このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週木曜日は「哲学者からの答え”Answers from Philosophers”」です。現代人のお悩みを解決するヒントを偉大な哲学者たちの言葉から学びます。リスナーのお悩み相談を受けるラジオパーソナリティという設定のストーリーなので、わかりやすく楽しいお話しになっています!
本日のAnswers from Philosophersのストーリーは「I Don’t Like Gossip」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!

I Don’t Like Gossip(うわさ話が嫌い):和訳
1ページ目
Tom:『哲学者の答え』の時間です。番組の哲学担当・ショウヘイと私トムが、皆さんの悩みにお答えします。
Shohei:みなさん、こんにちは。今日はサナエさんからメッセージが届きました。新しい友人関係のことで悩んでいるようです。
Sanae:トム、ショウヘイ、こんにちは。私には幼稚園児の子どもがいて、そこで何人かのお母さんたちと友だちになりました。最初は情報を共有できてとても良かったのですが、今では毎日、子どもを迎えに行くとずっと噂話ばかりです。たとえば「オガワさん、昨夜ご主人と大喧嘩したらしいよ」とか、「タナカさんの家族は軽井沢と北海道に家を持ってるんだって」など。私は誰かの私生活を話したくないし、私の私生活を話題にされるのも嫌です。どうしたらいいでしょう?
Tom:人間関係って難しいですね。ショウヘイ、サナエの助けになりそうな哲学者はいる?
2ページ目
Shohei:荘子はどうでしょう。日本語ではソウシです。古代中国の有名な哲学者で、こう言っています。「君子の交わりは水のように淡く簡素である。小人の交わりは甘酒のようにねばねばしている。」
Tom:うーん…説明してくれる?
Shohei:荘子は、理想的な友情や人間関係はシンプルであるべきだと考えました。人と人との間には心地よい距離を保つべきです。さらに、いつも一緒に時間を過ごしすぎないことです。
3ページ目
Tom:それなら分かりやすいね。
Shohei:集団のメンバー同士が近づきすぎると、グループの中なら安全だと感じて、他人のプライベートな話をし始めるかもしれません。そうなると関係がねばつきます。
Tom:それは良くない状況だね。彼女はそのグループを離れるべきかな?
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Shohei:いや、友だちを作るのが悪いと言っているわけではありません。ただ、友だちは何でも一緒にやる必要はないと言っているだけです。
Tom:つまり、人間関係は飾らずシンプルに、ということだね。
Shohei:そう、近すぎず遠すぎず。
Tom:なるほど。じゃあ、彼女は無理に残って話す必要はないけれど、サナエ自身も自分のことを話題にされたくないんだよね。
Shohei:荘子は、人の行いも言葉も、本質的には大きな違いはないと考えました。遠くから人々を眺めると私たちはわずかな違いを除けばほとんど同じに見えます。だからサナエさんは、他人が何を言っているかを気にしすぎる必要はありません。
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Tom:なるほど、納得だ。サナエさん、答えが見つかりましたよ!友情を終わらせるのではなく、水のように、シンプルでねばねばしない関係を心がけましょう。そして、あなたのことを話している人たちのことは気にしないで。
Shohei:他人とは良い距離を保ちましょう。必要なら「すみません、そろそろ失礼します」と言えるように。
Tom:聞いてくれてありがとう!

日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
幼稚園
巨大な
薄味の、あっさりした
ねばねばする、べとべとする
快適な、心地よい
事柄、問題

