このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週水曜日は「世界の偉人伝”Heroes and Giants”」です。日本を、世界を動かした偉人達。誰もが知るその偉業とちょっと意外なその素顔を英語で味わいましょう。
本日のHeroes and Giantsのストーリーは「Edith Piaf(エディット・ピアフ)」です。
【本日の放送をテキストで読んだ感想】
今回もストーリーの内容を概ね理解できました。自分が受けた支えやご恩を受けっぱなしにせず、しっかり次の世代へ返していく姿勢は素晴らしいと感じました。見習いたい姿勢です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Edith Piaf(エディット・ピアフ):和訳
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「シャンソン」はフランス音楽の一種を指す名前です。しかし「シャンソン」は、フランス語で単に「歌」という意味でもあります。ですから、フランスの人々にとってそれは、ただの一つの音楽ジャンルというだけではないのです。シャンソンは、一人の歌手のおかげで世界中で有名になりました。
1915年、パリの貧しい地区に一人の少女が生まれました。彼女は成長し、著名な歌手エディット・ピアフとなります。父はサーカスのアクロバット芸人で、母はカフェで歌を歌っていました。一家はとても貧しく、エディットは祖母のもとへ預けられ、子供にとって健全とはいえない環境で暮らすことになりました。しかし、この特異な幼少期は、エディットの人格に大きな影響を与えました。
エディットが7歳になったとき、彼女は父親と暮らし始めました。父は路上で芸を披露し、彼女はそれを見ている人々からお金を集めました。しかし、15歳のとき、彼女は一人で路上生活をする決意をします。彼女は生きるために路上で歌いました。
1935年、ある人気ナイトクラブのオーナーが彼女の歌声を耳にし、彼女は彼のクラブで歌うようになりました。エディットは身長わずか142センチしかなく、そのカフェのオーナーが彼女の路上での歌う姿を鳥のようだと感じたことから、彼女は「小さな雀(The Little Sparrow)」というニックネームを与えられました。その後まもなく、「小さな雀」の名は広く知れ渡るようになりました。
ある日、そのクラブのオーナーが殺害されました。警察は誤って、彼女を犯人だと考えてしまいました。
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これは事実ではなく、この件は彼女の歌手としてのキャリアに傷をつけました。幸いにも、作家や俳優、そのほかの芸術家たちがエディットのキャリアを支え続けました。作詞家のレイモン・アッソもその一人でした。エディットは歌い方をきちんと学んだことがなかったため、彼が彼女に教えました。彼女はより上手に、より感情豊かに歌う方法を身につけました。アッソが書いた彼女の曲の一つがヒットし、エディットはやがて大スター、エディット・ピアフとなりました。
この頃、ピアフは多くの才能ある若者たちを見出し、彼らがスターになる手助けをしました。彼女はこう言っています。
「頂上にたどり着いたら、他の人のためにエレベーターを下に送り返すことを忘れないでね。」
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エディットはまた、たびたび恋に落ちました。彼女の有名な曲「ばら色の人生(La Vie en Rose)」は、歌手であり俳優でもあるイヴ・モンタンとの恋愛期間中に書かれたと言われています。その後、エディットはプロボクサーと出会い、二人は恋に落ちました。しかし彼は飛行機事故で亡くなりました。その翌年、エディットの曲「愛の讃歌(Hymne à l’amour)」もまた大ヒットとなりました。
これ以降の人生は、彼女にとって幸せなものではありませんでした。彼女は何度も交通事故に遭い、薬物に手を出すようになりました。しかし、彼女は歌うことをやめませんでした。彼女は1963年に亡くなるまで、舞台で歌い続け、楽曲を発表し続けました。彼女の力強い歌声は今も世界中で愛され続けており、今では彼女のスタイルが「シャンソン」という一つの音楽ジャンルとして世界に認識されています。彼女はこう言いました。
「私は歌うことをやめられない。歌うことが私の人生だから。」
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
幼少期
雀
津々浦々に知れ渡って
~を認識する
チャンクPickUP
“But this unique childhood greatly influenced Edith’s personality.”
