このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週火曜日は「オリジナル・ファンタジー・ストーリー “Short Fantasy Stories”」です。ちょっと不思議な物語が描き出す、私たちの日常のひとコマ。ぜひお楽しみください。
本日のShort Fantasy Storiesのストーリーは「Chips the Talking Cat Part1(おしゃべり猫、チップス 前編)」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Chips the Talking Cat Part1(おしゃべり猫、チップス 前編):和訳
1ページ目
配達員:お荷物です。
レン:はあ。ゲームの途中なのに!後で取りに行こう。
ナレーション(レン):僕はレン、35歳の会社員。一人暮らしで、週末はたいていオンラインゲームをして過ごしている。人とあまり話さない。孤独に聞こえるかもしれないけど、居心地がいい。
レン:あ、雨が降ってきた。荷物を取りに行かないと。(ドアを開ける)うわ。猫?!
ネコ:ニャー。
レン:こら!入っちゃダメ!
ナレーション(レン):何度か猫を外に出したけど、そのたびにすぐ戻ってきた。
レン:まあ、いいか。いていいよ。
ネコ:ニャー。
2ページ目
ナレーション(レン):キャットフードとベッドと赤い首輪を買った。初めて会ったときにポテトチップスを食べていたから、「チップス」と名付けた。
ナレーション(レン):仕事以外のときは、ほとんど家にいる。チップスもそれが好きなようだった。でもある土曜日、衝撃的なことが起きた。
チップス:ねえ!
レン:え?!
チップス:レン、話しかけてるんだよ!
レン:え……チップス?何か言った?
チップス:うん。ずっと家の中にいすぎだし、退屈なんだよね。
レン:す……すまない……
チップス:何か刺激的なことをしようよ!
レン:し……し……刺激的?えっと、例えば?
チップス:僕の写真を撮ればいいじゃん!
3ページ目
レン:そ……そうだね。
ナレーション(レン):チップスがしゃべった!信じられない!公園へ行って、チップスの写真を撮った。
女の子1:なんてかわいい猫!
女の子2:すごく人懐っこいね!
チップス:ニャー。
ナレーション(レン):外にいる間、チップスはしゃべらなかったけど、家に帰ると……
チップス:その写真、オンラインに投稿して。
レン:(ため息)わかった。
ナレーション(レン):写真を投稿したら、10分以内に友達からコメントが来た。
友達1:「久しぶりの投稿……猫飼ったの!?」
友達2:「かっこいい猫!いつか会おうよ!」
チップス:ほら。投稿してよかったでしょ?
ナレーション(レン):正直、友達から連絡が来るのは嬉しかった。それからは、毎週末チップスと公園へ行くようになった。ある日、公園でチップスが突然言った。
4ページ目
チップス:レン、ジョギングしたほうがいいよ。
レン:ジョギング?なんで?
チップス:ポテトチップスばっかり食べて、全然運動しないから。
レン:なんだって?!
ナレーション(レン):腹が立ったけど、走ってみた。驚いたことに、気持ちよかった。家に帰ると、チップスが言った。
チップス:ペット写真コンテストに応募してみたら?僕の写真を送ってよ。
レン:コンテスト?どうせ勝てないよ。
チップス:やってみなよ。この写真がいいと思う。
ナレーション(レン):すぐにその写真を送った。それからチップスの要求はどんどん増えていった。
チップス:レン、自分のことをもっとちゃんとしなよ。部屋を掃除して。親に電話して。もっとヘルシーなものを食べて。あと、僕のご飯はもっといいやつにして、高級品にして。
レン:チップス、いいかげんにしてくれ!お前は僕のお母さんじゃないんだから!
チップス:なんだって?!
ナレーション(レン):翌朝、チップスはいなくなっていた。残っていたのは赤い首輪だけだった。
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
首輪
ほとんど、大部分は
高級な、おしゃれな
チャンクPickUP
To my surprise, it felt good.
