エンジョイ・シンプル・イングリッシュ 和訳&チャンク解説(6/16)

月曜日:世界のお祭り

このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English」の内容をもとに、

  • 日本語訳
  • チャンク&単語解説
  • 英語での要約

を毎日更新しています。

毎週月曜日は「発見!世界のお祭り”Festivals on Planet Earth”」です。宇宙人コンビ・イチカ&バチカが世界各地のお祭りを通じて新天地・地球を偵察するストーリーです。

本日のFestivals on Planet EarthのストーリーはThe Midsummer Festivalです。

「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。

また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。

ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!

The Midsummer Festival(スウェーデン「夏至祭」):和訳

1ページ目

Ichika:こちらイチカ。バチカ、今いる場所を教えてくれる?

Bachika:もちろん。スウェーデン中部、ダーラナ地方にいるよ。

Ichika:よし、じゃあ調査開始!

Bachika:待って!ひとつ言っておきたいことがあるんだ。今日は夏至、一年で一番日が長い日なんだ。もし何か変なことがあったら教えてね。

Ichika:了解。

(* * *)

Ichika:この森、とても静か。ん?あれは何?背の高い棒に花や葉っぱが飾ってある。

Man:やあ!メイポールを見るのは初めてかい?

Ichika:えっ?

Man:これは夏至祭のシンボルなんだ。

Ichika:夏至祭?

Man:みんなでこの棒の周りを輪になって踊るんだよ。カエルみたいに跳ねることもあるんだ!

Ichika:カエル…カエルって何?

2ページ目

Man:ゲロゲロ!ゲロゲロ!

Ichika:あっ!動物だ!

Man:そうだよ。

Ichika:ねえ、夏至祭ってどんなお祭りなの?

Man:夏の到来を祝うお祭りだよ。

Ichika:夏?

Man:北ヨーロッパは一年のほとんどが寒くて暗いんだ。夏はとても短いから、とても特別な時間なんだよ。僕たちにとっては、夏至祭はクリスマスと同じくらい大事なんだ。

3ページ目

Ichika:ああ、わかった!私の故郷の星も半分の時間が暗いから、太陽がどれだけ特別かよくわかる!

Man:故郷の星?

Ichika:じゃなくて…私の地元のこと!

Woman:ねえ!ごはんができたよ!

Ichika:わあ、すごくおいしそう!

Woman:茹でたジャガイモにサワークリームと酢漬けの魚を一緒に食べるの。そしてデザートにはイチゴにホイップクリーム。これを食べると、本当に夏が来たって感じるのよ!

Ichika:これが夏の味なんだ!

4ページ目

Woman:そうそう、食べる前にお花を摘みに行きましょう。見てごらんなさい。

Ichika:あ、ほんとだ!黄色、紫、白、オレンジ…このお花たち、何に使うの?

Woman:花冠を作るのよ。

Ichika:花冠?

Woman:伝統なの。日が長くなると、女性や子どもたちが花を摘んで冠を作るのよ。はい、これあげる!

Ichika:わあ!すごくきれい!ありがとう。

Woman:今夜寝るときは、それを枕の下に入れてね。将来のパートナーの夢を見るかもしれないわよ!

Ichika:ええっ??

5ページ目

Woman:スウェーデンの古い言い伝えよ。

Ichika:あっ!

Woman:花冠ができたわ。これで準備完了ね!

Ichika:このお祭り、とても…平和だね。

Woman:平和?そんなことないわよ!ごはんのあとには歌って、踊って、飛び跳ねるんだから!

Ichika:あっ…カエルの踊り!ゲロゲロ!ゲロゲロ!

(* * *)

Bachika:イチカ?夏至に何か変わったことはあった?

Ichika:あったよ、間違いなく。この星では、夏至の日にみんなカエルになるみたい!

Bachika:カエル?!どういうこと?!

Ichika:ゲロゲロ!ゲロゲロ!

日常生活で使えるチャンク&単語解説

ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。

チャンク&単語帳

以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!

