このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週月曜日は「オリジナル・ショート・ストーリー”Short Stories”」です。英語で味わうたった5分のショート・ショート。見え隠れするのは喜怒哀楽の人間模様です。
今回のShort Storiesのストーリーは「Secret Fort」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Secret Fort(秘密基地):和訳
1ページ目
Atsushi:ママ!ぼくのダンボール箱どこ?ベッドの下にあったのに、なくなっちゃった!
Mother:ああ、昨日アツシが学校に行っている間に捨てちゃったのよ。
Atsushi:ママ!どうしてそんなことしたの?
Mother:それ、必要だったの?
Atsushi:もちろん必要だったよ。
Mother:ごめんね。
Atsushi:むー!ああ、これから何を使えばいいんだろう。
Mother:その箱で何をしようとしていたの?
Atsushi:えっと、うーん……それはヒミツ!
Mother:ママには話していいのよ。教えてくれたら手伝ってあげるわ。
Atsushi:ママ、ヒミツ守れる?
Mother:もちろん。
Atsushi:ほんとに?
Mother:ええ、ほんとよ。さあ、教えて。
Atsushi:ヒミツのとりでを作るつもりだったんだ。
Mother:あら、ヒミツのとりでね。楽しそう!どこに作るつもりだったの?
Atsushi:ソファのうしろだよ、ママ。ダンボール箱で作るつもりだったんだ。
2ページ目
Mother:そうなのね。一緒に考えれば、きっと何か代わりになるものが見つかると思うわ。
Atsushi:でも穴をあけなきゃいけないんだよ、いい?
Mother:穴を?
Atsushi:そこからミサイルを打つんだ!
Mother:ふーん。それで、そのミサイルは何を使うつもりなの、アツシ?
Atsushi:スリッパに決まってるでしょ。
Mother:なるほどね。じゃあ……あ、そうだ。キッチンカウンターの下にある背の高いイスを二つ使いましょう。
3ページ目
Atsushi:それをどうやってヒミツのとりでにするの、ママ?
Mother:アツシ、そのイスのあいだに座って。ママはこの大きなタオルで壁を作るわ。じゃじゃーん!
Atsushi:わあ!でもママ、屋根がほしいよ。
Mother:じゃあこの長いクッションをイスの上に乗せましょう。このクッションを持ち上げて、ミサイルを撃てるわよ。
Atsushi:完璧だよ、ママ!でもぼくのとりではちょっと暗いや。何も見えない。
Mother:この懐中電灯を使っていいわよ。
Atsushi:すごい!ありがとう、ママ!これでパパと――じゃなくて、悪者たちと戦う準備をしなきゃ!
Mother:今パパって言った、アツシ?
Atsushi:パパがママを泣かせたんだ。
Mother:え?
Atsushi:きのうの夜、パパとママがケンカしてるのを見たんだ。それでママが泣いてた。だからぼくがママを守るんだ。
4ページ目
Mother:まあ、ありがとうアツシ。でもケンカしてたわけじゃないのよ。
Atsushi:じゃあ、なんで泣いてたの?
Mother:えっと……それは言えないわ。パパと約束したの。
Atsushi:ぼくはヒミツを教えたのに。
Mother:そうね……じゃあ教えるわ。パパがね、来週末キャンプに行こうって決めたの。アツシをびっくりさせたかったのよ。
Atsushi:やった!でも、なんで泣いたの、ママ?キャンプ行きたくないの?
Mother:あれはうれし泣きよ。パパは本当にわたしたちのことを愛しているの。
Atsushi:そっか。じゃあもうヒミツのとりではいらないね。パパと戦わなくていいや。でも、スリッパミサイルを当てたら、きっとパパ笑うよね!
Mother:そう思う?
Atsushi:うん、そう思う。
Mother:(ドアの開く音)
Father:ただいまー!
Atsushi:ミサイル一号発射!シュオーーン!
Father:いてっ!
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
砦、要塞
段ボール箱
うれし涙
チャンクPickUP
I’m sure it will make him laugh if you hit him with a slipper missile!
