エンジョイ・シンプル・イングリッシュ チャンク解説まとめ|2025年9月第1週(9/1~9/5)

1週間のまとめ

このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、

  • 本文和訳
  • チャンク&単語解説
  • 英語での要約

を毎日更新しています。

週末には、今週放送された5つのストーリーに登場したチャンクをまとめて確認できる復習記事をご用意しました。ESEを日々聴いている方も、「今週どんな表現が出てきたかな?」と振り返るのにもぜひご活用ください。

また、NHKラジオでは毎週土曜日の午前6:30〜6:55午前9:05〜9:30毎週日曜日の午後9:30〜9:55に、平日5日分のストーリーをまとめて再放送しています。加えて、NHKラジオ「らじる★らじる」アプリでは、放送から1週間は聴き直すことが可能です。

ラジオを聴きながら、「あれ?ここなんて言ってた?」と感じた方は、各曜日の和訳&解説記事もぜひご覧ください!

今週のPickUPチャンク解説の復習

ここでは日々のESE和訳&解説記事の中でPick UPしたチャンクをまとめて復習します。
今週の英語構文復習メモに記載した構文以外にも、日常会話等でそのまま使えるチャンク等もたくさん紹介していますので、ぜひ復習してみて下さい。

ここからは簡易な解説と、和訳なしの英文しか載っていないので、もし英文の和訳を知りたい、もっと詳しい解説をみたいと思った方は、ぜひその日の記事を見に行って下さい!

月曜日のPickUPチャンク

If you want to enjoy the festival more, you should go to the park near the bay.

If you want to …, you should …」は、相手の希望を前提に角の立たない提案をする便利な型です。観光案内や同僚へのおすすめで「やりたいなら、こうすると良いよ」と自然に言えます。
より柔らかくしたいときは If you’d like to … / If you’re looking to …少しカジュアルなら For more …, head to … もOKです。

日常会話での応用表現

If you’re looking to avoid the crowds, you should visit the shrine early in the morning.

If you want great photos, you should walk to the bridge by the bay.

月曜日のPickUP長文読解

“He became a hero and was given a magic drink that would let him live forever.”

構成パーツ

パーツ意味文法機能補足
He彼は主語一文全体の主語を共有
became a hero英雄になった述語①(能動)結果状態への変化(become + 名詞)
andそして等位接続述語①と②を並列
was given与えられた述語②(受動)give の受動。「誰に?」=主語を受け手に
a magic drink魔法の飲み物を目的語(受動文の主語側に対応)後ろの関係節で限定
that〜する(もの)関係代名詞(主格)先行詞 a magic drink を限定(必須の that)
would let〜させるだろう助動詞+動詞(未来の過去/可能性)anchor が過去なので would
him彼が目的語(let の目的語)「誰に〜させるか」
live forever永遠に生きる原形不定詞(使役 let の補部)let + 人 + 動詞原形

月曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

火曜日のPickUPチャンク

I’ll look it up in my bird book.

look ~ up」は“辞書やネットで調べる”の定番句動詞です。分離可能なので、代名詞は必ず中に入れる(look it up)。媒体は in a book / dictionary, on the internet, in the manual のように前置詞を使い分けます。
類義語との違い
look for は“探す”(物の所在捜索)
check は“確認する”(軽い確認)
search は“検索/捜索”(やや固い・技術的)
look into は“詳しく調査する”(原因追及)

日常会話例

Can I look up the word?

I looked up the restaurant in the guidebook, and it’s closed on Mondays.

火曜日のPickUP長文読解

“I wish something exciting would happen . . .”

構成パーツの解説

パーツ意味文法的機能補足
I wish (that) ……だったらいいのに(という願望)主要動詞+名詞節that は省略可。現実とは異なる/自分で変えられない事態への願いに使う。
something excitingわくわくする何か不定代名詞+形容詞something/anything/everything + 形容詞で後置修飾(something interesting など)。exciting は「(人を)ワクワクさせる」=原因側、excited は「(人が)ワクワクしている」=受け手側。
would happen起これば(起こってくれれば)助動詞 would+動詞原形wish + would は「自分でコントロールできない事が“今後”変わることへの期待・不満混じりの願い」。
…(三点リーダ)余韻・未完の思い様態記号ため息や空想の余韻を示す。文法上は不要だが語調を柔らかくする。

火曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

水曜日のPickUPチャンク

In addition to this, so much food was donated that a local ice rink was used as a giant refrigerator.

In addition to this, … は書き言葉よりで、前の内容に“もう一つ”情報を足すときに便利です。
口語では In addition,” “Also,” “Plus,” “On top of that, が自然。In addition to は本来「前置詞」なので 名詞/動名詞 を続けるのが基本(例:In addition to dessert, we ordered coffee.)。
文頭で「,」を忘れずに。

so much/many … that 〜「とても…なので〜」という結果を述べる型。不可算は so much, 可算複数は so many。so very や such … that(名詞全体を強調)とも置換可能。
例:such a lot of food was donated that …(口語)。

used as + 名詞 は「役割として実際に使う」。used like は「〜のように扱う」の比喩寄りで、厳密な用途指定には as を使うのが安全。

日常会話への応用

In addition to working full-time, she volunteers on weekends.

We used my phone as a hotspot.

水曜日のPickUP長文読解

Taking care of all these people would not be easy, but the residents wanted to do everything they could.

