このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週水曜日は「世界の偉人伝”Heroes and Giants”」です。日本を、世界を動かした偉人たちの誰もが知るその偉業を、ちょっと意外なその素顔を、英語で味わうことができます。
本日のHeroes and Giantsのストーリーは「Yokoi Gunpei ~ A Fun-loving Game Designer ~」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Yokoi Gunpei ~ A Fun-loving Game Designer ~(横井軍平 〜 遊びをデザインしたゲーム王 〜):和訳
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あなたがテレビゲームをするとき、コントローラーの十字ボタンについてあまり考えないかもしれません。しかし、このボタンがなければ、ゲームをすることはもっと難しかったかもしれません。このボタンを発明したのは、横井軍平という人物でした。
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横井は大学で工学を学びましたが、卒業後は仕事が見つかりませんでした。そこで1965年、彼に仕事を提供した唯一の場所――任天堂というおもちゃ会社で働き始めました。当時、任天堂の主力商品は「花札」と呼ばれる日本のカードゲームでした。
横井はすぐに、マジックハンドのような新しいヒット玩具を作り始めました。これは部屋の向こう側まで手を伸ばして物を取れるおもちゃです。このおもちゃは、資金難だった任天堂を救ったと言う人もいます。彼はまた、野球のピッチングマシンや、現在人気の掃除ロボットに似た掃除用のおもちゃも作りました。
1970年代後半のある日、横井が新幹線に乗っていたとき、誰かがこっそり携帯用の計算機で遊んでいるのを見ました。突然、横井はひらめきました。「人が暇なときに遊べるゲームを作りたい。こっそり遊べるなら、人気になるかもしれない。」
このアイデアは、スマートフォンほどの大きさのゲームシリーズ「ゲーム&ウオッチ」になりました。小さなゲームには小さな操作ボタンが必要でした。これらのゲームは親指で操作できるボタンを備えていました。大ヒットとなり、後のゲームコントローラーのアイデアにもつながりました。
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1980年代になると、テレビゲームは従来の遊びやおもちゃよりも人気になりました。多くのおもちゃ制作者は昔ながらの遊びしか理解できず、仕事を変えなければなりませんでした。しかし横井は違いました。彼は人気のゲームシステムを作り続けました。横井が古い技術を新しい方法で使うことを信じていたからこそ、これが可能だったのかもしれません。
新しい家庭用ゲーム機のコントローラーを設計したとき、彼はジョイスティックの考えを取り入れ、小さく平らにする方法を考えました。そして考え抜いた末に、十字ボタンを生み出しました。このボタンによって、プレイヤーはゲームを簡単に操作できるようになりました。
任天堂が世界中で有名になるにつれ、横井も優れたゲームデザイナーとして知られるようになりました。その後、彼は大ヒットした携帯型ゲーム機ゲームボーイの開発にも関わりました。1996年、横井は独立するために任天堂を離れましたが、翌年56歳で交通事故により亡くなりました。ゲーム業界は彼の時代から大きく変わりましたが、多くの人々はいまでもこの素晴らしいゲームデザイナーを尊敬しています。彼の偉大な発明は、今も世界中の人々を楽しませ続けています。
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
〜を発明する
その当時
親指
チャンクPickUP
If it can be played secretly, maybe it will become popular.
(日本語訳)もしこっそり遊べるなら、たぶん人気が出るだろう。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| If | もし〜なら | 条件節の導入 | 仮定の話を始める合図 |
| it | それ(ゲーム) | 主語 | 前文の内容を受ける |
| can be played | 遊ぶことができる | 受動態+可能 | 「誰でも遊べる」ニュアンス |
| secretly | こっそり | 副詞 | 周囲に気づかれずに |
| maybe | たぶん | 推量表現 | 断定を避ける |
| it will become | それは〜になるだろう | 未来予測 | 結果の部分 |
| popular | 人気のある | 補語 | 状態の変化 |
maybe it will become popular は、「人気が出るかも」という断定しない未来予測のチャンクです。
ビジネスのアイデア、SNS投稿、新しいお店などについて気軽にコメントする時にとても自然です。ネイティブは強く言い切らず、maybe をつけて柔らかく意見を述べることが多いです。
日常会話への応用
– If this café can be used as a workspace, maybe it will become popular.
(このカフェが作業場所として使えるなら、人気が出るかもね。)
– If the app can be used secretly during meetings, maybe it will become popular.
(会議中でもこっそり使えるなら、そのアプリ流行るかも。)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“When Yokoi designed the controller for a new family game computer, he took the idea of the joystick and tried to think of a way to make it small and flat.”
(日本語訳)横井が新しい家庭用ゲーム機のコントローラーを設計していたとき、彼はジョイスティックのアイデアを取り入れ、それを小さく平らにする方法を考えようとしました。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 文法的役割 | 補足 |
|---|---|---|---|
| When Yokoi designed | 横井が設計したとき | 時を表す副詞節 | 文頭に来るWhen節は状況説明 |
| the controller for a new family game computer | 新しい家庭用ゲーム機のコントローラー | designed の目的語 | for は「〜用の」 |
| he took the idea of the joystick | 彼はジョイスティックのアイデアを取り入れた | 主節① | take the idea of = 発想を借りる |
| and tried to think of | そして〜を考えようとした | 動詞の並列 | tried to + 動詞原形 |
| a way to make it small and flat | それを小さく平らにする方法 | think of の目的語 | a way + to不定詞の修飾 |
読解のポイント
文頭のWhen節は「背景説明」であり主文ではない
この文は最初に When Yokoi designed〜 が来ていますが、ここは文の主役ではありません。英語ではまず背景となる時間状況を提示し、そのあとに主となる出来事が続きます。学習者はWhen節を見たら「ここはメイン情報ではなく、いつの話かを示している部分だ」と理解すると、文の構造が一気に見やすくなります。
“a way to do” は頻出の名詞+不定詞パターン
a way to make it small and flat は、名詞を後ろの to不定詞が説明する形です。これは英語の説明文で非常によく出る構文で、「〜する方法」という意味になります。日本語では前から訳したくなりますが、英語では「方法 → 何をする方法か」という順番で情報が追加されていく点が重要です。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
十字ボタンの発明者である横井軍平は、工学を学んだ後に任天堂で働き始めました。彼は人気のおもちゃを生み出し、列車の中で電卓を使って遊ぶ人々からヒントを得て、小型ゲームを開発します。その発想はゲーム&ウオッチや新しいコントローラーへとつながりました。任天堂の成長とともに、彼はゲーム業界を変えた有名なデザイナーとなりました。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
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先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
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ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
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