このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週月曜日は「オリジナル・ショート・ストーリー”Short Stories”」です。英語で味わうたった5分のショート・ショート。見え隠れするのは喜怒哀楽の人間模様です。
今回のShort Storiesのストーリーは「The Toilet Stall」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
The Toilet Stall(あかずの扉):和訳
1ページ目
Manabu:開かないドアがあるって、シュンヤ?
Shunya:うん。2階の男子トイレだよ。個室の1つのドアが、昨日も一昨日も……いつも鍵がかかってるんだ、マナブ!
Manabu:朝から晩までってこと?
Shunya:えっと、ぼくは昼休みにしかトイレを使わないから、一日じゅうかどうかはわからないけど……
Manabu:じゃあ、誰かが使ってるのかも。
Shunya:ぼくもそう思ったよ。だからノックしたんだけど、誰も返事しなかったんだ。
Manabu:じゃあ、なんで鍵がかかってるんだ?
Shunya:誰かのいたずらだと思う。
Manabu:なんのために?
Shunya:さっぱりわからないよ、でも全然おもしろくない。そうだ! 今日また鍵がかかってたら、個室に水を流し込んでやる!
Manabu:えっ? そんなことしちゃだめだよ!
Shunya:どうして?
Manabu:君に悪いことが起きるかもしれない。
Shunya:悪いこと? 例えば?
2ページ目
Manabu:君はこの学校に来たばかりだから、シュンヤ、たぶん知らないんだろうけど……あの男子トイレには幽霊が出るって言われてるんだ。うちの学校は昔の戦場の上に建ってるんだよ。
Shunya:幽霊? 冗談でしょ!
Manabu:本気だよ。侍の幽霊を見たっていう人がいるんだ。
Shunya:(笑って)そんな話、どこの学校にもあるよ! ぼくは信じない。
Manabu:でも本当なんだ!
Classmate:おい、シュンヤ! 誰と話してるんだ? さあ行こう! 音楽の授業に走らないと遅刻しちゃうぞ!
Shunya:わかった、ちょっと待ってくれる? マナブ、行こう!
Manabu:うーん、ちょっと用事があるんだ。
Shunya:そっか、じゃあ待ってるよ。
Manabu:先に行って、シュンヤ。あとで追いつくから。
Classmate:シュンヤ! 早く!
Shunya:わかった、また後でね、マナブ。
* * *
Shunya:授業が終わって本当にうれしい。今のうちに昼ごはんの前にトイレに行っておこう……ああ、また長い列だ。しかもあの個室、また鍵がかかってる。うわあ!
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(コンコン)
Shunya:もしもし! 中に誰かいるの? もしもし! 返事がないなら、個室に水を流し込むよ!
(水の音)
Shunya:みんな下がって! いくぞ、3、2、……
Manabu:やめろ!
Shunya:え? いまの声、マナブ? マナブ、どこにいるの?
Manabu:ここだよ。
(ドアが開く)
Shunya:マナブ? なんで鍵のかかった個室の中にいるの?
4ページ目
Manabu:うーん……
Shunya:毎日この個室にいるの?
Classmate:知らなかったのか、シュンヤ? マナブには一緒に昼を食べる友だちがいないんだ。だから昼休みは自分で鍵をかけてこもるのさ。なあ、マナブ? いつも一人だもんな。へへ。
Shunya:やめろよ!
Classmate:シュンヤ! なんで僕に水をかけたんだよ? びしょ濡れだ!
Shunya:マナブは一人じゃない。ぼくがいるよ。さあ、マナブ。いっしょにお昼を食べよう。
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
(トイレなどの)仕切った小部屋・個室
〜を注ぐ
チャンクPickUP
I’ll catch up with you later.
(日本語訳)あとで合流するね。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| I’ll (= I will) | 私は〜するよ | その場の意思・約束 | 口語では I’ll / I will。決意・即断のトーン |
| catch up with you | 君に追いつく/あとで合流する | 句動詞(目的語) | with を忘れない。物理的に“追いつく”も、予定に“合流する”も可 |
| later | あとで | 時を示す副詞 | 必要なら at 7 / at the venue などで具体化 |
catch up with [人] は、「物理的・時間的に後から合流する」という意味です。友人・同僚との会話でとてもよく使われ、軽い約束や段取り変更に便利。似た表現の catch you later は別れ際の「じゃ、またあとでね」に近い挨拶で、with がない点も含めて意味が少し違います。
日常会話での応用表現
– Go ahead — I’ll catch up with you at the station.
(先に行ってて — 駅で合流するね。)
– You two start lunch. I’ll catch up with you after this call.
(二人は先にランチ始めて。電話が終わったら合流するよ。)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“It’s said there are ghosts in that boys’ restroom.”
(日本語訳)あの男子トイレには幽霊が出るって言われているんだ。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| It’s said (that) … | 〜と言われている | 無主語の受け身(伝聞) | 情報源をぼかす婉曲表現。that はしばしば省略される |
| there are | (〜が)いる/ある | 存在構文(導入) | 新情報を提示。主語の数と be の一致(ghosts → are) |
| ghosts | 幽霊が | 存在するもの(複数) | 不特定の複数を表す複数名詞 |
| in that boys’ restroom | あの男子トイレに | 場所を示す前置詞句 | that は話し手・聞き手に共有の場所を指示。boys’ は複数所有(男子の)でアポストロフィは s の後 |
読解のポイント
「It’s said …」は“世間でそう言われる”を作る便利な型
主語が実体のない It、動詞が受け身 is said。誰が言っているかを明示せずに伝聞・うわさを伝えるニュース調の定番です。that 節はしばしば省くので、耳慣らしとして It’s said there are … の塊で捉えるとスムーズに読めます。語気を変えたいなら People say …(やや口語)や It’s rumored/reported that …(噂/報道)にも言い換え可能です。
存在構文 “there are …” は「いる/ある」を先に出す
there are ghosts は、主語位置に there を置いて「〜がいる/ある」という存在をまず宣言し、その後に具体物(ghosts)を紹介する型。普通の語順 Ghosts are in … だと旧情報を述べる感じになり不自然になりがちです。there は“場所”の there ではなく文法上のダミー主語である点に注意。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
シュンヤは、男子トイレの個室がいつも鍵がかかっているとマナブに話す。マナブは、この学校が昔の戦場跡に建っているせいで幽霊の噂があるとほのめかす。昼休み、またその個室は閉まったままで、シュンヤは中に水をかけるぞと脅す。すると「やめろ!」という声――マナブだった。彼は一緒に昼ごはんを食べる友だちがいないため、そこに隠れていた。クラスメイトがそれをからかうと、シュンヤはその子に水を浴びせ、マナブの友だちになると言って昼食に誘った。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
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先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
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ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
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