このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週金曜日は「英語で味わう日本文学”Japanese Classics”」です。日本最古の歴史書であり文学的な価値も高い「古事記」。天の岩屋戸、ヤマタノオロチ、因幡の白うさぎなど現代にも語り継がれる神話を英語で味わいます。
本日のJapanese Classicsのストーリーは「The Eight Satomi Warriors Episode4(Finale) The Eight Brave Warriors」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
The Eight Satomi Warriors Episode4(Finale) The Eight Brave Warriors(「南総里見八犬伝」- 最終話「八人の勇士たち」):和訳
1ページ目
Narration:フセ姫の首飾りに付いていた八つの水晶の玉のうち、六つが見つかりました。ある日、シノは忠大法師という僧に出会いました。彼はかつてフセ姫の父に仕えていた武士でした。当時、彼はダイスケと呼ばれ、フセ姫の元婚約者でした。僧はこう言いました。
Chudai-hoshi:フセヒメが亡くなったあと、私は僧となり、彼女の首飾りの八つの玉を探して国中を旅してきました。その玉を持つ八人を集めることができれば、強くて力強い仲間になるとわかっています。彼らはサトミ家を守ることができます。今、サトミ家は危険な状況にあります。どうか八人の戦士をすべて見つけ、家を再び強くし、人々が平和に暮らせるよう助けてください。
2ページ目
Narration:シノたちは失われた戦士たちを探す旅に出ました。彼らは名刀ムラサメマルを持って逃げたドウセツを見つけました。やがて彼らは兄弟になることを誓いました。最後の二人を見つけるまでには時間がかかりましたが、ついに出会えました。「智」の文字を持つ玉は舞踊団の踊り子が持っていました。
3ページ目
Narration:最後の玉は、栃木の山で化け猫と戦った男のもので、「礼」の文字がありました。「智」は物事の意味を理解する知恵を表し、「礼」は社会の決まりを守ることを意味します。フセヒメが亡くなってから長い年月が過ぎ、八つすべての玉が再びそろいました。
***
Narration:フセヒメの兄ヨシナリは、阿波国の新しい指導者となっていました。八人の戦士はサトミ家に仕えるため城に集まりました。彼らはかつてないほど強いチームでした。城を攻める敵と戦い、力を合わせればどんな問題も解決できました。やがて阿波国には再び平和が訪れました。ヨシナリは八人の戦士にこう言いました。
4ページ目
Yoshinari:私の国を守ってくれてありがとう。それぞれに自分の城を与えたいと思います。そして、私には八人の娘がいます。あなたたちは彼女たちと結婚してもよいのです。
Narration:八人の戦士は家族とともに長く幸せに暮らしました。では忠大法師はどうなったのでしょうか。彼は八つの水晶の玉を再びつなぎ合わせ、首飾りにしました。そしてそれをフセヒメの墓へ持っていき、山の中で彼女の思い出とともに静かに暮らし、やがて亡くなりました。戦士たちが年老いたころ、彼らは山に集まり、自然の美しさを楽しみながら暮らし、人々の前に姿を現すことはありませんでした。これはサトミ家に伝わる、八人の勇敢な戦士たちの物語です。
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
僧侶
前の、以前の
チャンクPickUP
It took some time to find the last two, but they did.
(日本語訳)最後の二人を見つけるのには少し時間がかかったが、彼らはやり遂げた。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| It | それは | 形式主語 | 本当の主語は to 以下 |
| took | かかった | 動詞 | take time の定型表現 |
| some time | 少しの時間 | 目的語 | a long time / a while にも置換可 |
| to find | 見つけること | 不定詞 | 本当の主語 |
| the last two | 最後の二人 | 名詞句 | 文脈依存表現 |
| but | しかし | 接続詞 | 逆接 |
| they did | 彼らはそうした | 代動詞表現 | did = found を省略 |
It took some time to 〜は「〜するのに時間がかかった」という意味を自然に表す超重要チャンクです。英語では時間・距離・労力などを表現するとき、主語に人ではなく It(形式主語) を置くのが自然です。
日常会話での応用表現
– It took some time to find this café, but it was worth it.
(このカフェを見つけるのに少し時間がかかったけど、来てよかったよ。)
– It took some time to get here because the train was late.
(電車が遅れて、ここに来るのに時間がかかったんだ。)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“After Fuse-hime died, I became a monk and started traveling around the country looking for the eight balls from her necklace.”
(日本語訳)伏姫が亡くなったあと、私は僧になり、彼女の数珠の八つの玉を探すために国中を旅し始めました。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| After Fuse-hime died | 伏姫が亡くなったあと | 時を示す従属節 | 文全体の「いつ」を決める背景情報 |
| I became a monk | 私は僧になった | 主節① | 変化を表す become |
| and started traveling | そして旅を始めた | 主節②(並列) | 動詞が2つ並ぶ自然な構造 |
| around the country | 国中を | 副詞句 | traveling を説明 |
| looking for the eight balls | 八つの玉を探しながら | 現在分詞(付帯状況) | 「〜しながら」の重要構文 |
| from her necklace | 彼女の数珠の | 前置詞句 | balls を後ろから説明 |
読解のポイント
After節は「背景時間」を作る前置き構文
英語の長文では、After / When / Because などの節が文頭に来た場合、まず「これは背景説明だな」と判断することが大切です。この文でも、主語の行動は I became a monk から始まるので、After節はストーリーの時間軸を示すための導入部分だと理解すると読みやすくなります。
動詞が2つ並ぶ「become → start」の流れを意識する
この文は「僧になる → 旅を始める」という出来事の連続を表しています。
英語では I became … and started … のように、主語を省略して動詞だけ並べることが非常によくあります。日本語訳では一文にまとめてしまいがちですが、英語では「変化 → 行動開始」という順序が明確に示されている点が重要です。
looking for は分詞構文ではなく「付帯状況」の現在分詞
多くの学習者が looking for を難しく感じる理由は、「分詞構文かな?」と身構えてしまうからです。ここでは難しく考えず、started traveling を具体的に説明する追加情報として読むと自然です。つまり「旅し始めた → 何をして? → 探しながら」という関係になっています。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
シノたちは、フセヒメの首飾りの水晶玉を持つ残りの戦士を探す旅を続けます。仲間を集め、八つの玉がそろうと、彼らはサトミ家を守るために団結します。力を合わせて敵と戦い、阿波国に平和を取り戻しました。その後、戦士たちは静かで長い人生を送り、勇気と忠義、調和を伝える伝説として語り継がれていきます。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
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ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです。
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