(日本語訳)スリッパミサイルを当てたら、きっとパパ(彼)は笑うよ!
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| I’m sure | ぜったいそうだと確信しているよ/きっとそうだよ | 話し手の確信を示す表現 | 「I think」より強く、「かなり自信がある」感じ。カジュアルな会話でよく使う。 |
| it will make him laugh | それは彼を笑わせるだろう | 未来の結果を述べる文(主節の中心) | it は「スリッパミサイルを当てること」という行為を指す。make 人 laugh で「人を笑わせる」。will で「そうなるだろう」という見込み。 |
| if you hit him | もしあなたが彼をたたいたら/当てたら | 条件節(if 節) | 「どんな条件のときに、it will make him laugh なのか?」を説明する部分。ここでは「スリッパミサイルを当てる」という条件。 |
| with a slipper missile | スリッパミサイルで | 前置詞句(道具・手段) | with は「〜で/〜を使って」。a slipper missile はアツシが言う“スリッパのミサイル”。「何を使って当てるか」を示す。 |
I’m sure it will make 人 laugh は、「これをやったらきっと喜んでくれる/笑ってくれるよ」という意味でサプライズや冗談、プレゼントの“効果”を予想するときに使います。
日常会話での応用表現
– I’m sure it will make him laugh if you show him that video.
(その動画を見せたら、きっと彼は笑うよ。)
– I’m sure it will make a good impression on your boss.
(それなら上司にきっと良い印象を与えられるよ。)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“If we think together, I know we will find something you can use.”
(日本語訳)わたしたちが一緒に考えれば、きっとあなたの役に立つものが見つかると思うわ。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| If we think together | もしわたしたちが一緒に考えれば | 条件節(if 節) | 「〜したら、そのときには…だろう」という条件を表す部分。together が「一緒に」を表す。 |
| , | ― | 区切り | If 節とメインの文(I know 以下)を区切るカンマ。意味上の大きな切れ目。 |
| I know | わたしは〜とわかっている/〜と確信している | 心の状態を表す動詞 | know の後ろに「これから起きること(we will find …)」を置いて、「そうなると信じている」というニュアンスを出している。 |
| we will find | わたしたちは見つけることになるだろう | 未来の出来事 | 主語 we、助動詞 will、動詞 find。「きっと〜見つかるよ」くらいの前向きな予測。 |
| something you can use | 君が使える何か | 目的語(find の対象) | something を you can use が後ろから説明している。「君が使うことのできる何か」=「君の役に立つもの」。you can use は関係代名詞 that が省略されている形。 |
読解のポイント
「If ~ , S V」の基本形は“条件の枠組み”を先に出している
文の最初の If we think together は、「もし〜なら」という条件を先に提示している部分です。
日本語でも「一緒に考えればね、きっと〜だよ」と言うように、条件を先に出してから結果を言うパターンがあります。英語では、if 節を文頭に置くときは、そのあとにカンマが置かれるのが基本です。
「I know + 文」で“強めの安心・確信”
ここでの know は「知っている」というより、「そうなると、わたしは信じている/確信している」という気持ちを表しています。I think よりも一段強く、
・I think we will find …(そうなると思う)
・I know we will find …(そうなると信じている)
という違いがあります。
「something you can use」は“関係代名詞節が省略された形”
something you can use の部分は、実はもう少し「教科書っぽく」書くと
something that you can use となります。
これは「どんな something なのか」を後ろから説明している関係代名詞節です。「something + S V」の形を見たら、“something that S V” の that が消えていると考えるクセをつけると、一気に読みやすくなります。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
アツシは、ママがダンボール箱を捨ててしまい怒ります。本当はスリッパをミサイルにして撃つ「ヒミツのとりで」を作りたかったのだと打ち明けると、ママはイスやタオル、懐中電灯を使って新しいとりで作りを手伝ってくれます。アツシは「ママを泣かせたパパ」と戦おうとしますが、ママはケンカではなくサプライズのキャンプ計画だったと説明します。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
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