このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週水曜日は「世界の偉人伝”Heroes and Giants”」です。日本を、世界を動かした偉人たちの誰もが知るその偉業を、ちょっと意外なその素顔を、英語で味わうことができます。
本日のHeroes and Giantsのストーリーは「Leonardo da Vinci ~ The Renaissance Man ~」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Leonardo da Vinci ~ The Renaissance Man ~(レオナルド・ダ・ヴィンチ 〜 ルネサンスの万能人 〜):和訳
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毎年、700万人以上の人々がパリのルーブル美術館を訪れます。ほとんどの人にとって、その訪問のハイライトはモナリザを見ることです。この有名な絵を描いた人物は、1400年代後半のイタリアの芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチでした。
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レオナルドは画家として最もよく知られていますが、実際に制作した絵はおよそ15点ほどしかありません。67歳まで生きた人物としては、それほど多くはありません。彼が多くの絵を描かなかったのは、完璧主義者だったからかもしれません。彼は作品のための研究に時間をかけることを好んでいました。『最後の晩餐』を完成させるのには約4年かかりました。それだけでなく、他にも長い時間を要した作品がありました。モナリザのモデルはジョコンダ夫人という女性だったと言われています。完成までにあまりにも時間がかかったため、彼女は完成した絵を見る前に亡くなってしまいました。
レオナルドは多くの絵を描いたわけではありませんが、武器や運河、都市計画など、さまざまな分野についておよそ1万ページもの記録を残しました。彼は人体のスケッチも描いています。それらを描くために、30体以上の遺体を解剖したとも言われています。レオナルドは、多くのことを研究することで、より優れた芸術家になれると考えていました。さまざまな分野を研究したことから、彼はしばしば「ルネサンス人」と呼ばれます。これは、多くのことに優れている人を指します。
レオナルドは水と飛行に強い関心を持っていました。彼は「血は人間の原動力であり、水は自然の原動力である」と考えていました。
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世界には水が必要ですが、同時にその危険性も理解していました。彼はかつて、大雨や洪水によって自分の村が被害を受けるのを目にしたことがあります。そのため彼は記録の中に、救命具や水を制御する機械、さらには潜水艦の設計まで残しました。レオナルドが水と安全に共存する方法について深く考えていたことは明らかです。
飛行についても、彼はさまざまな飛行機械の設計を残しており、その中にはヘリコプターのようなものもありました。レオナルドは鳥の飛び方を研究し、翼や尾を使ってどのようにバランスを取っているのかを観察しました。そして、鳥のように飛ぶ機械を設計しようと試みました。
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また、パラシュートの図もあり、その横には「これはどんな高い場所からでも安全に降りるために使える」と書かれていました。約500年後の2008年、ある男性がレオナルドの設計をもとにしたパラシュートを使って飛行機から飛び降り、安全に着地しました。レオナルドの設計の多くは実際に作られることはありませんでしたが、彼が優れた科学者であり技術者であったことを示しています。研究者たちは今でも彼の記録を研究し続けています。将来、私たちはこの多才な天才についてさらに多くのことを学ぶかもしれません。
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
完璧主義者
運河
才能のある、有能な
チャンクPickUP
It took Leonardo about four years to finish The Last Supper.
(日本語訳)レオナルドが『最後の晩餐』を完成させるのに、約4年かかりました。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| It | それ(形式主語) | 文の主語 | 実際の主語は後ろの to 不定詞 |
| took | かかった | 動詞(過去形) | take の過去形 |
| Leonardo | レオナルドにとって | 目的語 | 「誰にとってか」を示す |
| about four years | 約4年 | 時間 | どれくらいかかったか |
| to finish | 完成させるために | 不定詞 | 実際の内容(本当の主語) |
| The Last Supper | 最後の晩餐 | 目的語 | 何を完成させたか |
「It takes ~ to do」は、「〜するのに…かかる」という意味で、時間・労力・距離などを表すときに使う非常に汎用性の高い表現です。「誰にとってか」を示す場合は、「It takes 人 + 時間 + to do」の形になります。この「人」は省略することもでき、「It takes about 10 minutes to get there(そこに行くのに約10分かかる)」のようにも使えます。
日常会話への応用
– How long does it take to get to the airport?
(空港までどれくらいかかりますか?)
– It took me three months to pass the exam.
(試験に合格するのに3ヶ月かかりました。)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“Also, there was even a drawing of a parachute with a memo next to it that said, “You can use this to land safely from any high place.””
(日本語訳)また、パラシュートの図もあり、その横には「これはどんな高い場所からでも安全に降りるために使える」と書かれたメモが付いていました。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Also | また | 接続語 | 前の内容に追加する |
| there was | 〜があった | 存在構文 | 新しい情報を導入する |
| even a drawing of a parachute | なんとパラシュートの図も | 主語 | 「even」で驚き・強調 |
| with a memo next to it | その横にメモが付いている | 付帯状況 | drawing を説明 |
| next to it | その隣に | 前置詞句 | it = parachute |
| that said | 〜と書かれていた | 関係代名詞節 | memo を説明 |
| You can use this | これを使うことができる | メモの内容 | this = パラシュート |
| to land safely | 安全に着地するために | 不定詞(目的) | use の目的 |
| from any high place | どんな高い場所からでも | 前置詞句 | 範囲・条件 |
読解のポイント
名詞の後ろに情報がどんどん付いていく構造を理解する
この文の最大の難しさは、「名詞に対して後ろから説明が連続して付いていく構造」にある。英語では、名詞を先に出してから、その内容を後ろでどんどん補足していくのが基本の形だ。
この文ではまず「a drawing of a parachute(パラシュートの図)」という核があり、そこに「with a memo next to it(その横にメモがある)」が付け加えられる。さらにその「memo」に対して「that said(〜と書かれていた)」という説明が続き、その中身として引用文が来ている。
つまり読むときは、「図 → メモがある → そのメモに書いてある内容」という順番で、イメージを一つずつ積み上げていくことが重要になる。これを一気に訳そうとすると崩れるので、英語の語順のまま理解するのがコツ。理解できるようになります。
that が何を説明しているのかを見抜く
この文の「that said」は非常に重要なポイント。ここでの「that」は「memo」を説明している関係代名詞であり、「メモがどんなものか」を補足している。
英語学習では、that を見たときに「どの名詞にかかっているのか」を瞬時に判断できるかが読解力の分かれ目になる。この文では「memo → that said」とつながっているので、「“〜と書かれているメモ”」というまとまりで理解するのが正しい。
もしこれを「drawing」にかけてしまうと意味が崩れるので、直前の名詞を意識する習慣が重要になる。ておくことが重要です。
with は「〜と一緒に」ではなく付帯状況を表す
「with a memo next to it」は、「メモと一緒に」というよりも、「メモが付いている状態で」という意味になる。英語の with は単なる「一緒に」だけでなく、状況説明(付帯状況)として非常によく使われる。
この文では、「パラシュートの図があり、その横にメモが添えられている状態」を表している。読解では with を見たら、「何がどんな状態で存在しているのか」をイメージすることが大切。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
モナリザで有名なレオナルド・ダ・ヴィンチは、多くの時間を研究に費やしたため、制作した絵は約15点にとどまりました。彼はさまざまな分野を研究し、科学や芸術、工学に関する膨大な記録を残しました。自然を観察しながら、水や飛行に関する機械も設計しました。多くのアイデアは実現されませんでしたが、その才能の高さを示しています。現在でも人々は彼の研究を学び続けています。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
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