このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週月曜日は「探検!世界の映えスポット”Picture-Perfect Spots on Planet Earth”」です。地球への移住を検討中の宇宙人コンビ・イチカとバチカが再び登場!世界各地の、写真映えする絶景を巡る旅へ。
今回のPicture-Perfect Spots on Planet Earthのストーリーは「The Pyramids of Giza(ギザのピラミッド)」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
The Pyramids of Giza(ギザのピラミッド):和訳
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イチカ:こちらイチカ。マザーシップ、聞こえる?
バチカ:こちらバチカ。どんな様子?
イチカ:宇宙から見えた三つの巨大な三角形が見える。山みたいだけど、人工のものだと思う。
バチカ:わかった。何であれ、気をつけて!
* * *
イチカ:わあ……この三角の山、すごく大きい!それに、積み重なったブロックでできてる。
観光客:これらのピラミッドはすごいよね?来る前に全部調べてきたんだ。一つのブロックが約2.5トンもあるんだって。一番大きいピラミッドを建てるのに、200万個以上のブロックが使われたんだよ。
イチカ:200万個!?
観光客:そうなんだ。4,500年以上前のお墓だって信じられないよ!
イチカ:お墓なの?
観光客:そうだよ。ピラミッドはクフ王と、その息子、その孫のために建てられたんだ。ギザのピラミッドって呼ばれてる。
イチカ:ギザのピラミッド?
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観光客:え……知らなかったの?
イチカ:あの、マザーシップからこの建物が見えたから見に来たんだ。
観光客:え?マザーシップ?
イチカ:ところで、どのくらいの高さなの?
観光客:一番高いのは建てられた当時、約147メートルあったんだ。3,800年間、世界で一番高い建物だったんだよ。
イチカ:すごく長い!どうやって建てたんだろう。
観光客:それはまだ謎なんだ。ピラミッドの角が東西南北にほぼ正確に向いているって知ってた?完璧に近すぎて、宇宙人が建てたと言う人もいるんだよ。
イチカ:宇宙人!?(心の中で)もしかして私たちの祖先が何千年も前にここに来て、ピラミッドを建てたのかも!
それで、頂上まで登れる?
観光客:えっと、ダメなんだよ。禁止されてるんだ。でもツアーに参加して内部を見ることはできるよ。
イチカ:本当?面白そう!
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ガイド:皆さん、こんにちは。これから一番大きなピラミッドの中に入ります。まずクフ王の部屋に向かいます。
イチカ:わあ、すごく暑くて暗い。それにこんなに大勢の人が。通路が狭くて、天井が低い。
* * *
ガイド:さあ、着きました。
イチカ:ここが王の部屋か。中央にある大きな石の箱以外はほとんど何もない。
ガイド:あの箱に王の遺体が納められていたと考えられています。
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イチカ:ああ、そうか。
ガイド:古代エジプトでは、王は死後に神になると信じられていました。その準備として、このピラミッドを建て、王が次の人生に必要なものをすべて詰め込んだのです。
イチカ:すごい。
ガイド:ピラミッドに加えて、この地域にはかつて神殿や港もありました。
イチカ:一つの都市まるごとだったんですね!
ガイド:面白いでしょう?
イチカ:このツアー、本当に最高でした。今度は三つのピラミッドが全部入った写真を撮りたいな。いい場所を知っていますか?
ガイド:ええ。ここから徒歩約25分のところに人気の撮影スポットがありますよ。
イチカ:やった!
* * *
イチカ:青い空、砂漠の砂、そして堂々たるピラミッド……なんという眺め!(カシャ)
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
墓
先祖
天井
歩いて
チャンクPickUP
“It’s so close to perfect that some people say aliens built them.”
(日本語訳)「完璧に近すぎて、宇宙人が建てたと言う人もいるほどです。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| It’s so close to perfect | それは完璧にとても近い | “so ~ that” 構文の前半 | “close to + 名詞” で「〜に近い」。”close to perfect” で「完璧に近い」 |
| that | そのため・〜ほど | 結果を導く接続詞 | “so ~ that …” の “that” は「〜なほど」「その結果〜」 |
| some people say | 〜と言う人もいる | 主節 | “some people say …” で「〜と言う人もいる」という控えめな伝聞表現 |
| aliens built them | 宇宙人がそれらを建てた | “say” の目的語節 | “say + that節”(that省略)の形 |
“so ~ that …”は「とても〜なので(その結果)…だ」という因果関係を表す重要構文です。“so” の後に形容詞・副詞が来て、”that” 以下にその結果が続きます。“close to + 名詞”は「〜に近い・〜に迫っている」という表現で、“close to perfect”(完璧に近い)、”close to impossible”(ほぼ不可能)のように幅広く応用できます。“too ~ to” との違いも重要で、”too ~ to” は否定的な結果のみに使いますが、”so ~ that …” はプラス・マイナス両方の結果に使えます。
日常会話例
私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつです。そのため例文は、職場でのビジネス場面と海外旅行中の場面を想定した4つを掲載しています。
ビジネス①
場面:海外子会社が提出してきた報告書の精度が非常に高く、上司に報告するとき
The report was so close to perfect that our client had no comments at all.
