このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週月曜日は「探検!世界の映えスポット”Picture-Perfect Spots on Planet Earth”」です。地球への移住を検討中の宇宙人コンビ・イチカとバチカが再び登場!世界各地の、写真映えする絶景を巡る旅へ。
今回のPicture-Perfect Spots on Planet Earthのストーリーは「An Ice Cave at Vatnajokull Glacier(ヴァトナヨークル氷河 氷の洞窟)」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
【An Ice Cave at Vatnajokull Glacier(ヴァトナヨークル氷河 氷の洞窟)】:和訳
1ページ目
(バスがスピードを落として止まる)
ガイド:さあ、皆さん。今ヴァトナヨークル氷河に近づいています。この先の道はこのバスには荒れすぎているので、あそこにある大きなジープで続けます。
イチカ:ブルブル。外はすごく寒い!アイスランドと呼ばれるのも無理はないわね。わあ!あの車、タイヤがすごく大きい。
ガイド:そうなんです。タイヤが氷河の上をスムーズに走るのを助けてくれます。さあ、これをブーツに付けてください。
イチカ:金属のスパイク?
ガイド:そうです。クランポンと呼ばれています。氷の上で滑るのを防いでくれます。ヘルメットとヘッドランプも忘れずに。
イチカ:装備がたくさん。そんなに危険なんですか?
ガイド:はい。洞窟は暗いです。氷の上で滑って転んだらケガをする可能性があります。よし、全員安全装備を着けましたか?出発しましょう!
2ページ目
ガイド:しっかり捕まって、皆さん!
イチカ:わあ!凸凹してる。
ガイド:もうすぐ着きます。
イチカ:それで、なぜアイスランドに氷の洞窟があるんですか?
ガイド:ここには氷河がたくさんあるんです。
イチカ:氷河って何ですか?
ガイド:氷河は、ゆっくり動いている大きな氷の塊です。何年もかけて雪の層が押し固められることで作られます。
イチカ:なるほど。では氷の洞窟はどうやってできるんですか?
ガイド:夏に氷河の氷が溶けると、水が川のように氷河の内部に入り込んでトンネルを作ります。
イチカ:なるほど。
ガイド:冬になると、そのトンネルが凍って氷の洞窟になります。
イチカ:すごい!つまり毎年洞窟の形が変わるんですね?
ガイド:その通りです。さあ、着きました。洞窟まで歩いて15分です。
3ページ目
イチカ:わあ。巨大な海の波の中にいるみたい。これ全部氷なんですか?
ガイド:そうですよ。
イチカ:氷の壁、氷の天井……まるで氷の宮殿みたい。うーん。なぜこんなに青いんですか?
ガイド:ここの氷はとても純粋なんです。ほとんど空気が含まれていません。
イチカ:つまり気泡のない氷なんですね。
ガイド:そうです。光はたくさんの色でできています。純粋な氷の中に光が入ると、青い色だけが通り抜けることができます。だから洞窟全体が青く見えるんです。
イチカ:面白い!
ガイド:では、続けましょう。
* * *
イチカ:ああ、本当に素晴らしい。
ガイド:写真を撮りましょうか?
イチカ:え?
4ページ目
ガイド:観光客はたいていこの青い空間で自撮りをしますよ。
イチカ:あ、そうか。ここがあまりにも美しくて、使命のことをすっかり忘れてしまうところでした。
ガイド:カメラを貸してください。
イチカ:ありがとう!(カシャ)
ガイド:美しい、この洞窟と同じように!
イチカ:今なんて言いました?
ガイド:えー、この後お時間あればコーヒーでも一緒にどうですか?
イチカ:コーヒーは……
バチカ:(無線) イチカ?バチカだよ。洞窟はどう?
ガイド:あ、彼氏がいるんですね……失礼しました!
イチカ:ち、違います!そういうんじゃない。彼氏じゃなくて!彼は……
バチカ:イチカ?どうしたの?
イチカ:しー!今大事なとこなの。あとでかけ直す!
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
氷河
クランポン(アイゼン)
純粋な
気泡
使命
チャンクPickUP
“They’ll keep you from slipping on the ice.”
(日本語訳)「それらが氷の上で滑るのを防いでくれます。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| They’ll keep you | それらはあなたを〜の状態に保つ | “keep + O” の構文 | “they” はクランポン(アイゼン)を指す |
| from slipping | 滑ることから(守る) | “keep + O + from + -ing” の結果部分 | “from” は「〜から遠ざける・〜を妨げる」方向性を示す前置詞 |
| on the ice | 氷の上で | 場所を示す前置詞句 | “slip on the ice” で「氷の上で滑る」 |
“keep + O + from + -ing”は「Oが〜するのを防ぐ・OをXしないようにする」という意味の重要構文です。“prevent + O + from + -ing” とほぼ同義ですが、”keep” の方が口語的です。”stop + O + from + -ing” も同じ意味で使えます。“from + -ing”の “from” は「〜から遠ざける・〜を遮る」という方向性を示します。“keep myself from -ing”(自分が〜しないようにする)という形もあり、“I couldn’t keep myself from laughing.” のように使います。
日常会話例
私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつです。そのため例文は、職場でのビジネス場面と海外旅行中の場面を想定した4つを掲載しています。
ビジネス①
場面:新しいセキュリティシステムの機能を海外子会社に説明するとき
This new system will keep unauthorized users from accessing our data.
(この新しいシステムは、不正なユーザーが私たちのデータにアクセスするのを防いでくれます。)
ビジネス②
場面:プロジェクトのリスク管理として、早期確認がトラブルを防ぐと上司に説明するとき
A quick review at this stage will keep us from making costly mistakes later.
(この段階で素早く確認することが、後で高くつくミスを犯すのを防いでくれます。)
旅行①
場面:寒い観光地で防寒具の必要性を家族に説明するとき
These gloves will keep your hands from getting too cold during the tour.
(このグローブがツアー中に手が冷えすぎるのを防いでくれるよ。)
旅行②
場面:海外旅行でトラブルを防ぐために旅行保険の重要性を説明するとき
Travel insurance will keep you from worrying about unexpected medical costs abroad.
(旅行保険があれば、海外での予期せぬ医療費の心配をせずに済みます。)
PickUP長文読解
今回の一文
“Light is made from many colors. When light goes into pure ice, only the color blue can go through. That’s why the whole cave looks blue.”
(日本語訳)「光はたくさんの色でできています。純粋な氷の中に光が入ると、青い色だけが通り抜けることができます。だから洞窟全体が青く見えるんです。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Light is made from many colors | 光はたくさんの色でできている | “be made from ~” 受動態(成分) | “be made from” は成分・原材料が変化している場合に使う |
| When light goes into pure ice | 純粋な氷の中に光が入ると | 時・条件を示す副詞節 | “go into ~” で「〜の中に入る・侵入する」 |
| only the color blue can go through | 青い色だけが通り抜けることができる | “only + 主語” による限定強調 | “go through” で「通り抜ける・通過する」 |
| That’s why the whole cave looks blue | だから洞窟全体が青く見えるのだ | “That’s why + S + V” 因果の結論 | “That’s why” は「それが〜の理由だ・だから〜なのだ」 |
読解のポイント
ポイント1:”be made from ~” と “be made of ~” の違い
“Light is made from many colors.”の“be made from ~”は「〜から作られる・〜でできている」という受動態表現です。“be made of ~” との違いは変化の有無にあります。”be made of ~” は素材がそのまま残っている場合(”This table is made of wood.”:このテーブルは木でできている)、”be made from ~” は原材料が変化して別のものになっている場合(”Wine is made from grapes.”:ワインはブドウから作られる)に使います。光の場合、多くの色(成分)が合わさって白い光となるため、変化を含む “made from” が使われています。
ポイント2:”only + 主語 + can V” — 「〜だけが〜できる」という限定の強調
“only the color blue can go through”は「青い色だけが通り抜けることができる」という意味で、“only” を主語の直前に置くことで「他の色は通れず、青だけが特別に通れる」という強い限定が表現されています。“only” は文中のどこに置くかで強調する要素が変わります。”Only I can do this.”(私だけができる)・”I can only do this.”(私はこれしかできない)のように、位置によってニュアンスが変わる重要な副詞です。
ポイント3:”That’s why ~” — 因果の結論を締めくくる表現
“That’s why the whole cave looks blue.”の“That’s why + S + V”は「それが〜の理由だ・だから〜なのだ」という因果の結論を示す表現です。前の説明を “That”(それが)で受けて、”why + S + V”(〜の理由)につなぐことで、説明の締めくくりとして効果的に使われています。“That’s because ~”(それは〜だからだ)との使い分けも重要で、”That’s why” は「結果を示して理由を述べる」、”That’s because” は「理由を述べる」という違いがあります。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
イチカはアイスランドのヴァトナヨークル氷河の氷の洞窟を訪れる。ジープに乗り換えクランポンを装着した後、氷河の成り立ちと、夏の融水が冬に凍って氷の洞窟になる仕組みを学ぶ。純粋な氷が青く見える理由に感動しながら、美しい青の洞窟に魅了される。ガイドがコーヒーに誘おうとしたその瞬間、バチカからの無線が割り込み——絶妙なタイミングで場が気まずくなるのだった。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです。
テキストには、毎日の英文スクリプトや語彙リストが掲載されており、学習効果を高めるのに非常に役立ちます。
📘 テキストは全国の書店や、Amazon・楽天ブックスなどのオンライン書店でも購入可能です。
ラジオ エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 2026年6月号 価格:709円 |
NHKラジオ エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 2026年6月号[雑誌] 【電子書籍】 価格:670円 |
スピーキング力を鍛えたい方へ:AI英会話アプリSpeakの学習レポートも書いてます!
当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。
一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。




コメント