このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週金曜日は「英語で味わう日本文学”Japanese Classics”」です。日本最古の歴史書であり文学的な価値も高い「古事記」。天の岩屋戸、ヤマタノオロチ、因幡の白うさぎなど現代にも語り継がれる神話を英語で味わいます。
本日のJapanese Classicsのストーリーは「Narrow Road to the Far North Episode3 Hiraizumi and Chuson-ji」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Narrow Road to the Far North Episode3 Hiraizumi and Chuson-ji(「おくのほそ道」- 第3話「平泉・中尊寺」):和訳
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私はついに白河に到着した。そこは東北地方への玄関口だ。私の夢の旅は本当に始まったのだ。ソラと私は歩きながら、昔の詩人たちが素晴らしい詩を書いた場所を訪ねた。松島では、海の景色が驚くほど美しかった。さまざまな形や大きさの島がとても多くあった。その中には、風を避けるように枝を伸ばした美しい松の木がある島もあった。その素晴らしい景色を見てとても興奮し、その夜はなかなか眠ることができなかった。
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私たちは平泉に行った。そこは私がずっと見たいと思っていた場所の一つだ。藤原氏は三代にわたってこの地域を支配していた。そこは約100年間、安全で豊かな場所だった。それは長い時間だったのだろうか?私たちの国の長い歴史と比べれば、そうではない。彼らの城は日本中でよく知られていた。それはとても大きかった。門から本丸まで行くのに4キロメートルも歩かなければならなかった。しかし城はすでになく、そこには広い野原があるだけだった。金鶏山は今も残っていた。それは富士山のように見える人工の山だった。
私は高館にある古い戦場を見に行った。そこは源義経が自ら命を絶った場所だ。そこは丘の上にあり、遠くの山々に源を持つ北上川を見ることができる。私はヨシツネのことを思った。彼と彼の部下たちはここで勇敢に戦い、そして命を落とした。人の一生はなんと短いのだろう!植物は違う。毎年芽を出し、終わりのない生命の循環を保っている。私は帽子を取り、地面に座った。そして静かに有名な中国の詩を口にした。涙が頬を伝って流れた。私はこの俳句を書いた。
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「夏草や 兵どもが 夢の跡」
(夏草が茂る
かつて兵たちが戦った場所に
今はただの夢)
次に私は中尊寺を訪れ、二つの有名な建物を見た。一つ目は経堂で、1万6千巻の経典と藤原三代の像があった。次は金色堂だった。そこには三人の藤原の指導者の遺体と三体の仏像が納められている。内部は金や銀、美しい石で装飾されていた。このような装飾は通常、雨や風によって剥がれたり傷んだりしてしまう。しかし、賢い誰かが金色堂そのものを覆うために新しい建物を建てたのだ。私はこの静かで美しい建物にとても感動した。それは500年も前のものだが、驚くほど良い状態で保たれていた。まるで雨が金色堂を守ろうとして降らないかのように感じられた。この俳句が頭に浮かんだ。
「五月雨の 降り残してや 光堂」
(五月雨は降れど
輝く金色堂には降らず
だから今も残っている)
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
入口、道
松の木
風景、景観
人工の、人造の
チャンクPickUP
You had to walk four kilometers to get from the gate to the main building.
(日本語訳)門から本館まで行くのに、4キロも歩かなければならなかった。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| You had to | あなたは〜しなければならなかった | 助動詞(義務・必要) | 過去の「必要だった」状況を表す |
| walk four kilometers | 4キロ歩く | 動詞句 | 距離を伴う移動表現 |
| to get | 〜するために | 不定詞(目的) | 「目的」を表す基本形 |
| from the gate | 門から | 前置詞句(起点) | from = 出発点 |
| to the main building | 本館まで | 前置詞句(到達点) | to = 目的地 |
to get from A to B は「AからBに行くために」という「移動の流れ」をシンプルに説明できる非常に実用的なチャンクです。特に観光案内・道案内・施設説明などで頻繁に使われます。「from(出発点)」と「to(到達点)」をセットで使うことで、“どこからどこまで”を明確に伝えることができます。
日常会話での応用表現
– You have to take a bus to get from the airport to the city center.
(空港から市内に行くにはバスに乗る必要があります。)
– You have to walk a bit to get from here to the restaurant.
(ここからレストランまでは少し歩く必要があるよ。)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“Some of them had beautiful pine trees with branches turned away from the wind.”
(日本語訳)そのうちのいくつかには、風を避けるような向きになった枝を持つ美しい松の木があった。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Some of them | それらのうちのいくつか | 主語 | 直前の islands を受けて「島々のいくつか」を指している |
| had | 持っていた/あった | 動詞 | ここでは「所有」というより「〜があった」と存在を表す感覚 |
| beautiful pine trees | 美しい松の木 | 目的語 | had の内容。「何があったのか」を示す |
| with branches | 枝を持った/枝があって | 付帯情報 | pine trees を詳しく説明する with |
| turned away from the wind | 風から背けられた、風を避ける向きになった | branches を説明する過去分詞句 | branches がどんな状態かを後ろから説明している |
読解のポイント
with以下は「追加情報」として読む
この文で最初に大事なのは、with branches turned away from the wind を文の本体と切り離して考えることです。
まず Some of them had beautiful pine trees までで「そのいくつかには美しい松があった」という文の中心をつかみ、そのあとに「どんな松なのか」という説明が足されていると考えると、かなり読みやすくなります。
英語ではこのように、名詞のあとに with を置いて、その名詞の特徴や付帯状況を加えることがよくあります。今回の with は「〜と一緒に」という意味ではなく、「〜を備えた」「〜がある状態の」といった説明の役割です。したがって、直訳しようとするよりも、「beautiful pine trees を詳しく説明している部分だ」と判断することが大切です。
turned は過去形ではなく、branches を説明する過去分詞
読解でつまずきやすい最大のポイントは turned です。
これを「向きを変えた」と過去形の動詞のように読んでしまうと、文の構造が崩れます。ここでは turned away from the wind が branches を後ろから説明していて、「風から背けられた枝」「風を避ける向きになった枝」という意味になっています。
つまり、branches turned away from the wind はひとかたまりで、「風の方向を避けるように伸びている枝」と理解するのが自然です。英語ではこのように、名詞のあとに過去分詞を置いて、その状態や性質を表すことがよくあります。長文ではこの形が頻出するので、動詞と見間違えず、「名詞を説明している」と見抜けるかが重要です。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
語り手は白河に到着し、ソラとともに東北を巡る旅を始めた。詩人ゆかりの地を訪れ、松島では美しい海と島々に深く感動する。平泉では藤原氏の歴史や過去の面影に触れ、人生や時間について思いを巡らせる。戦場を訪れた後、俳句を詠み、中尊寺では美しく保存された金色堂に感銘を受け、再び詩を思い浮かべた。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
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ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
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