エンジョイ・シンプル・イングリッシュ チャンク解説まとめ|2025年10月第4 & 5週(10/20~10/24 & 10/27~10/31)

1週間のまとめ

このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、

  • 本文和訳
  • チャンク&単語解説
  • 英語での要約

を毎日更新しています。

週末には、今週放送された5つのストーリーに登場したチャンクをまとめて確認できる復習記事をご用意しました。ESEを日々聴いている方も、「今週どんな表現が出てきたかな?」と振り返るのにもぜひご活用ください。

また、NHKラジオでは毎週土曜日の午前6:30〜6:55午前9:05〜9:30毎週日曜日の午後9:30〜9:55に、平日5日分のストーリーをまとめて再放送しています。加えて、NHKラジオ「らじる★らじる」アプリでは、放送から1週間は聴き直すことが可能です。

ラジオを聴きながら、「あれ?ここなんて言ってた?」と感じた方は、各曜日の和訳&解説記事もぜひご覧ください!

今週のPickUPチャンク解説の復習

ここでは日々のESE和訳&解説記事の中でPick UPしたチャンクをまとめて復習します。
今週の英語構文復習メモに記載した構文以外にも、日常会話等でそのまま使えるチャンク等もたくさん紹介していますので、ぜひ復習してみて下さい。

ここからは簡易な解説と、和訳なしの英文しか載っていないので、もし英文の和訳を知りたい、もっと詳しい解説をみたいと思った方は、ぜひその日の記事を見に行って下さい!

月曜日のPickUPチャンク

I’m in a hurry to get to my office.

be in a hurry to + 動詞 は、「時間に余裕がなく、〜する必要がある/早く〜したい」という切迫感のある目的を、穏やかな口調で伝えられるチャンクです。似た表現の rush to は動作そのものの「駆け込む」ニュアンスが強く、描写的。いまの文のように相手への配慮を保ちながら予定の切迫を伝えるなら in a hurry to が最適です。

日常会話での応用表現

I’m in a hurry to get to the airport—could we check out now?

I’m not in a hurry to decide—can I think it over overnight?

月曜日のPickUP長文読解

“I think they’re telling us to pay more attention to our lives!”

構成パーツ

パーツ意味機能補足
I think私は思う評価の前置き(スタンス表示)断定を和らげ、主観として提示
they’re telling us彼らは私たちに伝えている主節内容(進行形)tell + 人 + to V の土台。they は文脈上「標識」を擬人化
to pay more attentionより注意を向けること目的不定詞(tell の内容)tell 人 to V=「人にVするよう言う」
to our lives私たちの人生に前置詞句(注意の向け先)pay attention to + 名詞 のコロケーション
強い語調強調警官の力点・メッセージ性を示す

月曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

火曜日のPickUPチャンク

The sake shop owner is coming to collect the money tomorrow morning.

be coming to collect ~ は、(誰かが)~を回収・集金しに来る予定だという意味で、進行形で“既に決まっている近い未来”として表現するチャンクです。相手の訪問がスケジュール化されているとき、単純未来の will come よりも自然に聞こえ、口頭連絡でも職場のやり取りでも違和感がありません。目的は to collect + 目的語 で続け、collect は「集金する・回収する」のニュアンスを持つ動詞です。
進行形の近接未来は「ほぼ確定」のニュアンスを帯びるため、未確定の仮予定には might come may come を使うほうが適切です。

日常会話例

The hotel driver is coming to pick up our luggage tomorrow morning.

The finance officer is coming to collect the receipts before the meeting.

火曜日のPickUP長文読解

“Yes, but it has to be something that I know.”

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
Yes, butそうだけど/はい、でも譲歩+対立の接続いったん同意しつつ条件を提示する前置き
it has to be ~~でなければならない必要・義務(現在)have to=外的条件による必要。mustより口語的
something何か先行詞(不定代名詞)後ろから関係節で限定される“漠然とした物”
that I know私が知っている(もの)関係代名詞節(制限用法)thatは目的格。口語では that/which/Ø が可(目的格は省略可)

火曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

水曜日のPickUPチャンク

These changes were sometimes difficult for people to understand at first.

be difficult for 人 to + 動詞は、(人)にとって〜するのが難しいという評価を客観的・丁寧に述べることができ、状況説明や配慮の表明に非常に使いやすいチャンクです。主語には「難しさの対象(物・事)」を置き、for + 人 で「誰にとって」を示し、to + 動詞 で「何をするのが」を具体化します。口語で少し砕くなら hard for 人 to V、やや前向きに言いたいなら challenging for 人 to V と言い換えられます。

日常会話への応用

It’s difficult for tourists to find trash bins in this area.