夏至

真夏、夏至の頃

平和な、静か、平穏

ゲロゲロ(カエルの鳴き声)

(季節などの)訪れ

酢漬けの

花冠

間違いなく、絶対に

チャンクPickUP

If you notice anything strange, let me know.
(日本語訳)もし何か変なことに気づいたら、私に教えてね。

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
ifもし〜ならば条件を示す接続詞この後に来る出来事が「起きた場合」に限って話すことを示す。
you noticeあなたが気づく主語+動詞(動作の中心)“notice”は五感や感覚で「気づく」という意味。
anything strange何か変なことnotice の目的語“anything”は「何か」、“strange”は「変な・奇妙な」の意味で後置修飾。
let me know私に知らせて指示・依頼の表現“let A know”で「Aに知らせる」の意味。シンプルながら丁寧な依頼に使える表現。

注意喚起やフォローアップの依頼をする場面にぴったりの表現です。
カジュアルで優しい印象を与えるので、日常会話・職場でのやり取り・旅行中の案内など幅広く使えます。
let me knowは、「if節」などの文の後にカンマで区切ってくっつけるのは非常に一般的です。「条件」+「依頼や命令」という形になり、自然な流れで会話が進みます。
let me 動詞の原形で、「私に〜させて」という意味になります。

日常会話での応用表現

If you need help, let me know.
(手伝いが必要なら言ってね)

If you’re not sure, let me explain.
(よくわからなければ、説明するよ)

チャンクPickUP-2

So, what kind of festival is Midsummer?
(日本語訳)じゃあ、ミッドサマーってどんなお祭りなの?

構成パーツの解説

パーツ意味機能補足
Soそれで/じゃあ会話をつなげる導入前の文や話題を受けて、新しい質問や話題を出すときの自然なつなぎ言葉。
what kind of festivalどんな種類のお祭り疑問文の主語の説明部分“what kind of ~”は「どんな種類の〜」と尋ねる定番フレーズ。
is Midsummerミッドサマーは~ですか疑問文の動詞+主語(倒置)「主語+be動詞」が疑問文なので語順が倒置になる。

「what kind of ~」は「種類」にフォーカスした質問であり、具体的な内容よりも、「どのタイプ?どんなもの?」というジャンル・特徴を聞くときに使います。
「what kind of」の後には必ず名詞が来ます。
“What kind of ~?”は、相手と話し始めたいとき・関心を深めたいときにとても有効な導入フレーズです。初対面の人や軽い雑談にも使いやすいですよ。

日常会話での応用表現

What kind of food is sushi?
(寿司ってどんな料理なの?)

What kind of teacher is Mr. Tanaka?
(田中先生ってどんな先生?)

関係代名詞の文章をPickUP

Enjoy Simple Englishでは関係代名詞を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた関係代名詞を用いた文の構造や意味などをみていくことで、関係代名詞に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!

今回の一文
 “Today is the summer solstice, the longest day of the year.”
(日本語訳)今日は夏至です――1年で最も昼が長い日です。

構成パーツの解説

使用されている関係代名詞: which

パーツ意味機能補足
Today is the summer solstice今日は夏至ですメイン文“summer solstice” = 夏至
the longest day of the year1年で最も昼が長い日非制限用法で補足情報を追加“which is” の省略と考えられる

この文には関係代名詞 which省略された形で含まれていると考えられます。
本来は、次のような文が完全な形です:
“Today is the summer solstice, which is the longest day of the year.”

このような関係代名詞の非限定用法は、カンマで区切って補足情報を加える表現です。
会話や簡潔な文章では、「~である〇〇」よりも「~、〇〇」のほうが自然で流れるように聞こえるため、関係代名詞が省略されがちです。
また、定義や説明を一言で伝えたい時にも、この省略形がよく使われます。

限定用法、非限定用法については以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はぜひご覧ください。

本日の記事の要約

今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!

 要約 日本語訳:
イチカは夏至の日にスウェーデンを訪れ、背の高いメイポールを見つけます。地元の男性が、みんなで歌い、踊り、カエルのように跳ねるミッドサマー・フェスティバルについて教えてくれます。イチカは料理を楽しみ、花冠を作り、未来のパートナーの夢を見るという伝統を知ります。すべてが平和に思えたのに…彼女はみんながカエルに変身したと感じてしまいます!イチカにとって、面白くてびっくりな夏至の思い出になりました。

先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介

毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。

ちなみに先週は、関係代名詞の非限定用法if構文について手厚くまとめています!

「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ESEの放送について

NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。

※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。

👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)

また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。

番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです
テキストには、毎日の英文スクリプトや語彙リストが掲載されており、学習効果を高めるのに非常に役立ちます。

📘 テキストは全国の書店や、Amazon・楽天ブックスなどのオンライン書店でも購入可能です。

この記事を書いた人
ESEリスナー

学生時代から英語が苦手だった私ですが、NHK『Enjoy Simple English』とChatGPTを組み合わせたことで、英語学習がようやく「続けられるもの」になりました。
当ブログでは、AIのサポートを活かしながら、英語を“自分の言葉”として理解できるようになる過程を、学習者目線で丁寧にまとめています。
筆者の詳細が気になる方は、名前のリンクをクリックしてご覧ください。

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