構成パーツの解説

パーツ意味文法・機能補足
Taking care of ~〜の世話をすること動名詞句(名詞化)take care of + 人/物 の定番コロケーション。主語位置で名詞化(-ing)。
all these peopleこれだけの人々限定詞の重ね(all + these + 複数名詞)all が量の広がり、these が近接(ここにいる)を示す。
would not be easy容易ではないだろうwould による仮定的評価“今この状況で”を前提に「見込み・推量」。控えめ断定。
butしかし等位接続詞前半(困難)と後半(意思)を対比。
the residents住民たち名詞句(主語)町の人々。
wanted to do〜したいと思った動詞+不定詞want to V(欲求)。過去時制。
everything (that) they could彼らにできることは何でも関係節(that省略)+省略everything they could (do)do が省略された目的語ギャップの関係節。

水曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

木曜日のPickUPチャンク

I know that when people hurt your feelings badly, you feel like you don’t want to see them ever again.

I know (that) …when …, you feel like …は、相手の感情に寄り添いながら一般論として述べる、とても丁寧な型です。feel like + 文/動名詞は「〜したい気がする/〜な気持ちになる」という文です。ever againは否定文で「二度と」を強烈に示すため、軽い場面では強すぎるので注意しましょう。
この文のように「理由(when節)」→「反応(you feel like …)」の順で、内容を差し替えればどんどん応用できます。

日常会話への応用

I get that when your idea is ignored in meetings, you feel like you don’t want to speak up again.

When a restaurant treats you badly, you feel like you don’t want to go back there ever again.

木曜日のPickUP長文読解

“Actions take place between people, so you can’t know what will happen.”

構成パーツの解説

パーツ品詞・文法意味・役割補足
Actions名詞(可算・複数)/主語行為・行動一般を指す抽象名詞一般論としての主語。特定の個々の行為ではなく、概念的な“行為”全体を示す。
take place句動詞(自動)起こる/行われる目的語を取らない自動詞表現。出来事の発生や実施のニュアンスをもつ。
between people前置詞句場・関係の範囲指定(人と人との間で)相互作用の舞台が“人間関係”であることを示す。複数人の関係性を強調。
, so等位接続詞原因→結果の接続「だから」前節の内容を前提に、後節で帰結・結論を述べる。
you代名詞(2人称)主語(一般人を指す汎用の you)特定の相手ではなく“一般に人は”という意味の generic you。
can’t know助動詞+動詞(否定)知ることができない/把握不可能能力・可能性の否定というより、原理的な不可知を述べる用法。
what will happen名詞節(間接疑問)「何が起きるか」=know の目的語語順は平叙(倒置なし)。未来の出来事を示す will happen を内包。

木曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

金曜日のPickUPチャンク

She caught it without any difficulty.

without any difficulty「手間・苦労がまったく無い」を上品に言う型。ビジネス〜日常まで幅広く使えます。
より口語らしい表現にするなら with no trouble / no problem / easily などが適切です。

without any + 不可算名詞で「〜が全くない/なしに」を表現できます。difficultyの他にも、evidenceinformationexperienceなども使えます。

日常会話への応用

We renewed the visas without any difficulty.

We got tickets with no trouble.

金曜日のPickUP長文読解

“Both of them thought that the dead man must want something, but neither could understand what his words meant.”

構成パーツの解説

パーツ品詞・文法意味・役割補足
Both of them代名詞句(主語)「二人とも」直後の thought の主語。二者全員の一致を示す。
thought動詞(過去形)「〜と思った」心理動詞。内容は that節 に入る。
that従属接続詞内容節を導くthat は省略可だが、ここでは明示。
the dead man名詞句「亡くなった男」文脈上、妻が夢で見た義父を指す。
must want情態動詞+動詞原形(推量)「〜を望んでいるに違いない」must は義務ではなく確信推量(epistemic)。時制は「当時その時点で望んでいる」。
something不定代名詞「何か」want の目的語。内容は不特定。
, but等位接続詞逆接「しかし」前半(推量)と後半(理解不能)を対比。
neither否定の代名詞(主語)「どちらも〜ない」省略形は “Neither (of them) …”。否定語のため後続は倒置。
could understand助動詞+動詞原形「理解できなかった」可能性の否定(能力というより「把握できず」)。
what his words meant名詞節(間接疑問)「彼の言葉が何を意味していたのか」語順は平叙(what + S + V)。histhe dead man を指す。meant は過去。

金曜日の和訳&解説記事はこちら

より詳しい解説、応用表現等の和訳、当日のストーリーの和訳や単語、要約文などを確認したい方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。

チャンク&単語帳

今週出てきたチャンク&単語帳をまとめました。一週間の中で同じものも出てくることがありますが、語彙力強化にご活用ください。

位置している

赤道

収穫、収穫高

〜を表す・象徴する

(海などの)湾、入り江

(場所)まで浮き上がる

腹部、おなか

オウム

不満を言う、文句を言う

くちばし

責任、罪

飛行機

planesも飛行機を意味する

乗客、旅客

住民

冷蔵庫

教育

責任、罪

叫ぶ

許す

個々の、個人の

他方では

〜を帳消しにする・取り消す

キジ

地域、地方

さみしい

配偶者の父、義父

どちらでもない、どちらの

機(はた)を織る

領主、首長

多分、おそらく

ふた

隅々まで

ESEの放送について

NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。

※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。

👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)

また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。

番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです
テキストには、毎日の英文スクリプトや語彙リストが掲載されており、学習効果を高めるのに非常に役立ちます。

今回の内容は、「NHK ラジオ エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 2025年9月号」に掲載されています。
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この記事を書いた人
ESEリスナー

学生時代から英語が苦手だった私ですが、NHK『Enjoy Simple English』とChatGPTを組み合わせたことで、英語学習がようやく「続けられるもの」になりました。
当ブログでは、AIのサポートを活かしながら、英語を“自分の言葉”として理解できるようになる過程を、学習者目線で丁寧にまとめています。
筆者の詳細が気になる方は、名前のリンクをクリックしてご覧ください。

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