エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳&チャンク解説(5/21)

木曜日:保健室ものがたり

このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、

  • 本文和訳
  • チャンク&単語解説
  • 英語での要約

を毎日更新しています。

毎週木曜日は「保健室ものがたり”Health Talks ~as school~”」です。学校の保健室を舞台に、心身にまつわるさまざまな症状と対処法をやさしい英語で解説されています。

本日のHealth Talks ~as school~のストーリーはSprained Ankle(捻挫の応急手当)です。

「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。

また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。

ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!

Sprained Ankle(捻挫の応急手当):和訳

1ページ目

ナレーション:小学校で運動会が開かれています。二人の男の子が救護テントにやって来ました。

少年:佐藤先生、助けてください!

佐藤先生:もちろん。何があったの?

少年:コウヘイがリレーの途中で転んで、歩けないんです。すごく痛そうで。

佐藤先生:コウヘイ、どこが痛い?

コウヘイ:右足首です。

佐藤先生:見せてちょうだい。靴と靴下を脱がせますね。動かすと痛い?

コウヘイ:痛い!はい!

少年:コウヘイの右足首、左より大きく見えます。

佐藤先生:足首を捻挫していると思います。応急手当をしましょうね。

少年:何をするんですか?

佐藤先生:RICEです。聞いたことある?

少年:食べ物のライスは知ってますけど、先生が言っているのはそれじゃないですよね。

佐藤先生:この文字はそれぞれの処置を表しているのよ。RはRestの頭文字。動かしてはいけないという意味。次のIはIce(アイス)。

少年:冷やすんですね!

2ページ目

佐藤先生:そう。冷やすと痛みが和らぐの。はい、氷と水を入れたこの袋を使いなさい。

コウヘイ:ありがとうございます。

佐藤先生:CはCompression(圧迫)の頭文字。圧力をかけなければならないという意味。

少年:どうやってやるんですか?

佐藤先生:包帯を使ってコウヘイの足首に巻きます。腫れを抑えるのに役立つわ。

少年:かなりきつく巻くんですか?

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佐藤先生:きつく巻きすぎないようにしましょう。血液が流れ続けられるようにしたいから。

少年:わかりました。最後のEは何の頭文字ですか?

佐藤先生:ElevationのE。足首を心臓より高く上げる必要があるという意味。これも腫れを抑えるのに役立つわ。

コウヘイ:この氷の袋、気持ちいい。もうそんなに痛くないかも。ところで、今夜は熱いお風呂に入ってもいいですか?これ全部でものすごく疲れてしまって。

4ページ目

佐藤先生:それはやめた方がいいと思います。まだ体を温めたくないの。腫れが引くまで待ちましょう。

コウヘイ:わかりました。

佐藤先生:それと、必ず病院に行くようにしてください。この捻挫をちゃんと治さないと、何度でもくり返してしまうことがあります。

コウヘイ:はい、わかりました。RICEのことがわかったので、誰かが捻挫したら助けてあげられます。次のレースで僕の代わりに勝ってきてね!

少年:頑張ります!コウヘイ、横でみんなを応援してるんだよ?先生が言ったこと覚えてる、休まなきゃいけないんだから!

コウヘイ:そうします!

日常生活で使えるチャンク&単語解説

ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。

チャンク&単語帳

以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!

〜(足首など)をくじく、ひねる

文字

挙上(身体の一部を、心臓より高い場所に上げること)

チャンクPickUP

“Not too tightly because you want the blood to keep flowing.”
(日本語訳)「きつく巻きすぎないように。血液が流れ続けられるようにしたいから。」

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
Not too tightlyきつく巻きすぎないように否定の副詞句(命令文の省略形)“Don’t wrap it too tightly” の省略。会話では動詞を省略することが多い
becauseなぜなら理由を導く接続詞理由を後から補足するカジュアルな使い方
you wantあなたは〜を望む・〜したい主節の動詞ここでの “you” は一般的な「人は」という意味(generic you)
the blood血液want の目的語“want + O + to V” 構文の O にあたる
to keep flowing流れ続けることwant の目的語の補語(不定詞)“keep + 動名詞” で「〜し続ける」。”to keep flowing” で「流れ続けるように」

“want + O + to 動詞原形”は「O に〜してほしい・O が〜するようにしたい」という意味の重要構文です。“keep + 動名詞”は「〜し続ける」という継続を表し、“continue to + 動詞原形” とほぼ同義ですが、よりカジュアルな響きがあります。ここでの “you”“generic you”(一般的な人)で、「包帯を巻くときは血流を維持したいもの」という一般的なアドバイスを表しています。“want to V” と “want O to V” を混同しないよう注意が必要です。

日常会話例

私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつです。そのため例文は、職場でのビジネス場面と海外旅行中の場面を想定した4つを掲載しています。

