このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週金曜日は「英語で味わう日本文学”Japanese Classics”」です。日本最古の歴史書であり文学的な価値も高い「古事記」。天の岩屋戸、ヤマタノオロチ、因幡の白うさぎなど現代にも語り継がれる神話を英語で味わいます。
本日のJapanese Classicsのストーリーは「The Kojiki – The Goddess’Grandson」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
The Kojiki – The Goddess’Grandson(「古事記」- 天孫降臨):和訳
1ページ目
オオクニヌシは天の下の国の支配者になった。
子どもたちとともに、その国をすばらしい場所にした。
天の上の神々の一柱はそれを快く思わなかった。
それは太陽の女神アマテラスだった。
彼女は長男のアメノオシホミミがその国を治めるべきだと考えた。
彼は天の下の国を見下ろして、「私には騒がしすぎる」と思った。
それで彼は弟をオオクニヌシのもとに遣わし、国を譲るよう伝えさせた。
三年が過ぎても、弟は戻ってこなかった。
2ページ目
アマテラスは別の若い神、アメノワカヒコを遣わすことに決めた。
彼には特別な弓矢が授けられ、天の下の国へ行くよう命じられた。
ところが、到着するやいなや、彼はオオクニヌシの娘の一人と結婚し、そこに留まることに決めてしまった。
3ページ目
アメノワカヒコからの知らせがないまま八年が過ぎた。
待ちくたびれたアマテラスは、天の下の国へ霊鳥を遣わした。
アメノワカヒコはその鳥に気づくと、弓矢で射落とした。
矢は鳥の体を突き抜け、はるか天上の国へと飛んでいった。
4ページ目
天の上で、とても位の高い神がその矢を拾い、矢に向かってこう告げた。
「もしアメノワカヒコがいまだに我らを助けているのなら、彼を殺すな。だが、そうでないなら、彼を討て!」
矢は再び天の下の国へ送り返され、アメノワカヒコを射殺した。
アマテラスは激しく怒った。「ほかにもっとふさわしい神はいないのか」
そこで偉大な武の神が選ばれた。彼は地上に下り、オオクニヌシとその子どもたちと話し合った。
幾度かの議論と戦いののち、オオクニヌシはついに国を譲ることに同意した。
この知らせにアマテラスは大いに喜んだ。彼女は長男に、今こそ天の下の国を治めてよいと告げた。
しかし彼は言った。「この務めにふさわしいのは、私の子ヒコホノニニギだ」
アマテラスはこれを受け入れ、孫に三種の特別な宝—美しい玉と鏡、そして剣—を授けた。
その玉と鏡は、かつてアマテラスを天の岩屋からおびき出すために使われたものだった。剣は八つの頭を持つ大蛇の体内で見つかったものだった。こうして三種の宝を携え、ヒコホノニニギは天の下の国へ降り、新しい支配者となった。
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
支配者
〜するとすぐに
(案など)に賛成する
チャンクPickUP
Amaterasu became tired of waiting, so she sent a spirit bird.
(日本語訳)アマテラスは待ちくたびれてしまったので、霊鳥を送った。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Amaterasu | アマテラス | 主語 | 固有名詞。一般会話では “I / he / she / they” に置換。 |
| became | ~になった | 動詞(変化) | “become + 形容詞/名詞” の基本形。過去形。 |
| tired of ~ing | ~することにうんざりする/飽きる | 形容詞+前置詞+動名詞 | 会話頻出の感情パターン。“sick of ~ing”(かなり強い)に置換可。 |
| waiting | 待つこと | 動名詞 | “of” の目的語。動作名詞化。 |
| so | だから/その結果 | 接続詞(因果) | カジュアルな因果のつなぎ。フォーマルなら “therefore”。 |
| she sent ~ | 彼女は~を送った | 動詞(行為) | “send + 目的語” の基本。 |
| a spirit bird | 霊鳥 | 名詞句 | ここでは物語語彙。一般会話では “a message / an email / a driver” 等に置換。 |
be tired of ~ingは、「~にうんざりしている/飽きている」という感情の“結果状態”を表す定番表現。進行中の行為や繰り返しに対してよく使います。get/become tired of ~ing にすると「だんだんうんざりしてくる」という“変化”のニュアンスが足されます。
日常会話での応用表現
– I’m tired of waiting. Can we make a decision today?
(待つのはもううんざりです。今日は決められますか?)
– She got tired of commuting two hours each way, so she moved closer to work.
(彼女は片道2時間の通勤にうんざりして、職場の近くへ引っ越しました。)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“So he sent his brother to Okuni-nushi to tell him to give up his land.”
(日本語訳)そこで彼は弟をオオクニヌシのもとへ遣わし、国を譲るように彼に伝えさせた。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| So | それで/だから | 論理のつなぎ(因果) | 直前文を受ける口語的接続。硬めにするなら Therefore, |
| he | 彼は | 主語 | 文脈上の「送り出す側の神」 |
| sent | 送った/遣わした | 動詞(過去) | send A to B=「A を B に送る」 |
| his brother | 彼の弟を | 目的語 | 使者(送り込まれる側) |
| to Okuni-nushi | オオクニヌシのもとへ | 方向・到達点 | to は到達点。「〜のもとへ」 |
| to tell | 伝えるために | 不定詞(目的①) | 送り出しの目的を表す |
| him | 彼に(=オオクニヌシに) | tell の間接目的語 | 参照先は Okuni-nushi(直前の前置詞句) |
| to give up | 譲る/放棄する | 不定詞(目的②:依頼内容) | 句動詞 give up=「(権利などを)手放す」 |
| his land | 彼の土地(=国)を | 目的語 | 所有者は Okuni-nushi を指す |
読解のポイント
「So」で因果をつなぎ、主文の骨格を先に掴む
文頭の So は直前の状況(例:統治者を替えたい意図など)を受け、「それで…した」と結果を導きます。まず骨格 he sent his brother to Okuni-nushi をつかんでから、後続の不定詞句で「何のために」「何をさせるために」を足していくと迷いません。
目的の不定詞が“二段階”で連なる
to tell … to give up … と to 不定詞が連続し、(A を送る)→(B に伝える)→(B に C させる)の目的の階段になっています。
第1階:to tell「伝えるために」=送った目的
第2階:to give up「譲るように」=伝達内容
英語はこのように不定詞を重ねて“目的→さらに内側の目的”を滑らかに表現します。
句動詞 give up の語感と上位語彙
give up は口語的で「(所有・権利を)手放す/明け渡す」。公文書・叙述では relinquish / cede / surrender などの語に置換できます。ここでは領土(his land)の放棄という法的・政治的な含みを帯びています。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
オオクニヌシが天の下の国を治めていたが、アマテラスは長子アメノオシホミミに統治させようとする。最初の使者は戻らず、次のアメノワカヒコはオオクニヌシの娘と結婚して留まる。八年後、霊鳥が遣わされるが彼は射落とし、その矢が戻って彼を射殺す。怒ったアマテラスは武神を遣わし、最終的にオオクニヌシは国譲りを承諾。アマテラスは孫のヒコホノニニギを任じ、鏡・玉・剣を授けて降臨させた。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
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ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
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