年5月2日、20世紀最高のバレエダンサーのひとり、マイヤ・プリセツカヤが亡くなった。彼女は1925年、ソビエト連邦のモスクワでユダヤ人家庭に生まれた。幼い頃から落ち着いていられず、音楽が聞こえるとすぐに踊り出していた。彼女の家族の多くはソビエト連邦で演劇、映画、バレエの分野で活躍していた。プリセツカヤは8歳のときに芸術教育を始めた。彼女は有名なバレエ学校に入り、通常の学校に通いながら週6日そこに通った。彼女は有名なバレエ教師、エリザヴェータ・ゲルトに指導を受けた。ゲルトはプリセツカヤに偉大な才能を見出し、彼女を「私の小さなダイヤモンド」と呼んだ。
それから1937年、プリセツカヤの人生は一変した。彼女の父はエンジニアだったが、警察に連れて行かれ、その後殺害された。政府は彼がスパイだと考えたのだ。
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彼女の母は無声映画のスターだったが、カザフスタンへ送られた。当時、政府はユダヤ人が国を乗っ取ろうとしているのではないかと恐れていた。彼らは捕まり、殺された。プリセツカヤの家族はソビエト連邦の敵と呼ばれた。
1943年、プリセツカヤはボリショイ・バレエ団に入団し、すぐにスターのひとりとなった。彼女の動き方と非常に力強いジャンプは彼女のトレードマークとなった。彼女は情熱的に踊った。ボリショイでの最初のシーズンに、彼女は『白鳥の湖』や『眠れる森の美女』など、多くの有名なバレエ作品で20以上の重要な役を演じた。プリセツカヤはバレエダンサーとしての50年間で、『白鳥の湖』を2万回以上踊ったと言われている。彼女はまた「死の白鳥」を演じたことでも有名だった。
プリセツカヤはボリショイ・バレエ団とともに、1959年にアメリカでの初公演のために渡米した。これは彼女自身と世界にとって重要な出来事だった。それまで、彼女はソビエト連邦の外に出ることを許されていなかった。彼女の国は、彼女が逃亡を企てるかもしれない、スパイになりうると考えていたのだ。プリセツカヤは自分がスパイではないこと、海外に行きたいということを示すために多くのことを行った。
彼女は長い間、自分のチャンスのために闘わなければならなかった。ついに、彼女の願いは叶った。彼女は祖国でスターだったが、今、世界のスターとなった。
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プリセツカヤは他の芸術分野にも挑戦した。映画や演劇に出演し、人々は彼女の動きの美しさに魅了された。彼女は何度も日本を訪れ、能の作品まで演じたこともあった。彼女は89歳になるまで情熱を持って舞台で踊り続けた。
これはプリセツカヤの言葉である。
「未来の世代よ、私の言葉を聞いてほしい。最後まであきらめないで。立ち止まらないで。最後の瞬間まで闘い続けて。私の勝利はこのことのおかげだった。それ以外の何でもない。性格こそが運命なのだ。」
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンクPickUP
“In 1943, Plisetskaya joined the Bolshoi Ballet and soon became one of the stars.”
(日本語訳)「1943年、プリセツカヤはボリショイ・バレエ団に入団し、すぐにスターのひとりとなった。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| In 1943, | 1943年に | 時を表す副詞句 | |
| Plisetskaya joined | プリセツカヤは入団した | 主語+動詞 | |
| the Bolshoi Ballet | ボリショイ・バレエ団 | joinedの目的語 | |
| and soon became | そしてすぐに〜になった | 接続詞+副詞+動詞 | |
| one of the stars | スターのひとり | becameの補語 | one of the+複数名詞の形 |
“joined ~ and (soon) became one of the ~”は「〜に加わり、(すぐに)〜のひとりとなった」という意味で、何かに参加してから評価される存在になったという成長・成功のプロセスを簡潔に表す表現です。“one of the ~”は「〜のうちのひとつ・ひとり」という意味です。この構造は人だけでなく、場所・チーム・会社など、何かの集団・グループに属するメンバーを指すときに広く使えます。one of the の後ろは常に複数形の名詞になる点がポイントです。シンプルな文構造のため、話し言葉としても自然に使えます。
日常会話例
私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつです。そのため例文は、職場でのビジネス場面と海外旅行中の場面を想定した4つを掲載しています。
ビジネス①
場面:チームに加わってすぐ重要な役割を担うようになった場面
She joined the marketing team and soon became one of the key members.
(彼女はマーケティングチームに加わり、すぐに主要メンバーのひとりとなった。)
ビジネス②
場面:会社が新しい市場に参入して急成長した場面
Our company entered the market and quickly became one of the top competitors.
(私たちの会社は市場に参入し、すぐにトップ競合のひとつとなった。)
旅行①
場面:新しくできたお店が人気スポットになった場面
This café opened last year and soon became one of the most popular spots in the neighborhood.
(このカフェは去年オープンし、すぐに近所で最も人気のスポットのひとつとなった。)
旅行②
場面:地元のクラブに入ってすぐ活躍するようになった場面
He joined the local soccer club and soon became one of the best players on the team.
(彼は地元のサッカークラブに加わり、すぐにチームで一番上手な選手のひとりとなった。)
PickUP長文読解
今回の一文
“Plisetskaya did many things to say she was not a spy and that she wanted to go abroad.”
(日本語訳)「プリセツカヤは自分がスパイではないこと、海外に行きたいということを示すために多くのことを行った。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Plisetskaya did many things | プリセツカヤは多くのことをした | 主節 | |
| to say | 〜と示すために | 目的を表す不定詞 | 「言う」だけでなく「示す・表明する」の意味も含む |
| [that] she was not a spy | 彼女がスパイではないということ | sayの内容(1つ目) | thatが省略されている |
| and that she wanted to go abroad | そして海外に行きたいということ | sayの内容(2つ目) | thatが残されている |
読解のポイント
that の省略ルール ― 残すか省略するかの判断
say や think など特定の動詞の直後に続く that 節は、say の直後に続く場合は省略されるのが一般的です。一方、and の後ろに2つ目の that 節が続く場合はthat を残すことで、これが新しい節(2つ目の内容)の始まりであることを明示します。もし2つ目の that も省略すると、読み手が「and の後ろは say の内容の続きなのか、別の主節が始まったのか」を一瞬迷う可能性があります。that を残すことで「これも say の内容の続きですよ」という目印になっています。
say の広い意味 ― 発言だけでなく「示す・物語る」
“to say ~”は文字通り「言う・発言する」という意味が基本ですが、文脈によっては「示す・表明する・伝える」という広い意味で使われます。今回の文では、プリセツカヤが実際に口で言っただけでなく、行動や証拠を通じてそれを示したという意味合いが含まれています。“Her actions said more than words.”(彼女の行動は言葉以上に物語っていた)や “The data says the project was successful.”(そのデータはプロジェクトが成功したことを示している)のように、say は行動・データ・証拠などが何かを示す・物語るという意味でも自然に使われます。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
20世紀最高のバレエダンサーのひとり、マイヤ・プリセツカヤは、ソビエト連邦によるユダヤ人迫害の中で父を殺され、母を追放されるという悲劇を経験しました。1943年にボリショイ・バレエ団に入団し、『白鳥の湖』や「死の白鳥」で知られる最大のスターのひとりとなります。長年海外渡航を禁じられていましたが、ついに国際的な舞台で踊ることができ、89歳まで情熱的にダンスを続けました。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです。
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スピーキング力を鍛えたい方へ:AI英会話アプリSpeakの学習レポートも書いてます!
当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。
一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。




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