チャンクPickUP
They say things like, “I heard that Ogawa-san had a huge fight with her husband last night.”
(日本語訳)彼女たちは、例えば「オガワさん、昨夜ご主人と大げんかしたらしいよ」みたいなことを言います。
構成パーツの解説
パーツ | 意味 | 役割 | メモ |
---|---|---|---|
They say | 彼らは言う | 述部(発言の導入) | ここではグループを指す具体的な “they”。一般論の「人は〜と言う」の意味にもなる。 |
things like, | 〜のようなことを | 例示の前置き | things like=「〜とか」。口語で自然。後ろに具体例が来る。コンマの後に引用を置いてOK。 |
“I heard (that) …” | 「〜って聞いたよ」 | 引用内容(間接情報) | I heard that + 節=伝聞。that は省略可。事実保証しない“噂”の響き。 |
had a huge fight with her husband | 夫と大げんかした | 述語(過去) | have a fight/argument が定番コロケーション。last night で時点を固定。 |
「They say things like, …」は、具体例を挙げながら雰囲気や傾向を伝えるときに超便利な口語フレーズです。for example(例えば)とはトーンと位置づけが違います。
- things like:会話的・柔らかい。名詞にも文にもつなげられる(今回のように発言文の引用にも直結できる)。「ほかにもいろいろあるけど一例ね」という含み。
- for example:説明調・書き言葉寄り。文頭/文中で情報を整理するときに使う。引用文を続けるなら For example, they say, “…” のように一手間かかる。
- such as + 名詞:名詞列の例示専用。文をそのままは続けられない(× such as “I heard …”)。
日常会話での応用表現
– They talk about things like promotions and transfers.
(彼らは、昇進や異動などについて話しています。)
– My coworkers say things like, “Let’s keep it simple.”
(同僚たちは「シンプルにいこう」などと言います。)

PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“If group members become too close, they might talk about private matters of other people because they feel it’s safe to talk within the group.”
(日本語訳)もしグループのメンバー同士が近付きすぎると、グループ内なら安心だと感じてしまうため、他人のプライベートなことを話すようになるかもしれない。
構成パーツの解説
パーツ | 意味 | 文法的機能 | 補足 |
---|---|---|---|
If group members become too close | もしグループのメンバーが近付きすぎると | 条件節(If節) | too + 形容詞=「〜すぎる」。become/get too close どちらも可。 |
they might talk | 彼らは話すかもしれない | 主節(推量) | might は「起こりうる」控えめな可能性。 |
about private matters | プライベートなことについて | 前置詞句 | talk about ~ のコロケーション。 |
of other people | 他の人たちの | 名詞句の後置修飾 | より自然には other people’s private matters と所有格にできる。 |
because | なぜなら | 従属接続詞 | 原因を導く。主節の理由説明。 |
they feel | 彼らは感じる | 動詞節 | 知覚・心情動詞。 |
it’s safe | それは安全だ | 形式主語構文 | it は形式主語(ダミー)。後続不定詞が本来の内容。 |
to talk | 話すことは | 不定詞(補語) | it’s + 形容詞 + to V:「〜するのは…だ」。 |
within the group | グループ内で | 前置詞句 | within は「〜の内部で」= in より“内側の枠内”を強調。 |
読解のポイント
骨格は「If節 → 可能性(might)」の流れ
最初に If …, they might … の骨格をつかみます。条件が満たされると「〜かもしれない」という非断定の結果が生じる、という語気です。might は may よりも控えめで、「そうなりがち」という傾向の示唆にも向きます。
“because they feel it’s … to V” の型
feel + (that) 節 だけでなく、feel + it + 形容詞 + to V という形式主語構文になっています。ここでは it’s safe to talk(話すのは安全だ)という「評価」を feel が受けています。口語では because they feel safe talking (in the group) と動名詞で崩す言い換えもよく使われます。
つまずき回避:長文は意味の“段落”で読む
この文は 条件(If…)→結果の可能性(might talk)→理由(because…) の三段でできています。カンマや接続詞を目印に、意味の塊ごとに区切って追うと、修飾が多くても迷いません。

本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
番組「哲学者の答え」で、幼稚園児の母サナエは友人間の噂話に悩む。ショウヘイは荘子を紹介し、君子の交わりは水のように淡く、小人の交わりは甘酒のようにねばつくと説く。良い関係はシンプルで、心地よい距離を保ち、いつも一緒に過ごしたり何でも一緒にする必要はない。トムは、友情を終わらせず水のように保ち、「そろそろ失礼します」と言える準備をとまとめる。

先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
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先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
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