(日本語訳)驚いたことに、気持ちよかった。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| To my surprise | 驚いたことに | 感情・反応を示す慣用的前置詞句 | “to one’s+感情名詞”で「〜したことに」という定型表現 |
| it felt good | 気持ちよかった | 主節(S+V+C) | feel+形容詞で「〜な感じがする」 |
“to my surprise”は「驚いたことに・意外にも」という意味で、自分の予想と異なる結果が出たときに使う定型表現。“surprisingly”と似ているが、“to my surprise”は「私個人の驚き」という主観的な感情をより明示的に示す。驚きの程度を強めたいときは“to my great surprise”(本当に驚いたことに)とも言える。”surprise”の部分を変えて“to my delight”(嬉しいことに)・“to my disappointment”(残念なことに)・“to my relief”(ほっとしたことに)などのバリエーションも重要。
日常会話例
私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつです。そのため例文は、職場でのビジネス場面と海外旅行中の場面を想定した4つを掲載しています。
ビジネス①
場面:海外子会社でのプレゼンの反応が予想以上に良かったことを上司に報告する場面
To my surprise, the client approved our proposal on the spot. I wasn’t expecting such a quick decision.
(驚いたことに、クライアントはその場で提案を承認してくれました。こんなに早い判断になるとは思っていませんでした。)
ビジネス②
場面:新しいシステムを試したところ、予想より使いやすかったことを同僚に伝える場面
To my surprise, the new system was much easier to use than I expected. I thought it would take weeks to get used to it.
(驚いたことに、新しいシステムは思ったよりずっと使いやすかった。慣れるのに何週間もかかると思っていたんだけどね。)
旅行①
場面:苦手だと思っていた食べ物を旅先で食べてみたら美味しかった場面
To my surprise, I actually loved the local dish. I was sure I wouldn’t like it, but it was amazing!
(驚いたことに、現地の料理が本当に美味しかったんです。絶対好きじゃないと思っていたのに、最高でした!)
旅行②
場面:混んでいると思っていた観光地がガラガラだった場面
To my great surprise, the famous temple was almost empty when we arrived. We had the whole place to ourselves!
(本当に驚いたことに、到着したとき有名なお寺はほとんど人がいなかった。貸し切り状態でしたよ!)
PickUP長文読解
今回の一文
“I named the cat ‘Chips’ because I was eating potato chips when we first met.”
(日本語訳)初めて会ったときにポテトチップスを食べていたから、「チップス」と名付けた。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| I named the cat “Chips” | 猫を「チップス」と名付けた | 主節(S+V+O+C) | name+O+C=「OをCと名付ける」(SVOC構文) |
| because | なぜなら〜だから | 理由を示す接続詞 | 後に続く節が名付けの理由を示す |
| I was eating potato chips | ポテトチップスを食べていた | 理由節の主節 | 過去進行形(was eating)で「そのとき〜していた」 |
| when we first met | 初めて会ったとき | 時を示す副詞節 | when節が「eating」のタイミングを示す |
読解のポイント
「name+O+C」という命名の使役構文(SVOC)
“I named the cat ‘Chips'”はname+目的語(O)+補語(C)というSVOC構文で「OをCと名付ける」という意味です。“call+O+C”(OをCと呼ぶ)と構造が似ています。この構文では名付けられた対象(the cat)と名前(Chips)が補語の関係になっており「the cat=Chips」という等号関係が文の中に含まれています。name・call・nickname・titleなど名前・呼び名に関わる動詞はこのSVOC構文とともに使われることが多いです。
「過去進行形」が示す「あのとき〜していた」という場面の描写
“I was eating potato chips”の過去進行形(was+eating)は「あのとき(まさに)〜していた」という特定の瞬間に進行中だった動作を示します。単純過去形”I ate potato chips”(ポテトチップスを食べた)が「食べた」という完了した事実を示すのに対し、過去進行形は「そのとき食べているさなかだった」という場面の描写に焦点があります。”when we first met”というwhen節と組み合わせることで「出会った瞬間にちょうど〜していた」という生き生きとした状況描写が生まれています。
「when we first met」の”first”が示す「初めての」という強調
“when we first met”の“first”は「初めて」という副詞で、meetという動詞の最初の出来事であることを示しています。”when I first heard the song”(その曲を初めて聴いたとき)・”when she first arrived”(彼女が初めて到着したとき)のように、記憶に残る最初の体験・出来事を描写するときによく使われます。日本語の「初めて〜したとき」という表現に自然に対応します。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
一人暮らしの35歳の会社員・レンは、雨の日に迷い込んできた猫を引き取り、チップスと名付けます。ある土曜日、チップスが突然しゃべり始め、外出・写真投稿・運動・友人との再会など次々と行動を促します。少しずつ生活が前向きになるレンでしたが、チップスの要求がエスカレートしたとき、ついに爆発。翌朝チップスは姿を消し、残ったのは赤い首輪だけでした。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
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