エンジョイ・シンプル・イングリッシュ チャンク解説まとめ|2025年10月第3週(10/13~10/17)

1週間のまとめ

このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、

  • 本文和訳
  • チャンク&単語解説
  • 英語での要約

を毎日更新しています。

週末には、今週放送された5つのストーリーに登場したチャンクをまとめて確認できる復習記事をご用意しました。ESEを日々聴いている方も、「今週どんな表現が出てきたかな?」と振り返るのにもぜひご活用ください。

また、NHKラジオでは毎週土曜日の午前6:30〜6:55午前9:05〜9:30毎週日曜日の午後9:30〜9:55に、平日5日分のストーリーをまとめて再放送しています。加えて、NHKラジオ「らじる★らじる」アプリでは、放送から1週間は聴き直すことが可能です。

ラジオを聴きながら、「あれ?ここなんて言ってた?」と感じた方は、各曜日の和訳&解説記事もぜひご覧ください!

今週のPickUPチャンク解説の復習

ここでは日々のESE和訳&解説記事の中でPick UPしたチャンクをまとめて復習します。
今週の英語構文復習メモに記載した構文以外にも、日常会話等でそのまま使えるチャンク等もたくさん紹介していますので、ぜひ復習してみて下さい。

ここからは簡易な解説と、和訳なしの英文しか載っていないので、もし英文の和訳を知りたい、もっと詳しい解説をみたいと思った方は、ぜひその日の記事を見に行って下さい!

月曜日のPickUPチャンク

No one else could use them like you, Saki-chan.

No one else could … like you. は、「ほかの誰にも、あなたのようには…できない」という表現です。相手の独自性や腕前を強く持ち上げるときに使いやすく、褒め言葉として非常に自然です。また、人物だけでなく物や場所をほめる時にも、主語を No other / Nothing else / Nowhere else に替えることで自然に使うことができます。

日常会話での応用表現

No one else can make me laugh like you do.

No one else can brew coffee like you—perfect every time.

月曜日のPickUP長文読解

“People are going to think I’m a bad teacher if they look at your drawings.”

構成パーツ

パーツ意味機能補足
People人々は/みんな主語不特定多数を指す一般主語。代わりに others / they も可
are going to think~と思うようになるだろう述語(未来予測)be going to + 動詞:状況根拠に基づく見込み(will より「そうなりそう」感)
(that) I’m a bad teacher私がダメな先生だ(と)目的語節(内容節)think の中身that は口語で省略可/I’m は現在形=評価そのものの内容
if they look at your drawingsもし彼らがあなたの絵を見たら条件節if + 現在形(第一条件文)。主節に未来語法を置くのが英語の習慣
they彼らが代名詞(条件節の主語)前の People を受ける一般の人々
look at~を見る動詞+前置詞see より「意図して目を向ける」ニュアンス
your drawingsあなたの絵目的語複数形。具体的な「原因(見る対象)」を指す

月曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

火曜日のPickUPチャンク

There’s a new pair of sandals hanging from the ceiling.

There’s + 名詞 + 分詞(-ing) + 場所は、“どこに、どんな状態の何があるか”を一呼吸で言い切れる便利な型です。冒頭の There’s/There are は相手の視界にない情報を新しく提示するときに最適で、続く現在分詞 hanging が「その物の状態」を後ろから説明します。
場所句はfrom the ceilingとして「天井から吊られている」ニュアンスを明確にします。また貼っているものや上に置いているものなどは「on the 〇〇」となり、ガラスケースや棚などの中にあるものは「in the 〇〇」となります。

日常会話例

There’s a jacket hanging by the door.

There are decorations hanging from the trees for the festival.

火曜日のPickUP長文読解

“When we sell one pair of sandals, we get a new pair.”

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
When〜すると(とき)従属接続詞時間副詞節を導く。条件に近い“事実の前提”を作る
we sell私たちが売る動詞句(現在形)現在形=習慣・一般事実。主語は店側(we)
one pair一足/一組数量表現pair が数量の核。単数扱い
of sandals草履(サンダル)の名詞の中身“pair of + 複数名詞”の定型
,句読点When節が前置されたのでカンマで主節と区切る
we get私たちは手に入れる主節(現在形)get=手に入る/得るの口語的コア動詞
a new pair新しい一足目的語新たに現れる結果(不特定なので a

火曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

水曜日のPickUPチャンク

He was a hard worker and was chosen by the leader of the Satsuma Domain, Shimazu Nariakira, to help change the system of government in Japan.

be chosen by + 人 + to + 動詞原形 は、「誰かに選ばれて、特定の目的で任命された」という意味を、一息で丁寧に言える表現です。ビジネスや公的な文脈にも馴染むフォーマル寄りのトーンです。「誰が」は重要でなければ省いて I was chosen to… と簡潔にできます。
to + 動詞原形 の部分を入れ替えることで多彩な表現が可能になります。たとえば to lead the project(プロジェクトを率いる)to represent the team(チームを代表する)to coordinate the event(イベントを統括する) など、任務のコア動詞を差し替えるだけで即応用できます。

日常会話への応用

I was chosen by our manager to lead the client meeting next week.

I’ve been chosen to coordinate the volunteer schedule.

水曜日のPickUP長文読解

“The first time, he was sent to Amami Oshima Island because the leaders of the Satsuma Domain wanted to hide Saigo from the Tokugawa Shogunate.”

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
The first time,一度目は先行する出来事の提示(前置副詞句)物語の区切りを作る“見出し”的フレーズ。後ろにカンマで主節と区切る
he was sent彼は送られた述部(受動態・過去)be + 過去分詞。主語は被害・被処理側
to Amami Oshima Island奄美大島へ方向を示す句send 人 to 場所
because~なので/〜だから従属接続詞理由節を導く
the leaders of the Satsuma Domain薩摩藩の指導者たちが主語(理由節内)固有名詞+前置詞句で所属を表す
wanted to hide隠そうと望んだ/隠したかった述部(過去)+目的の不定詞want to + 動詞原形(意図)
Saigo西郷を目的語人名
from the Tokugawa Shogunate徳川幕府(から)前置詞句(起点・対象)hide A from B「AをBから隠す」

水曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

木曜日のPickUPチャンク

If we don’t, fish in the ocean will die.

if we don’t「もし〜しなければ」という、直前の文で述べた行為を繰り返さずに受けるときの省略形です。目上の人にいう時やビジネスシーンにおいては、曖昧さを避けて動詞を明示する方が適しています。
この文章のように、カンマで区切って主節を後ろに置くのが標準ですが、主節→If節でも問題なくて、その語順の場合、カンマは不要です。

日常会話への応用

A: We need to leave by six.
B: If we don’t, we’ll miss the last train.

A: Please submit the form today.
B: Got it. If we don’t, the system will lock us out.

木曜日のPickUP長文読解

“So the microplastics go into the bodies of fish when they are eating or even breathing!”

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
Soだから/つまり論理の接続(結論提示)直前の説明を受けて結論を導くディスコースマーカー
the microplasticsそのマイクロプラスチック主語直前で話題化済みの対象を特定(定冠詞)
go into〜の中へ入る動詞句「侵入・流入」の移動を表す;enter / get into に置換可
the bodies of fish魚の体内目的語/場所of句で所有・所属(「魚の体」=体内)
when〜のとき時間の従属接続詞動作が進行しているタイミングを導く
they are eating彼らが食べている時間節(進行形)反復的な同時進行の場面を描写
or even breathingあるいは、呼吸しているときでさえ追加・強調evenで「意外性の強調」;breathing は進行形の並列

木曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

金曜日のPickUPチャンク

Another god put special ropes around the rock to make sure it never blocked the entrance again.

make sure (that) S Vは、「ある状態・事実がそうであるように手を打って確実にする」という意味を表現できるチャンクです。確認・手配・再発防止など、日常会話からビジネスまで幅広く使えます。
使用上の注意として、命令調は相手との距離感によっては強く響くため、ビジネスでは Please make sure…Could you make sure…? と依頼表現にするのが無難です。チーム内で一緒に取り組むトーンを出すなら Let’s make sure… が協調的で好印象です。

日常会話への応用

Please make sure the onsen rules are clear to your group.

Make sure the slides are in the shared folder by noon.

金曜日のPickUP長文読解

One day Amaterasu became so sad that she went into a cave and locked herself inside with a big rock.

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
One dayある日時間状況文頭の時表現でシーン導入
Amaterasuアマテラス主語登場人物
became so sadとても悲しくなった述語(状態変化)become + 形容詞、「~になる」。so + 形容詞で程度を強調
that she went into a caveその結果、彼女は洞窟へ入った結果節①so … that S Vthat節(結果)
and locked herself insideそして自分を中に閉じこめた動作の並列wentlocked が並列(andで接続)
with a big rock大きな岩で手段・付帯状況with + 名詞=「~を使って/~で」

金曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

チャンク&単語帳

今週出てきたチャンク&単語帳をまとめました。一週間の中で同じものも出てくることがありますが、語彙力強化にご活用ください。

(文字などの線が)太い

プロのイラストレーター

注意して

次から次へと

神社

〜を経営する

急死

〜を制した

地元の民謡

他人、よそ者

以前は〜であった、よく〜したものだ

そばを通り過ぎる

再使用可能な

〜を支配する・統治する

引き起こした

おんどり

光線

ESEの放送について

NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。

※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。

👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)

また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。

番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです
テキストには、毎日の英文スクリプトや語彙リストが掲載されており、学習効果を高めるのに非常に役立ちます。

今回の内容は、「NHK ラジオ エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 2025年10月号」に掲載されています。
📘 テキストは全国の書店や、Amazon・楽天ブックスなどのオンライン書店でも購入可能です。電子書籍もございます。
気になる方は、ぜひご確認ください。

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この記事を書いた人
ESEリスナー

学生時代から英語が苦手だった私ですが、NHK『Enjoy Simple English』とChatGPTを組み合わせたことで、英語学習がようやく「続けられるもの」になりました。
当ブログでは、AIのサポートを活かしながら、英語を“自分の言葉”として理解できるようになる過程を、学習者目線で丁寧にまとめています。
筆者の詳細が気になる方は、名前のリンクをクリックしてご覧ください。

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