ビジネス①

場面:海外子会社とのプロジェクトで、情報共有が途絶えないよう週次報告を続けてほしいと担当者に伝えるとき
We want the communication between our teams to keep flowing, so please continue sending weekly updates.
(チーム間のコミュニケーションが途絶えないようにしたいので、週次の報告を続けてください。)

ビジネス②

場面:業務の引き継ぎ時に、顧客対応が滞らないよう新担当者に徹底を求めるとき
We want the customer service to keep flowing even during the transition period.
(移行期間中も顧客対応が滞りなく続くようにしたいと思っています。)

旅行①

場面:旅先でレンタカーの給油方法を説明するとき、燃料を切らさないようにと同行者に念を押すとき
Not too often, but you want the fuel to keep flowing — just stop when it drops below a quarter.
(頻繁じゃなくていいけど、燃料が切れないようにしたいよね。4分の1を下回ったら給油して。)

旅行②

場面:長距離フライト中、足のむくみを防ぐために血流を維持することの大切さを家族に説明するとき
Walk around the cabin sometimes. You want the blood to keep flowing so your legs don’t swell up.
(時々機内を歩いて。血流が流れ続けるようにすると、足がむくまないよ。)

PickUP長文読解

今回の一文
“And make sure to see a doctor. If you don’t take care of this sprained ankle, it could happen again and again.”
(日本語訳)「それと、必ず病院に行くようにしてください。この捻挫をちゃんと治さないと、何度でもくり返してしまうことがあります。」

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
make sure to see a doctor必ず病院に行くようにして確認・念押しの表現“make sure to + V” で「必ず〜するようにする」
If you don’t take care ofもし〜をちゃんとケアしなければ条件節(否定条件)“take care of” は「〜の世話をする・〜を適切に処置する」
this sprained ankleこの捻挫した足首目的語“sprained” は “sprain”(捻挫する)の過去分詞で形容詞的に使用
it could happenそれは起こりうる可能性・警告を示す助動詞“could” は「〜する可能性がある」という控えめな警告のニュアンス
again and again何度も繰り返して反復・強調の副詞句“again” を重ねることで「一度や二度ではなく何度でも」という強調

読解のポイント

ポイント1:”make sure to + 動詞原形” — 念押しの定番表現

“make sure to see a doctor”は「必ず病院に行くようにして」という意味で、相手に確実に行動してほしいことを念押しするときに使う表現です。“Be sure to + V” とほぼ同義ですが、”make sure to” の方がやや具体的な行動確認のニュアンスが強くなります“Make sure to lock the door before you leave.” のように日常のあらゆる場面で使えます“make sure that + S + V”という形でも使われ、”Make sure that you drink enough water.” のように続けることもできます。

ポイント2:”take care of” — 「世話をする」だけじゃない多様な意味

“take care of this sprained ankle”“take care of”は「〜の世話をする」という意味でよく知られていますが、ここでは「〜を適切に処置する・対処する・ちゃんと治す」というより広い意味で使われています。文脈によって「〜を担当する」「〜を解決する」「〜を処理する」など幅広い意味を持つ多義的な慣用句です。ビジネスでも “I’ll take care of the arrangements.” のように「〜を引き受ける・対処する」という意味でよく使われます

ポイント3:”could” が示す「可能性の警告」と “again and again” の強調

“it could happen again and again”“could”は過去形ではなく、「〜する可能性がある」という控えめな可能性・警告を示しています。“will happen”(必ず起こる)ではなく “could happen”(起こりうる)と言うことで、断定を避けつつも十分な注意を促すプロフェッショナルな伝え方になっています。さらに“again and again”は「again」を重ねることで「一度ではなく何度も繰り返して」という強い繰り返しのニュアンスを加えています。“over and over” とほぼ同義で、書き言葉・話し言葉の両方で使えます

本日の記事の要約

今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!

要約 日本語訳:
運動会のリレー中に、コウヘイという男の子が足首を捻挫する。学校の保健の先生・佐藤先生がRICE法を使って処置を行う。Rest(安静)・Ice(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の各ステップを丁寧に説明し、包帯を巻きすぎてはいけない理由や、腫れが引くまで熱いお風呂を避けるべき理由も伝える。コウヘイはすぐに楽になり、友達に自分の代わりに次のレースで勝つよう励ます。

先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介

毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。

「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ESEの放送について

NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。

※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。

👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)

また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。

番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです
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この記事を書いた人
ESEリスナー

学生時代から英語が苦手だった私ですが、職場のグローバル化という現実に直面したことをきっかけに、NHK『Enjoy Simple English』とAIを組み合わせた学習法と出会い、英語学習がようやく「続けられるもの」になりました。
仕事でのキャリアチャンスを逃したくない、家族と海外旅行を楽しみたい——そんなリアルな動機を持ちながら、学習者目線で毎日更新しています。
筆者の詳細が気になる方は、名前のリンクをクリックしてご覧ください。

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