I find it difficult to explain this in Japanese, but I’ll try.

水曜日のPickUP長文読解

“In 2016, Dylan won the Nobel Prize for Literature “for having created new poetic expressions within the great American song tradition.””

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
In 2016,2016年に時間状況文頭に置いて時を提示
Dylanディランは主語固有名詞
won the Nobel Prize for Literatureノーベル文学賞を受賞した述部「for Literature」で部門(文学賞)を特定
“for having created … tradition.”「…のゆえに」受賞理由(引用)ノーベル財団の公式表現を引用。文法的には for + 動名詞句
having created創出したことにより完了分詞(前時性)= because he had created の圧縮形
new poetic expressions新しい詩的表現目的語expressions=表現(複数)
within the great American song tradition偉大なアメリカ歌曲の伝統の内部で前置詞句(範囲・枠)within=「~の内部で/内側で」→「伝統の枠内で」

水曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

木曜日のPickUPチャンク

The power is stronger as you get closer to the center.

as you get closer to …「~に近づくにつれて……だ」という状態が段階的に変化することを自然に言えるチャンクです。ビジネス・観光・日常のどの場面でも使いやすく、数字を伴う説明(料金・温度・混雑度)とも相性が良い表現です。主節にはしばしば比較級(stronger, colder, more expensive など)を置き、as + S + V の節で「変化の軸」を提示します。

日常会話への応用

The train gets more crowded as it gets later in the evening.

As you get closer to the station, you see more restaurants.

木曜日のPickUP長文読解

“If someone tried to go into a small black hole, that person would be quickly pulled toward the center.”

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
Ifもし〜なら条件を導く接続詞仮定法の導入
someone誰か条件節の主語不特定の人
tried to go into入ろうとした条件節の述部try to V「Vしようとする」
a small black hole小さなブラックホール(の中)へ動作の目的地go into で「中に入る」
,区切り条件節と主節の境界
that personその人は主節の主語条件節中の someone を受ける指示
would be pulled引っ張られるだろう主節の述部(仮定法+受動)would + be + p.p.
quickly素早く副詞(様態)受動の bep.p. の間に置く自然な位置
toward the center中心へ向かって方向句toward(s) はどちらも可(米:toward)

木曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

金曜日のPickUPチャンク

He thought, “There must be people living up the river.”

There must be ~は、「〜があるに違いない」という意味を表現できるチャンクです。これは「断定寄りの推測、確信度の高い推量」を表し、手がかりから論理的に結論づけるときに使います。

日常会話への応用

There must be a bus coming soon. Everyone’s lining up.

There should be a pharmacy down the road. Let’s keep walking.

金曜日のPickUP長文読解

There he saw chopsticks floating down the river.

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
Thereそこで/その場所で場所を示す副詞存在文の There is/are ではなく、「場所の there
he saw彼は見た動詞句(過去)知覚動詞 see
chopsticks箸を目的語見えた対象
floating流れている分詞(目的語を後置修飾)= which were floating の省略形
down the river川を下って方向の副詞句down は「下流へ」。動きのベクトルを示す

金曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

チャンク&単語帳

今週出てきたチャンク&単語帳をまとめました。一週間の中で同じものも出てくることがありますが、語彙力強化にご活用ください。

〜を巻き戻す

事故を起こす

交通規則

〜に化ける

おつりをとっておく

ひどい

詩人

基本的に、要するに

〜を…になぞらえる

無名の人

宇宙

角、縁、端

〜のどちらでも

少なくとも、せめて

乱暴な、狂暴な

〜せずにはいられない

いびきをかく

ESEの放送について

NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。

※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。

👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)

また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。

番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです
テキストには、毎日の英文スクリプトや語彙リストが掲載されており、学習効果を高めるのに非常に役立ちます。

今回の内容は、「NHK ラジオ エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 2025年10月号」に掲載されています。
📘 テキストは全国の書店や、Amazon・楽天ブックスなどのオンライン書店でも購入可能です。電子書籍もございます。
気になる方は、ぜひご確認ください。

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この記事を書いた人
ESEリスナー

学生時代から英語が苦手だった私ですが、NHK『Enjoy Simple English』とChatGPTを組み合わせたことで、英語学習がようやく「続けられるもの」になりました。
当ブログでは、AIのサポートを活かしながら、英語を“自分の言葉”として理解できるようになる過程を、学習者目線で丁寧にまとめています。
筆者の詳細が気になる方は、名前のリンクをクリックしてご覧ください。

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