このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週月曜日は「探検!世界の映えスポット”Picture-Perfect Spots on Planet Earth”」です。地球への移住を検討中の宇宙人コンビ・イチカとバチカが再び登場!世界各地の、写真映えする絶景を巡る旅へ。
今回のPicture-Perfect Spots on Planet Earthのストーリーは「Burano Island(ブラーノ島)」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Burano Island(ブラーノ島):和訳
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ゴンドラの船頭:ブォンジョールノ!やあ、どうですか、ゴンドラに乗りませんか?
イチカ:わあ……ヴェネツィアって本当に「水の都」ね。いい写真スポットを探しているんですけど、どこかご存知ですか?
ゴンドラの船頭:正直、どこでも!でも私のお気に入りはブラーノ島ですよ。
イチカ:ブラーノ島?どんな場所なんだろう。
バチカ:(無線)イチカ、調子はどう?
イチカ:ちょうどよかった、バチカ。ブラーノ島を調べてもらえる?
バチカ:もちろん。ちょっと待って。あ、ヴェネツィア本島から船で40分くらいのところにある島だって。
イチカ:ありがとう!今日行ってみる。またね!
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船長:ブラーノ島に到着しました。降りる際は足元にお気をつけください!
イチカ:わあ!ここ、素敵!おとぎ話の世界みたい。家がどれもカラフルね。赤、青、黄色、紫、オレンジ、緑……観光客を引き寄せるためにこんな色に塗ったんですか?
船長:いや、全然そんなことはないですよ。ずっと昔からこうなんです。
イチカ:なぜですか?
船長:ブラーノは元々漁師の島だったんです。霧の日に漁師たちが狭い運河を通って帰ってくるとき、自分の家を見つけるのが難しかったんですよ。
イチカ:なるほど、だから見つけやすいように家を塗り分けたんですね!
船長:そう言われています。今日でも、法律で自由に家を塗り替えることはできないんですよ。
イチカ:面白いですね。
船長:それでは、ゆっくり楽しんでください。
イチカ:ありがとうございます!
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イチカ:あの塔……傾いてない?まっすぐに見えないんだけど。
地元の人:こんにちは。あれはサン・マルティーノ教会の鐘楼ですよ。
イチカ:なぜ傾いているんですか?
地元の人:この辺り一帯はかつて湿地帯だったので、教会が建てられた頃は地盤が柔らかかったんです。時間が経つにつれて塔が傾き始めました。
イチカ:えっ!倒れなければいいんだけど……
地元の人:今のところは大丈夫なはずですよ。ところで、ブラーノはカラフルな家や傾いた塔だけが有名じゃないんです。レースでも知られているんですよ。
イチカ:あ、レースね。美しい模様の布のことですよね。
地元の人:見てください。このハンカチ、私が作ったんです。
イチカ:わあ、これはお花ですか?こんなに細かくて!作るのにさぞかし時間がかかったんじゃないですか。
地元の人:大変な作業ですが、楽しいんですよ。10歳の頃からレース編みを始めたんです。
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イチカ:そんなに幼い頃から!
地元の人:ええ。祖母が教えてくれました。ブラーノではレース編みはとても大切な文化なんです。1500年代にここで始まり、後に技術を教えるためのレース学校が作られました。今はその学校が博物館になっています。
イチカ:レースの博物館!?
地元の人:そうなんです。昔の美しいレースが見られるだけでなく、熟練したレース職人が実際にレースを編んでいるところも見学できますよ。
イチカ:それは素晴らしい!帰る前に必ず寄っていきます。では、写真を撮りに行かないと!
地元の人:あそこの運河が人気の撮影スポットですよ。
イチカ:ありがとうございます!行ってみます!
***
イチカ:(カシャッ)カラフルな家に、運河、ボート、青い空……まるで絵本の中にいるみたい!
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
おとぎ話
霧の、霧深い
運河
傾く
チャンクPickUP
It must have taken a long time to make.
(日本語訳)作るのにさぞかし時間がかかったんじゃないですか。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| It | 形式主語 | 主語(S) | 後ろのto makeを指す形式主語 |
| must have taken | きっと〜かかったに違いない | 助動詞+完了形(過去への推量) | must+have+過去分詞=「〜だったに違いない」 |
| a long time | 長い時間が | 目的語 | takeの対象(「時間がかかる」のtake) |
| to make | 作るために・作るのに | to不定詞・目的 | 形式主語のItが指す内容 |
“must have+過去分詞”は「〜だったに違いない」という過去への強い推量を表す。“It must have taken a long time to〜”で「〜するのにきっと長い時間がかかったに違いない」という感嘆・ねぎらいの表現になる。“It must take a long time.”(現在形:きっと時間がかかるに違いない)との使い分けに注意。また“must have taken”の部分はhave+過去分詞のため”must have took”は誤り。
日常会話例
私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつです。そのため例文は、職場でのビジネス場面と海外旅行中の場面を想定した4つを掲載しています。
ビジネス①
場面:海外子会社が丁寧にまとめた詳細なレポートを受け取り、感謝を伝えるメール
This report is incredibly detailed. It must have taken a long time to put together. Thank you so much for your hard work.
(このレポートは非常に細かくまとめられていますね。まとめるのにきっと長い時間がかかったに違いありません。大変なお仕事をありがとうございます。)
ビジネス②
場面:同僚が複雑なデータ分析を仕上げたことをねぎらう場面
Wow, this analysis covers every angle. It must have taken a long time to go through all that data.
(わあ、この分析はあらゆる角度をカバーしていますね。あのデータを全部精査するのに、きっと相当時間がかかったんじゃないですか。)
旅行①
場面:観光地で職人が手作りの工芸品を見せてくれた場面
This carving is incredible — every detail is perfect. It must have taken a long time to create something like this.
(この彫り物はすごい——細部まで完璧ですね。こんなものを作るのにきっと長い時間がかかったに違いない。)
旅行②
場面:レストランで手の込んだ料理を食べながらシェフに感想を伝える場面
This dish is so beautifully presented. It must have taken a long time to prepare everything.
(このお料理、盛り付けがとても美しいですね。全部準備するのにきっと長い時間がかかったのではないですか。)
PickUP長文読解
今回の一文
“When fishermen came home through the narrow canals on foggy days, it was hard to find their houses.”
(日本語訳)霧の日に漁師たちが狭い運河を通って帰ってくるとき、自分の家を見つけるのが難しかったんです。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| When fishermen came home | 漁師たちが帰宅するとき | 時を示す副詞節(when節) | whenは「〜するとき」という時間を示す |
| through the narrow canals | 狭い運河を通って | 経路を示す前置詞句 | throughは「〜を通り抜けて」 |
| on foggy days | 霧の日に | 状況・時を示す前置詞句 | “on+日・状況”で「〜の日に」 |
| it was hard | 難しかった | 主節・形式主語構文 | it=形式主語、後ろのto find以下が真の主語 |
| to find their houses | 自分の家を見つけることが | 真の主語(to不定詞句) | itが指し示す内容 |
読解のポイント
ポイント1:「it was hard to〜」という形式主語構文の読み方
“it was hard to find their houses”のitは形式主語で、真の主語は“to find their houses”(自分の家を見つけること)です。英語では「〜することが難しい」と言うとき、長い主語をそのまま文頭に置かず、いったんitを仮の主語として置き、真の内容をto不定詞で後回しにします。“It is important to eat breakfast.”・”It was impossible to ignore.”など非常によく使われる構文で、科学・ニュース・日常会話を問わず登場します。
ポイント2:「on foggy days」という「状況を示すon」
“on foggy days”の“on”は「霧の日に・霧の多い日には」という状況・条件を示しています。“on rainy days”(雨の日に)・”on busy days”(忙しい日に)・”on weekends”(週末に)などが同じパターンです。“in foggy weather”(霧の天気の中で)と言うこともできますが、”on foggy days”のほうが「繰り返される特定の状況」という習慣的な場面を示すのに自然です。
ポイント3:「come home through〜」という経路を示すthrough
“came home through the narrow canals”の“through”は「〜を通り抜けて・〜を経由して」という経路を示す前置詞です。“through”は空間的な通過を表すため、「狭い運河の中を縫うように通って帰ってくる」という漁師たちの動きが一語で鮮やかに描かれています。“walk through the forest”(森を通り抜ける)・”drive through the tunnel”(トンネルを通る)のように、空間・場所を「通り抜ける」動作を表す際に使われます。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
イチカはヴェネツィアを訪れ、ゴンドリエのすすめでブラーノ島へ向かいます。霧の日に漁師が家を見つけられるよう塗り分けられた、鮮やかなカラフルな家々と出会います。地盤の軟弱さから長年かけて傾いた鐘楼のことも知ります。地元の女性から1500年代に始まるレース編みの伝統を教えてもらい、最後は運河沿いで完璧な一枚を撮影して島を去ります。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
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