このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週水曜日は「世界の偉人伝”Heroes and Giants”」です。日本を、世界を動かした偉人達。誰もが知るその偉業とちょっと意外なその素顔を英語で味わいましょう。
本日のHeroes and Giantsのストーリーは「Jacques Cousteau(ジャック・クストー)」です。
【本日の放送をテキストで読んだ感想】
今回は半分ほど理解できた気がしますが、よく理解できていない部分もありました。水中の映像が一般の人でも見られるようになってから、それほど年数が経っていないことに驚きました。技術の進歩と一人の人物の情熱が、今日の「当たり前」を作っているのだと改めて感じました。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Jacques Cousteau(ジャック・クストー):和訳
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今日では、海に関する動画を数多く見ることができますし、実際にスキューバダイビングをして自分で海を探検することもできます。しかし、およそ100年前までは、ほとんどの人が海の中の生き物について知りませんでした。ある一人の人物がこれを変え、水中の世界を世界に紹介しました。彼の名はジャック・クストー。ここでは彼の物語を紹介します。
クストーは1910年、フランス南西部に生まれました。彼は海を愛していましたが、同時にパイロットになる夢も抱いており、1930年にフランス海軍に入隊しました。しかし、彼は自動車事故で両腕を骨折してしまい、その夢を諦めざるを得ませんでした。クストーは悲しみましたが、リハビリの運動をしている最中、ゴーグルをつけて泳ぎ、初めて水中の世界をはっきりと目にしたのです。それが彼の人生を変え、彼は海を探検することを決意しました。クストーはこう考えました。
「どうすればもっと深く、もっと長く水中にいられるだろうか?」
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1943年、彼は友人とともにアクアラングを発明しました。これを使えば、長時間水中を泳ぐことができました。それは、今日使われているスキューバタンクによく似たものでした。クストーは写真撮影も愛しており、水中カメラの開発にも携わりました。
第二次世界大戦中、クストーはスパイとして活動しました。彼はまた、水中で撮影を始めました。1950年代には、彼はイギリス海軍の古い船を改造して調査船に作り変え、世界中を旅しながら海を探検し始めました。
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クストーは旅の資金を必要としていました。また、人々に海への関心を持ってもらいたいとも考えており、1953年に『沈黙の世界』という本を出版しました。この本の中で、クストーは海を探検した冒険の数々について綴りました。この本は非常に人気を博しました。映画化もされ、カンヌ映画祭やアカデミー賞でも受賞を果たしました。1960年代から70年代にかけて、クストーは海について人々に教える複数のテレビ番組を制作し、自らも出演しました。人々は、海の中の世界の映像に驚嘆しました。それまで、誰もそのようなものを見たことがなかったのです。
研究を続ける中で、クストーは人間の活動が海に損害を与えていることに気づき始めました。海を守ることへの関心が高まった彼は、1973年にクストー協会を設立しました。この団体は、海についての研究や、海を守る方法についての研究を行いました。この組織は現在も活動を続けています。
クストーは1997年、87歳でこの世を去りました。海への愛ゆえに、クストーは本や映画、テレビ番組を通じて、海を探検しその素晴らしさを人々に伝える方法を見つけたのです。彼はこう語っています。
「私の仕事は、海の中に何があるか――その美しさを見せることだった。それによって、人々が海のことを知り、愛するようになるように。」
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
探検する
海軍
~を発明する
現れる
チャンクPickUP
“He also wanted people to become interested in the oceans.”
