PR

feel likeは「気がする」?「したい気分」?後ろの形で変わる意味と使い方|ESEチャンク解説(10/22)

木曜日:哲学者からの答え

このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、

  • 本文和訳
  • チャンク&単語解説

を毎日更新しています。

この記事は10月22日(木)に放送された「I’m Scared of Empty Calendars(カレンダーの空白が怖い)」のチャンク解説記事です。

ストーリーの中に出てきた日常会話で役立つチャンクや読解の難易度が高い長文などをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。

ちなみに10月22日のストーリーの和訳はこちらの記事からご確認できます。ぜひご確認ください。

ではさっそく、今日の解説内容を見ていきましょう!

日常生活で使えるチャンク解説

チャンクPickUP

“I feel like I’m wasting time if I’m not doing something.”
(日本語訳)「何かしていないと、時間を無駄にしているような気がするんです。」

構成パーツの解説

パーツ意味役割
I feel like〜な気がする感覚を表す骨組み
I’m wasting time時間を無駄にしているfeel like の後ろの主語+動詞(感じている内容)
if I’m not doing something何かしていないと条件

feel like は、後ろに何が続くかで意味が大きく変わる表現です。後ろに「主語+動詞」が続くと「〜な気がする」「〜のように感じる」、-ing や名詞が続くと I feel like going out.(出かけたい気分)や I feel like pizza.(ピザの気分)のように「〜したい気分だ」、人などを表す名詞が続くと I feel like a new person.(生まれ変わったような気分だ)のように「〜になったような気分だ」という意味になります。今回のミカのセリフは「〜な気がする」で、実際に時間を無駄にしているかどうかは別として、「自分ではそう感じてしまう」という心の中の感覚を表しています。この話のテーマは予定がないことへの漠然とした不安なので、事実ではなく「気がする」と言っている点が、その不安をよく表しています。

使い分けで大事なのは、think との違いです。I think we need more time. は「時間がもっと必要だと思う」という、考えた上での判断や意見です。I feel like we need more time. は「なんだか時間が足りない気がする」という、根拠ははっきりしないけれど感じている印象を表します。feel like のほうが断定の度合いが弱く柔らかく聞こえるので、会議で意見を言うときに I feel like 〜 で始めると、押しつけがましくなりにくくなります。逆に、根拠のある提案や結論をはっきり伝えたい場面では、I think 〜 や I believe 〜 のほうが説得力があります。

「〜したい気分だ」の意味では、want to との違いも押さえておきたいところです。I want to go out. は「出かけたい」という意志、I feel like going out. は「なんだか出かけたい気分だ」という、そのときの気分です。I don’t feel like cooking tonight.(今夜は料理する気分じゃない)のように否定にすると、「気が乗らない」という柔らかい言い方になり、I don’t want to cook. より角が立ちません。

読むときに気をつけたいのは、-ing と文を取り違えないことです。I feel like eating.(食べたい気分)と I feel like I’m eating too much.(食べすぎている気がする)は、like の後ろに -ing が来るか、主語+動詞が来るかで意味がまったく違います。like の直後に I / you / it などの主語があるかどうかを確認すると、見分けられます。

短い返事でもよく使います。”Do you want to go for a walk?” “Sure, I feel like it.“(「散歩行く?」「いいね、そういう気分」)や、”Let’s go out tonight.” “I don’t really feel like it.“(「今夜出かけようよ」「あんまり気が乗らないな」)のように、it が「その行動」を指していて、とても使いやすい返事です。

なお、feel like+主語+動詞は会話的な言い方なので、ビジネスメールや報告書のようなかたい文章では、I feel that 〜 や It seems that 〜 を使うほうが無難です。口頭での打ち合わせや同僚との会話なら、feel like で問題ありません。発音は、feel like がつながって「フィーライク」のように聞こえます。会話ではとても頻繁に出てくるので、聞き取りでも慣れておくと役立ちます。

日常会話例

私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつとしています。
職場での会話や、旅行時の会話を想定して例文を作りました。

ビジネス①

場面:プロジェクトの打ち合わせで、スケジュールの見直しをやんわり提案するとき。(〜な気がする)
I feel like we need more time for this project.
(このプロジェクトには、もう少し時間が必要な気がします。)

ビジネス②

場面:忙しい一日の終わりに、同僚からの飲みの誘いをやんわり断るとき。(〜したい気分)
I don’t feel like going out for drinks after work tonight.
(今夜は、仕事帰りに飲みに行く気分じゃないな。)

旅行①

場面:初めて訪れた街の路地で、ふと既視感を覚えたとき。(〜な気がする)
I feel like I’ve been here before.
(前にもここに来たことがあるような気がする。)

旅行②

場面:旅先の夕食のお店を、同行者と相談しているとき。(〜したい気分)
I feel like trying some local food tonight.
(今夜は、地元の料理を食べてみたい気分だ。)


【広告】声に出す練習について

今日の「feel like」のような表現は、いざ自分で言おうとしても、日々英語を話していないとなかなか出てきません。私自身がまさにそんな感じです。

そこで、AI英会話アプリの「Speak」で、声に出す練習を続けています。相手がAIなので、間違えても気をつかわずに何度でも言い直せるところが、私には合っていました。忙しくてできなかった週もありますが、自分のペースで続けられます。声に出す練習をしてみたい方はぜひ!

