このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週水曜日は「世界の偉人伝”Heroes and Giants”」です。日本を、世界を動かした偉人たちの誰もが知るその偉業を、ちょっと意外なその素顔を、英語で味わうことができます。
本日のHeroes and Giantsのストーリーは「Tsuda Umeko ~ An Ambitious Educator ~」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Tsuda Umeko ~ An Ambitious Educator ~(津田梅子 〜 野心の教育者 〜):和訳
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明治時代、日本政府は西洋文化を学ぶために何人かの人々を海外へ送りました。この計画の一環として、1871年に5人の若い少女がアメリカへ留学しました。
「この子はとても幼いですね。本当に行かせて大丈夫なのですか?」
この言葉は、この旅の職員が津田梅子について言ったものでした。当時、彼女はまだ6歳でした。
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その後、梅子は日本の女性の生活をより良くするために懸命に働きました。彼女は女性のための評判の高い学校を作りました。それは現在、津田大学として知られています。
アメリカで11年間暮らした後、梅子は1882年に日本へ戻りました。日本での生活は最初とても大変でした。なぜなら、彼女は日本語をほとんど忘れてしまっていたからです。しかし彼女にとって、もっと大きな問題は日本の女性の生活でした。日本では、女の子は良い妻や母になるために学校へ通っていました。アメリカはそれとは違っていました。
当時、日本のほとんどの女性は仕事を持っておらず、若いうちに結婚していました。梅子の両親は彼女に結婚してほしいと思い、多くの男性と会わせました。しかし最終的に、彼女は結婚しない道を選びました。彼女は日本の女性の生活を良くするために働きたいと思ったのです。彼女はこう考えました。
「日本の女性は、自分たちは男性より重要ではないと思っています。社会を変えようと考えていないのです。」
梅子は、女性が社会でも家庭でも重要な存在になれるということを教えたいと思っていました。そして、その第一歩は女性自身が男性と同じくらい大切な存在であると理解することだと感じていました。そのためには、良い教育を受ける必要があると彼女は考えました。
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その頃、梅子は英語教師として働いていましたが、もっと多くのことをしたいと思っていました。そこで彼女は再び勉強するためにアメリカへ行きました。アメリカで残りの人生を過ごすことも考えましたが、日本の女性を助けたいという強い思いから、日本へ戻る決心をしました。
日本では、女性教育の重要性について講演を行い、いくつかの論文も書きました。1900年、彼女は西洋式教育を行う学校「女子英学塾」を開きました。しかし学校はいつも十分なお金があるわけではありませんでした。梅子は学校を支えるために他の教師の仕事も引き受けました。また、アメリカと日本の友人たちも彼女を助けました。
彼女の努力のおかげで、1903年に政府はその学校を女性のための最初期の正式な大学の一つとして認めました。その後、学校は津田大学という名前に変わりました。梅子は1929年、64歳で亡くなるまで女性教育のために働き続けました。
梅子の時代、女性は社会の中でほとんど力を持っていませんでした。しかし梅子は女性の人生を変えるために積極的に行動しました。今日でも、人々は彼女がどれほど努力したかを覚えており、多くの若い女性が彼女の作った学校で学びたいと願っています。
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
野心的な
教育者
論文
チャンクPickUP
Are you sure she can go?
(日本語訳)本当に彼女は行けるのですか?
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Are | ~ですか | 疑問文を作るbe動詞 | 文を疑問文にしている |
| you | あなたは | 主語 | 相手に確認している |
| sure | 確信している | 補語 | 「確かだと思っている状態」 |
| she | 彼女は | 主語(従属節) | 内容節の主語 |
| can | ~できる | 助動詞 | 可能・許可 |
| go | 行く | 動詞 | 行く行動 |
Are you sure ~ ? は、「~だと確信していますか?」という意味で、相手の考え・判断・記憶などが本当に正しいかを確認する時によく使われます。会話では非常によく使われる自然な表現で、疑いというより確認のニュアンスが強いです。たとえば、予定や情報をもう一度確かめたいときや、相手の判断に少し不安を感じたときなどに使われます。
日常会話への応用
– Are you sure this dish is not spicy?
(この料理、本当に辛くないですか?)
– Are you sure the meeting starts at 3?
(会議は3時からで本当に合っていますか?)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“She felt that the first step was to help women understand that they were just as important as men.”
(日本語訳)彼女は、女性が自分たちも男性と同じくらい大切な存在だと理解することが、最初の一歩だと考えていました。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| She | 彼女は | 主語 | 津田梅子を指す |
| felt | 感じた / 思った | 動詞 | think に近い意味で使われる |
| that | ~ということを | 接続詞 | 内容を導く |
| the first step | 最初の一歩 | 名詞句 | 問題解決の第一段階 |
| was | ~だった | be動詞 | 主語と補語をつなぐ |
| to help | ~を助けること | 不定詞 | 行動の目的 |
| women | 女性たち | 目的語 | help の対象 |
| understand | 理解する | 動詞 | help の後の動詞 |
| that | ~ということを | 接続詞 | 理解する内容 |
| they | 彼女たちは | 主語 | women を指す |
| were | ~だった | be動詞 | 状態を表す |
| just as important as | ~と同じくらい重要 | 比較表現 | equality(平等)を表す |
| men | 男性たち | 比較対象 | women と比較 |
読解のポイント
「felt that ~」は「そう感じた・そう思った」という思考表現
この文の最初にある She felt that ~ は、「彼女は~だと感じた(思った)」という意味です。
英語では think / believe / feel / realize などの動詞の後に that節 を置き、その人の考えや認識を説明することがよくあります。
ここでは felt が使われているため、単に論理的に考えたというよりも、彼女自身の経験や思いから「そう感じていた」というニュアンスになります。英語の文章では、このように人物の考えを説明する felt that / thought that という構造が頻繁に登場します。
「the first step was to ~」は説明文でよく使われる構文
この文の中心部分は the first step was to ~ という形です。
これは「最初の一歩は~することだった」という意味で、問題解決や計画の説明をするときによく使われます。
英語では be動詞 + to不定詞 の形で、「〜することがその内容である」という説明をすることがあります。ここでは the first step(最初の一歩) が何だったのかを to help women understand という不定詞句で説明しています。このような構文は、スピーチや説明文でもよく使われるため覚えておくと読解がしやすくなります。
「help + 人 + 動詞」は「人が〜するのを助ける」
この文では help women understand という形が使われています。
英語では help + 人 + 動詞 で「人が〜するのを助ける」という意味になります。
通常の動詞なら
help people to understand
のように to が入ることもありますが、help の場合は to を省略して動詞の原形を使うことが非常に多いです。つまりこの部分は
help women understand
=女性たちが理解するのを助ける
という意味になります。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
津田梅子は、1871年に西洋文化を学ぶためアメリカへ送られた5人の少女の一人でした。11年後に日本へ戻った彼女は、日本の女性がとても限られた機会しか持っていないことに気づきます。彼女は結婚する代わりに、教育を通して女性の生活をより良くするために働くことを決意しました。後に女性のための学校を創設し、それは津田大学となりました。彼女の努力は、日本における女性教育への考え方を変えるきっかけとなりました。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
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ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
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