(日本語訳)「また、人々に海への関心を持ってもらいたいと考えていた。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| He also wanted | 彼はまた〜を望んだ | 主語+動詞 | want + 人 + to do の枠組み |
| people | 人々に | 目的語 | to不定詞の意味上の主語 |
| to become interested in the oceans | 海に興味を持つようになること | to不定詞 | peopleが行う動作の内容 |
want + 人 + to do は「(人)に〜してほしい」という意味の定番構文です。want の後ろに people(人々)という目的語を置き、さらにその後ろに to become interested in ~(〜に興味を持つようになる)という to不定詞を続けることで、「人々が〜するようになってほしい」という、他者への期待・願望を表しています。
この構文を理解する上で大切なのは、「want の直後に何が来るか」で意味が変わるという点です。
- 自分がしたい場合:I want to do(〜したい) want と to do がセットでくっつき、まるごと「〜したい」という一つのかたまりになります。例:I want to swim.(私は泳ぎたい)
- 人にしてほしい場合:I want 人 to do((人)に〜してほしい) want の直後に「人」が入り、その人が to do の動作をする、という形になります。「want+人」と「to do」は別々のパーツで、間に人が割り込んでいるイメージです。例:I want people to become interested in the oceans.(人々に海への関心を持ってほしい)
つまり、want の直後に動詞(to do)が来れば「自分がしたいこと」、want の直後に人(名詞)が来れば「その人にしてほしいこと」という違いが生まれます。「誰が望んでいるか」と「誰がその動作をするか」が、それぞれ別の人物になっている点がポイントです。
この構造は want だけでなく、tell(言う)、ask(頼む)、expect(期待する)などの動詞でも同じパターンが使われ、「動詞+人+to do」で「誰かに何かをしてほしい」という意味を作る、非常によく使われる型として覚えておくと便利です。
日常会話例
私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつです。そのため例文は、職場でのビジネス場面と海外旅行中の場面を想定した4つを掲載しています。
ビジネス①
場面:上司が部下に新しいプロジェクトへの積極的な取り組みを望む
I want you to take the lead on this project.
(このプロジェクトで、あなたに主導権を握ってほしいと思っています。)
ビジネス②
場面:顧客に自社サービスへの興味を持ってもらいたいと考える
We want customers to become interested in our new service.
(お客様に、私たちの新しいサービスへの関心を持っていただきたいと考えています。)
旅行①
場面:友人に一緒に旅行先を楽しんでほしいと伝える
I want you to enjoy this trip as much as I do.
(私と同じくらい、この旅行を楽しんでほしいな。)
旅行②
場面:現地ガイドが観光客に地元の文化への興味を持ってほしいと願う
I want visitors to become interested in our local traditions.
(訪れる方々に、私たちの地元の伝統への興味を持ってほしいのです。)
PickUP読解
今回の一文
“While continuing his research, Cousteau started to realize that human activity was damaging the oceans.”
(日本語訳)「研究を続ける中で、クストーは人間の活動が海に損害を与えていることに気づき始めました。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| While continuing his research | 研究を続けながら | 分詞構文(while+現在分詞) | While he was continuing ~ の省略形 |
| Cousteau started to realize | クストーは気づき始めた | 主節 | start to do の形 |
| that human activity was damaging the oceans | 人間の活動が海に損害を与えていること | that節(realizeの目的語) | 過去進行形 |
読解のポイント
while+分詞構文(〜しながら/〜する中で)
文頭の While continuing his research は、While he was continuing his research(彼が研究を続けている間)という文を簡単にした形(分詞構文)です。主語(he)と be動詞(was)を省略し、動詞を ~ing 形(continuing)に変えることで、「〜しながら」「〜する中で」という意味を短く表せます。while という接続詞をそのまま残しているのがポイントで、これにより「同時進行」の意味がはっきり伝わります。
start to do(〜し始める)
主節は Cousteau started to realize that ~(クストーは〜だと気づき始めた)という形です。start to do は「〜し始める」という意味の基本構文で、do の部分に別の動詞(今回は realize)を入れることで、「〜することを始める」という意味を作ります。
that節の中の過去進行形(was damaging)
that節の中身 human activity was damaging the oceans では、was damaging という過去進行形が使われています。これは「(その当時)まさに損害を与えている最中だった」という、ある一時点で継続して起きていた出来事を表す時制です。単に damaged(損害を与えた)と言うよりも、「進行中の被害」というニュアンスが強く出ます。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
1910年にフランスで生まれたジャック・クストーは、パイロットになる夢を抱いていたが、自動車事故により断念せざるを得なかった。療養中、ゴーグルを通して水中の世界を発見し、それが彼の人生を大きく変えた。1943年には友人とともにアクアラングを共同発明し、長時間の水中探検を可能にした。その後、水中写真や水中映像の分野でも先駆者となる。著書『沈黙の世界』やテレビ番組を通じて、多くの人々に海の世界を紹介した。人類が海に与える損害に気づいたクストーは、1997年に亡くなるまで、1973年に設立したクストー協会を通じて海洋の研究と保護に尽力した。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
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ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです。
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当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。
一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。




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