このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週木曜日は「マリーのハテナ日記”Marie the Scientist”」です。身の回りに始まり宇宙の果てまで少女マリーが見つけた科学の「なぜ?」に<大人>たちはいかに答えるのか。難問への超シンプルな説明に耳を傾けてみましょう。
本日のMarie the Scientistのストーリーは「Why Did Dinosaurs Die Out but Some Other Animals Live On?」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Why Did Dinosaurs Die Out but Some Other Animals Live On?(恐竜は絶滅したのに、なぜ人間の祖先は生き残ったの?):和訳
1ページ目
Narration (Marie):親愛なる日記へ。放課後のある日、友だちのハルトと私は、インターネットで何かおもしろいものを探していました。するとそのとき、ハルトが言いました……。
Haruto:信じられないよ!イングランドで、4歳の女の子がお父さんと散歩していたんだけど、何が起きたと思う?なんと、岩の中に恐竜の足あとを見つけたんだ!この写真を見てよ!
Marie:すごい!足あとがとてもはっきりしているね!
2ページ目
Haruto:科学者たちは、この足あとは2億2千万年前のものだと言っているよ!わあ、すごくかっこいい!恐竜が今も生きていたらいいのに。
Narration (Marie):私はハルトの意見に本当に賛成しました。そして、なぜ恐竜は地球からいなくなったのに、私たち人間は今も生きているのだろう、と考えました。そこでハルトと私は、科学博物館へ行って恐竜の専門家に聞いてみることにしました。
Marie:先生、質問があります。どうして恐竜は絶滅したのに、ほかの動物は生き残ったのですか?
Expert:きみたちは、すべての恐竜が死んだと思っているかな?
Haruto:もちろん!
Expert:実はね、恐竜はすべて絶滅したわけではないんだ。今も生きているものがいる。何だと思う?
Haruto:わかった!トカゲ!
Expert:いい線いっているね。でも答えは……鳥だよ!
Marie:鳥が恐竜なの?
Expert:とても昔、鳥は恐竜の一種として生まれ、そして今も生き続けているんだ。
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Haruto:でも、鳥はティラノサウルスみたいに大きくて強くないよ!
Expert:それはいいところに気づいたね。何が違うんだろう?
Haruto:鳥は小さいよ。
Marie:それに、鳥には口の代わりにくちばしがある!
Expert:それらが、鳥が今も生きている理由かもしれない。
Marie:どういうこと?
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Expert:大きな恐竜が絶滅したとき、地球はとても寒く、食べ物があまりなかったんだ。もしかすると、小さな動物は、少ない食べ物でも生きられたのかもしれない。くちばしのおかげで、鳥は植物の種のような小さくて硬いものを食べることができたのかもしれないね。
Haruto:なるほど。
Expert:鳥やほかの小さな動物たちは、その困難な時代を生き抜いた。人間は、そうした動物の一つから進化したんだ。
Marie:わかった!つまり、食べ物が重要なポイントだったんだね!
Expert:そのとおり。いろいろな種類の食べ物を食べられる動物は「ジェネラリスト」と呼ばれる。一種類の食べ物しか食べられない動物は「スペシャリスト」だ。歴史から、ジェネラリストは困難な状況に強いことがわかっている。あらゆる食べ物を食べることが、生きる力になるんだ。
Haruto:わかった気がする。パンダは竹の葉しか食べられないから、竹がなかったら生きられないんだね。
Marie:人間はジェネラリストなんですよね?だから私たちは今も生きている!ありがとうございました!
Narration (Marie):帰り道、ハルトは「これからは何でも食べる」と言いました。前はティラノサウルスを尊敬していたけれど、今ではジェネラリストのことも尊敬しているのです!
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
恐竜
消える
くちばし
進化する
チャンクPickUP
To tell you the truth, dinosaurs didn’t all die out.
(日本語訳)正直に言うと、恐竜はすべてが絶滅したわけではありません。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| To tell you the truth | 正直に言うと/実を言うと | 文全体の前置き(話し手の姿勢を示す) | 「本音」「事実」を伝える前のクッション表現 |
| dinosaurs | 恐竜 | 主語 | 一般名詞なので複数形 |
| didn’t | 〜しなかった | 否定 | 過去形の否定 |
| all | すべて | 限定語 | 部分否定を作る重要語 |
| die out | 絶滅する | 動詞句 | フォーマル寄りだが会話でも使える |
To tell you the truth は「正直に言うと」「実を言うと」という相手の思い込みをやわらかく修正するとき、本音・意外な事実・少し言いにくいことを切り出すときに使えます。いきなり否定・反論するよりも大人で丁寧な印象になります。
日常会話での応用表現
– To tell you the truth, I’m a little tired today.
(正直に言うと、今日は少し疲れてるんだ。)
– To tell you the truth, it wasn’t my idea.
(実を言うと、それは私のアイデアじゃなかったんだ。)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“Animals that can eat only one kind of food are called specialists.”
(日本語訳)ある1種類の食べ物しか食べられない動物は「スペシャリスト(専門家タイプ)」と呼ばれます。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Animals | 動物(たち) | 主語の核 | ここから主語が長くなる |
| that can eat only one kind of food | ある1種類の食べ物しか食べられない | 関係代名詞節(Animals を説明) | that = Animals を指す。主語の説明が後ろに付く形 |
| are called | 〜と呼ばれる | 受動態(be called) | 「誰が呼ぶか」を言わず、一般的な呼び名を述べる定義文で頻出 |
| specialists | スペシャリスト(専門家タイプ) | 補語(呼ばれる名称) | 「特化型」というニュアンス。文脈上 generalists の対義 |
読解のポイント
主語が長い文は「名詞 → 説明 → 動詞」で切って読む
この文は、最初に Animals と出たあと、すぐに動詞が来ません。代わりに that 以下の長い説明が挟まります。ここで迷子になりやすいので、英語の語順のまま次の順で処理するとスムーズです。まず「Animals(動物)」という名詞をつかみ、次に「どんな動物か」を説明する that can eat only one kind of food を丸ごとひとかたまりとして受け止め、最後にようやく出てくる動詞 are called に着地します。つまり「動物(どんな?)→ 呼ばれる → 何と?」の流れです。
関係代名詞 that は「後ろから前を説明する」サイン
that はここでは関係代名詞で、直前の Animals を説明しています。日本語の感覚だと「〜する動物」という形で前に修飾が来ますが、英語は後ろに説明を付け足します。読解では「that が出たら、直前の名詞を説明している」と機械的に押さえると安定します。
この文なら「Animals(動物)」に対して「(どんな動物?)食べ物を1種類しか食べられない」という情報を追加しているだけです。
only の位置が意味を決める
only one kind of food の only は「〜だけ」を作る核です。ここが曖昧だと、意味が「1種類の食べ物を食べられる(=能力がある)」なのか「1種類“しか”食べられない(=制限がある)」なのかが変わってしまいます。英語では only + 名詞句 の形で「それ以外はダメ」という限定がはっきり出ます。したがってこの文は「食べ物が1種類に限られている動物」という“制約”が主題です。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
マリーと友だちのハルトは、インターネットで恐竜の足あとに関するニュースを見つけます。恐竜に興味を持った二人は科学博物館を訪れ、専門家に話を聞きます。そこで、鳥は生き残った恐竜であることを学びます。鳥は小さく、さまざまな食べ物を食べられたため、困難な時代を生き抜きました。そして人間も同じような存在だと説明されます。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
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先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
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ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
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