PickUP読解

今回の一文
“When you spend time doing nothing, things that are in your mind will mix together and may create new ideas, thoughts and feelings.”
(日本語訳)「何もしないで時間を過ごすと、頭の中にあるものが混ざり合って、新しいアイデアや考え、気持ちが生まれるかもしれません。」

構成パーツの解説

パーツ意味役割
When you spend time doing nothing,何もしないで時間を過ごすと前置き(時・条件)
things that are in your mind頭の中にあるもの主語(that 以下が things を説明)
will mix together混ざり合うだろう動詞①(will=ほぼ確実な見通し)
andそして動詞①と動詞②をつなぐ
may create生み出すかもしれない動詞②(may=可能性)
new ideas, thoughts and feelings新しいアイデアや考え、気持ちcreate の目的語(3つの並列)

読解のポイント

長い主語は「will の手前まで」とつかむ

この文で一番つまずきやすいのは、主語がどこまでかを見極めることです。コンマのあとの things that are in your mind までが、ひとまとまりの主語です。that は things を後ろから説明する関係代名詞で、that are in your mind が「頭の中にある」という説明になっています。ここで注意したいのは、are が文の動詞ではなく、that のまとまりの中の動詞だという点です。are を文の動詞だと思って「物事は頭の中にある」と区切ってしまうと、後ろの will mix がどこにもつながらなくなります。

見分けるコツは、助動詞の will を探すことです。will の直前までが主語、will から先が文の中心の動詞だと考えると、構造がすっきり見えます。また、冒頭の When 〜, はコンマで区切られた前置きなので、コンマのあとから本当の主語が始まる、という読み方もあわせて意識すると迷いません。

will と may で「確実さ」が違う

主語の things that are in your mind は、will mix together と may create の2つの動詞を共有しています。and の後ろに主語がないのは、同じ主語を使い回しているからです。この2つは、助動詞の強さが違います。will mix together は「何もしない時間を過ごせば、頭の中のものは混ざり合うだろう」という、ほぼ確実な見通しです。may create は「新しいアイデアなどを生み出すかもしれない」という可能性です。

つまり、「混ざり合うこと」は確実に起きるけれど、そこから「新しいものが生まれるかどうか」は保証されていない、と言い分けています。何もしないことが必ず成果につながるとは言わず、「生まれる可能性がある」と控えめに伝えているところに、ベルクソンの考え方を誠実に紹介しようとする姿勢が表れています。最後の new ideas, thoughts and feelings は、A, B and C の形で3つの名詞が並んだもので、すべて create の目的語です。new は ideas だけでなく、thoughts と feelings にもかかっていると読むのが自然です。

spend time doing 〜 と、直前の make time to 〜

spend time doing nothing は「何もしないで時間を過ごす」という意味です。spend+時間 の後ろに動作を続けるときは、to ではなく -ing の形にします。I spent the weekend reading.(週末は読書をして過ごした)のように、「その時間を何に使ったか」を表します。

興味深いのは、この文のすぐ前に make time to do nothing(何もしない時間をつくる)という表現があることです。同じ「何もしない時間」の話でも、make time to 〜 はこれから「〜するための時間をつくる」という目的を表し、to が「これから向かう」方向を示しています。一方、spend time 〜ing は実際に「〜しながら時間を過ごす」ことを表し、-ing が「実際にしていること」を示しています。「時間をつくる」という計画の段階と、「その時間を過ごす」という実際の段階で、to と -ing が自然に切り替わっているわけです。続けて読むと、ショウヘイのアドバイスが「まず時間をつくり、それから実際に過ごす」という流れになっていることもわかります。

ストーリーの和訳を確認

ストーリーの和訳や単語リストは以下の記事に掲載しております。

「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。

ぜひこちらの記事も一緒にご覧ください。


このブログを続けていくために、読者の皆さんからの応援を受け付けています。
継続に向けて、応援をよろしくお願いします!

OFUSEで応援を送る

スピーキング力を鍛えたい方へ:AI英会話アプリSpeakの学習レポートも書いてます!

当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。

一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。

👉 先週のSpeak記事はこちら

この記事を書いた人
ESEリスナー

学生時代から英語が苦手だった私ですが、職場のグローバル化という現実に直面したことをきっかけに、NHK『Enjoy Simple English』とAIを組み合わせた学習法と出会い、英語学習がようやく「続けられるもの」になりました。
仕事でのキャリアチャンスを逃したくない、家族と海外旅行を楽しみたい——そんなリアルな動機を持ちながら、学習者目線で毎日更新しています。
筆者の詳細が気になる方は、名前のリンクをクリックしてご覧ください。

ESEリスナーをフォローする
木曜日:哲学者からの答え
ESEリスナーをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました