エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳&チャンク解説(7/13)

月曜日:探検!世界の映えスポット

このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、

  • 本文和訳
  • チャンク&単語解説
  • 英語での要約

を毎日更新しています。

毎週月曜日は「探検!世界の映えスポット”Picture-Perfect Spots on Planet Earth”」です。地球への移住を検討中の宇宙人コンビ・イチカとバチカが再び登場!世界各地の、写真映えする絶景を巡る旅へ。

今回のPicture-Perfect Spots on Planet EarthのストーリーはNeuschwanstein Castle(ノイシュヴァンシュタイン城)です。

【本日の放送をテキストで読んだ感想】
ノイシュヴァンシュタイン城のことは知りませんでしたが、王様専用のテーマパークのようなものというのがユニークだなと思いました。おとぎ話に出てきそうな素敵なお城、そして素敵な景色。ぜひ一度見てみたいものです。

「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。

また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。

ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!

Neuschwanstein Castle(ノイシュヴァンシュタイン城):和訳

1ページ目

バチカ:もう10分くらい歩いてる。あ、一部見えてきた。うわあ!白い壁、高い塔……(無線)イチカ、聞こえる?この城、おとぎ話に出てきそう!もっと教えてくれる?

イチカ:あなたは今、ドイツ南部、アルプスのすぐそばにある、ノイシュヴァンシュタイン城にいるよ。

バチカ:ああ、だから山が見えるんだ。

イチカ:そうだよ。海抜約1,000メートルの場所にあるの。

バチカ:どうりで寒いと思った!わかった。じゃあ中に入ってツアーに参加してくる。また後で話そう!

* * *

ガイド:今、私たちは「玉座の間」と呼ばれる部屋にいます。この城はバイエルン王国のルートヴィヒ2世のために建てられました。

バチカ:バイエルン?ドイツにいると思ってました。

ガイド:昔、ドイツのこの地域はバイエルン王国と呼ばれていたんです。

2ページ目

バチカ:なるほど!

ガイド:この城の建設は1860年代に始まりました。

バチカ:えっ!お城ってもっと古いものだと思ってました。

ガイド:この城は違うんです。ルートヴィヒ2世は中世――古い城や教会、騎士の戦いなど――が大好きでした。彼はまた、中世を題材にした多くのオペラを作曲した作曲家、リヒャルト・ワーグナーの大ファンでもありました。

バチカ:なるほど。

ガイド:ルートヴィヒ2世は、ワーグナーのオペラの中にいるような気分になれる城を建てたいと思っていたんです。

バチカ:じゃあこの城は、王様専用のテーマパークみたいなものだったんですね!

ガイド:そう言うこともできますね。とにかく、この城は中世からのもののように見えますが、電話や暖房システム、水洗トイレといった近代的な技術も備わっていました。

バチカ:それはすごく快適そうですね!

ガイド:おそらくそうだったでしょうね。残念ながら、この城は完成することがなく、王がこの城に住んだのは合計で約170日間だけでした。

バチカ:それは残念。

3ページ目

ガイド:だから、玉座の間には一度も玉座が置かれなかったんです。

バチカ:それにしてもこの部屋、美しいですね。床のタイルには植物や動物の絵が描かれています。上を見上げると、天井には太陽や星が見えます。それにあの中央に吊るされているシャンデリア、すごく大きい!写真を撮らないと。

ガイド:申し訳ありませんが、館内での写真撮影は禁止されているんです。

バチカ:ええ、残念。それなら、一番いい景色が見られる場所を教えてもらえますか?

ガイド:多くの人はマリエン橋に行きます。そこは、城とその周りの景色を一望できる橋です。

4ページ目

バチカ:いいですね!このツアーの後に行ってみます。

* * *

バチカ:ああ、なんて素晴らしい景色。お城や湖、木々、そして何マイルにも広がる緑の野原が見える。まるで絵画みたい!

観光客:息をのむほど美しいでしょう?毎年約150万人がここを訪れるんですよ。

バチカ:わあ!

観光客:面白いのは、ルートヴィヒ2世がこの城を静かな時間を過ごす場所として建てたということなんです。

バチカ:あら。今はもう全然静かじゃなさそうだけど、それでも本当に夢のような場所ですね!

日常生活で使えるチャンク&単語解説

ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。

チャンク&単語帳

以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!

おとぎ話

玉座

どうりで、〜も当然だ

周囲の

チャンクPickUP

“I thought castles were much older.”
(日本語訳)「お城ってもっと古いものだと思ってました。」

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
I thought私は思っていた主節
castles were城は〜だったthat節の主語+動詞(thatは省略)
muchはるかに比較級を強調する副詞
olderより古い比較級old(古い)の比較級

much は比較級(older・bigger・more expensive など)の前に置かれ、「はるかに・ずっと」という意味で差の大きさを強調する副詞です。much + 比較級 は、単なる比較級に比べて、その差が非常に大きいことを表します。

very との決定的な違いは、修飾できる対象です。very は原級(形容詞・副詞のそのままの形)を修飾しますが、比較級の前に置くことは文法的にできません(✕ very older)。一方 much は比較級専用の強調表現です。very old(とても古い)は絶対的な程度を表すのに対し、much older(はるかに古い)は何か基準となるものと比べた相対的な差を表します。

今日の文 I thought castles were much older. では、than this castle(この城より)という比較対象が省略されています。比較級は than ~ で比較対象を明示しないことも多いですが、その場合でも話者の頭の中には必ず比較対象が存在しており、文脈上わかっていれば省略可能です

日常会話例

私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつです。そのため例文は、職場でのビジネス場面と海外旅行中の場面を想定した4つを掲載しています。

ビジネス①

場面:新システムの性能について報告する場面
The new system is much faster (than the old one).
※( )内は、前の会話で旧システムの話が出ていれば省略可能
(新しいシステムははるかに速い(旧システムよりも)。)

ビジネス②

場面:好調な売上について報告する場面
Our sales this quarter were much better (than expected).
※( )内は、前の会話で「予想」について話していれば省略可能
(今四半期の売上ははるかに良かった(予想よりも)。)

旅行①

場面:レストランの値段について感想を言う場面
This restaurant is much more expensive (than I thought).
※( )内は、前の会話で「思っていた金額」について話していれば省略可能
(このレストランははるかに高い(思っていたよりも)。)

旅行②

場面:ハイキングの感想を伝える場面
The hike was much harder (than the guidebook said).
※( )内は、前の会話で「ガイドブックの情報」について話していれば省略可能
(そのハイキングははるかに大変だった(ガイドブックに書いてあったよりも)。)

PickUP読解

今回の一文
“Ludwig II wanted to build a castle that made you feel like you were in Wagner’s operas.”
(日本語訳)「ルートヴィヒ2世は、ワーグナーのオペラの中にいるような気分になれる城を建てたいと思っていた。」

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
Ludwig II wanted to build a castleルートヴィヒ2世は城を建てたいと思っていた主節
that〜という関係代名詞先行詞a castleを修飾
made you feelあなたに感じさせた使役動詞構文(make + O + 動詞の原形)
like you were in Wagner’s operasワーグナーのオペラの中にいるようにfeel likeの内容

読解のポイント

関係代名詞 that ― 名詞を後ろから説明する

that は「〜という」「〜するような」という意味で、直前の名詞を後ろから詳しく説明する働きをします。a castle(城)だけでは「どんな城か」がわかりませんが、that made you feel like you were in Wagner’s operas(ワーグナーのオペラの中にいるように感じさせるような)という説明を後ろにつなげることで、どんな城なのかが具体的にわかるようになります。日本語では説明を名詞の前に置きますが、英語では説明を名詞の後ろに置くという語順の違いがポイントです。

使役動詞 make + O + 動詞の原形 ― 「Oに〜させる」

make は「作る」という意味の他に、make + 人 + 動詞の原形 の形で「(人)に〜させる」という意味を作ります。これを使役動詞と呼びます。made you feel(あなたに感じさせた)は、「城があなたという人に、ある感覚を感じさせる」という意味です。feel の前に to がつかず、動詞の原形がそのまま来る点が特徴です。

入れ子構造 ― 文の中に文が入っている状態

今日の文は、大きな文の中に、さらに小さな文が組み込まれている構造をしています。Ludwig II wanted to build a castle(大きな文:城を建てたかった)の中に that made you feel(その中に:城が人に感じさせる)が入り、さらにその中に like you were in Wagner’s operas(ワーグナーのオペラの中にいるように)が入っています。このように、ひとつの文の中に別の文(節)がどんどん入れ子になって埋め込まれている状態を「入れ子構造」と呼びます。ロシアのマトリョーシカ人形のように、大きな箱(文)の中に小さな箱(節)が次々と入っているイメージを持つと理解しやすくなります。

本日の記事の要約

今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!

要約 日本語訳:
バチカはドイツ南部にある、おとぎ話のようなノイシュヴァンシュタイン城を探索します。この城は1860年代、バイエルン王国のルートヴィヒ2世のために建てられました。中世と作曲家リヒャルト・ワーグナーのオペラに着想を得たこの城には、暖房や水洗トイレといった近代技術も備わっていましたが、ついに完成することはなく、ルートヴィヒが実際にそこで過ごしたのはわずか約170日でした。美しい玉座の間を見学した後、バチカはマリエン橋を訪れ、城とその周辺の息をのむような景色を眺めます。

先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介

毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。

「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ESEの放送について

NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。

※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。

👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)

また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。

番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです
テキストには、毎日の英文スクリプトや語彙リストが掲載されており、学習効果を高めるのに非常に役立ちます。

📘 テキストは全国の書店や、Amazon・楽天ブックスなどのオンライン書店でも購入可能です。

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当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。

一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。

👉 先週のSpeak記事はこちら

この記事を書いた人
ESEリスナー

学生時代から英語が苦手だった私ですが、職場のグローバル化という現実に直面したことをきっかけに、NHK『Enjoy Simple English』とAIを組み合わせた学習法と出会い、英語学習がようやく「続けられるもの」になりました。
仕事でのキャリアチャンスを逃したくない、家族と海外旅行を楽しみたい——そんなリアルな動機を持ちながら、学習者目線で毎日更新しています。
筆者の詳細が気になる方は、名前のリンクをクリックしてご覧ください。

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