(その報告書は完璧に近い出来で、クライアントから何のコメントもありませんでした。)
ビジネス②
場面:新製品のデモの完成度が非常に高く、プレゼンが大成功したことを社内で共有するとき
The demo was so close to perfect that some people thought it was already the final product.
(そのデモはあまりにも完成度が高く、すでに完成品だと思った人もいたほどです。)
旅行①
場面:旅先で偶然入ったレストランの料理があまりにも美味しく、家族に感想を伝えるとき
The pasta was so close to perfect that we went back the next day.
(そのパスタはほぼ完璧な味で、翌日もまた行ってしまったよ。)
旅行②
場面:ホテルの部屋からの眺めが素晴らしく、旅行の写真をSNSに投稿しながら説明するとき
The view from our room was so close to perfect that some people asked if the photo was edited.
(部屋からの景色があまりにも完璧に近くて、写真を加工したんじゃないかと聞いてくる人もいたほどです。)
PickUP長文読解
今回の一文
“In ancient Egypt, people believed the kings would become gods after they died. To prepare for this, they built these pyramids and filled them with things the kings needed for their next life.”
(日本語訳)「古代エジプトでは、王は死後に神になると信じられていました。その準備として、このピラミッドを建て、王が次の人生に必要なものをすべて詰め込んだのです。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| people believed the kings would become gods | 人々は王が神になると信じた | “believe + that節”(that省略) | “would become” は過去から見た未来(時制の一致) |
| after they died | 死んだ後に | 時の副詞節 | “after + S + V” で「〜した後」 |
| To prepare for this | その準備として | 目的を表す不定詞句 | “prepare for ~” で「〜に備える・〜の準備をする」 |
| filled them with things | それらを〜で満たした | “fill + O + with ~” 構文 | 「〜を…で満たす・詰め込む」という重要熟語 |
| things the kings needed for their next life | 王が次の人生に必要なもの | 関係代名詞省略の後置修飾 | “things that the kings needed …” の “that” が省略された形 |
読解のポイント
ポイント1:時制の一致 — “believed … would become”
“people believed the kings would become gods”では、主節が過去形 “believed” のため、that節の中も過去形(would become)になっています。これを時制の一致と呼びます。現在の視点からは “kings will become gods” ですが、過去の「信じていた」時点から見た未来として “would become” と表現されています。日本語では時制の一致が自動的に起こらないため、英語を読む際に特に注意が必要なポイントです。“She said she was tired.”も同じパターンです。
ポイント2:”fill ~ with …” — 「〜を…で満たす」という万能熟語
“filled them with things the kings needed”の“fill ~ with …”は「〜を…で満たす・〜に…を詰め込む」という意味の重要熟語です。“fill the room with flowers”(部屋を花で満たす)、”fill the bag with books”(バッグに本を詰め込む)のように幅広く使えます。受動態 “be filled with …”(〜で満たされている)という形も非常に頻出で、“The hall was filled with excitement.” のように感情・状態を表す表現にも使われます。
ポイント3:”things the kings needed for their next life” — 関係代名詞省略の読み解き方
“things the kings needed for their next life”は“things that the kings needed for their next life”の関係代名詞 “that” が省略された形です。“things”(もの)という名詞の直後に “the kings needed”(王が必要とした)という主語+動詞が続いていることに気づいたら、関係代名詞の省略を疑いましょう。“for their next life”は「次の人生のために」という目的を示す前置詞句です。古代エジプトの来世信仰を背景に、王が死後の世界で必要とするものをピラミッドに詰め込んだという文化的事実が、この一文に凝縮されています。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
マザーシップから地球を訪れたイチカはエジプトのギザのピラミッドを発見する。観光客から各ブロックが2.5トンあり、200万個以上が使われたことを教わる。ピラミッドは4,500年前にクフ王とその一族のために建てられたお墓だった。イチカは内部ツアーに参加し、古代エジプトの来世信仰について学ぶ。最後に晴れた青空の下、三つのピラミッドが揃った完璧な写真を撮ることができた。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
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先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
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