(日本語訳)「しかし、この特異な幼少期は、エディットの人格に大きな影響を与えました。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| But | しかし | 接続詞 | 前文の内容との対比 |
| this unique childhood | この特異な幼少期 | 主語(影響を与えるもの) | 名詞句 |
| greatly | 大いに | 副詞 | influencedの度合いを強調 |
| influenced | 影響を与えた | 他動詞(過去形) | 主語と目的語を直接つなぐ |
| Edith’s personality | エディットの人格 | 目的語(影響を受けるもの) | 名詞句 |
influence は「〜に影響を与える」という意味の動詞で、greatly(大いに、非常に)という副詞がその前に置かれ、影響の度合いを強調しています。greatly influenced 全体で「大きな影響を与えた」という意味になります。influence は他動詞として使われ、後ろに影響を受ける対象(Edith’s personality)を直接目的語として取っています。
influence の基本構造は「[影響を与えるもの]+influence(d)+[影響を受けるもの]」で、主語も目的語も名詞(または名詞句)が置かれます。this unique childhood(指示形容詞+形容詞+名詞)、Edith’s personality(所有格+名詞)のように、いずれも名詞句としてこの型に収まります。
人・出来事・環境などが何かに強い影響を及ぼしたことを説明する際に、日常会話・ビジネス・アカデミックな文章まで幅広く使われる表現です。greatly の部分は、strongly(強く)、significantly(著しく)、deeply(深く)などに置き換えることもでき、影響の種類やニュアンスに応じて選べます。「〜が原因で」という単純な因果関係よりも、「〜が人格・考え方・行動などに深く作用した」という、より内面的・持続的な影響を表す際に適した動詞です。
日常会話例
私は海外子会社を持つ企業に勤めており、家族と海外旅行を楽しむことも目標のひとつです。そのため例文は、職場でのビジネス場面と海外旅行中の場面を想定した4つを掲載しています。
ビジネス①
場面:上司や先輩から受けた指導が自分の仕事のやり方に大きく影響したことを話す
My mentor’s advice greatly influenced the way I approach projects.
(メンターのアドバイスは、私のプロジェクトへの取り組み方に大きな影響を与えました。)
ビジネス②
場面:市場動向が会社の戦略に大きな影響を与えたことを報告する
The recent market changes have greatly influenced our business strategy.
(最近の市場の変化は、我々の事業戦略に大きな影響を与えています。)
旅行①
場面:旅先での体験が自分の価値観に影響を与えたことを話す
That trip to Kyoto greatly influenced how I see traditional culture.
(あの京都旅行は、伝統文化に対する私の見方に大きな影響を与えました。)
旅行②
場面:現地の人との出会いが旅の印象に大きく影響したことを伝える
Meeting local people greatly influenced our impression of the country.
(現地の人々との出会いは、その国に対する私たちの印象に大きな影響を与えました。)
PickUP読解
今回の一文
“It is said that her famous song, La Vie en Rose, was written during her romance with singer and actor, Yves Montand.”
(日本語訳)「彼女の有名な曲「ばら色の人生(La Vie en Rose)」は、歌手であり俳優でもあるイヴ・モンタンとの恋愛期間中に書かれたと言われています。」
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| It is said that ~ | 〜と言われている | 形式主語構文 | itは形式主語、実際の内容はthat以下 |
| her famous song, La Vie en Rose, | 彼女の有名な曲、ばら色の人生 | that節の主語(同格) | songとLa Vie en Roseが同格 |
| was written | 書かれた | 受動態 | be動詞+過去分詞 |
| during her romance with singer and actor, Yves Montand | 歌手であり俳優でもあるイヴ・モンタンとの恋愛期間中に | 前置詞句(時) | singer and actorとYves Montandが同格 |
読解のポイント
It is said that ~ の形式主語構文
この文は It is said that ~(〜と言われている)という定番の形式主語構文です。it は形式主語で、実際の内容(真の主語にあたる部分)は that 以下の節全体です。「誰が言っているか」を明示せず、世間一般で言われている噂・伝聞を表す際の定番表現です。
同格のカンマ(名詞+カンマ+固有名詞)
her famous song, La Vie en Rose, や singer and actor, Yves Montand のように、名詞(句)の直後にカンマを置いて、別の名詞(多くは固有名詞)を並べる構造を「同格」といいます。「前の名詞=後ろの名詞」という、同一のものを言い換えて説明する働きをします。この構文が成立するのは、前後の名詞が同一のものを指している場合に限られ、単に情報を並べたいだけの場合には使えません。文の途中に挿入される場合は前後をカンマで挟み、文末に来る場合は後ろのカンマは不要です。
受動態(was written)
was written は受動態(be動詞+過去分詞)で、「(誰かによって)書かれた」という意味です。曲を書いた人物は明示されていませんが、文脈から、この曲がエディット・ピアフ自身、あるいは共作者によって生み出されたことを示しています。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
1915年、パリの貧しい家庭に生まれたエディット・ピアフは、厳しい幼少期を経て、フランスを代表する歌手の一人となった。路上で歌う姿を見出され、「小さな雀」というニックネームを得る。殺人容疑を誤ってかけられるという不遇にも見舞われるが、作詞家レイモン・アッソの助けを得てキャリアを立て直し、後に自らも若い才能を育てる存在となった。情熱的な恋愛は「ばら色の人生(La Vie en Rose)」など数々の名曲を生んだ。ピアフは1963年に亡くなるまで歌い続け、彼女の歌唱スタイルは「シャンソン」として世界的に知られるようになった。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです。
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スピーキング力を鍛えたい方へ:AI英会話アプリSpeakの学習レポートも書いてます!
当ブログはESEを使ったインプット学習の記録が中心ですが、筆者自身が「聞く力は鍛えているのに、話す力が追いついていない」という課題に気づき、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」でアウトプットの練習を始めました。
一週間、無理なくアウトプットのトレーニングをするなかで、得られたことや気づいたことをまとめて記事にしています。週に1度更新していますので、「ESEでインプットは続いているけど、話す練習はできていない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考までにご覧ください。




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