このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English(エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週金曜日は「英語で味わう日本文学”Japanese Classics”」です。日本最古の歴史書であり文学的な価値も高い「古事記」。天の岩屋戸、ヤマタノオロチ、因幡の白うさぎなど現代にも語り継がれる神話を英語で味わいます。
本日のJapanese Classicsのストーリーは「The Eight Satomi Warriors Episode2 Shino’s Quest」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
The Eight Satomi Warriors Episode2 Shino’s Quest(「南総里見八犬伝」- 最2話「志乃の旅」):和訳
1ページ目
Narration:物語の現在は、フセヒメが亡くなってから二十年後である。彼女の首飾りについていた八つの水晶玉はいまだ見つかっていない。現在の東京の一部である武蔵国では、シノという名の若く端正な青年が叔母と暮らしていた。彼の母は数年前に亡くなり、その後、シノの犬が起こした騒動のために父も命を落とさなければならなかった。父はシノに最後の言葉を残した。
Father:私たちは武士の家の者だ。この特別な刀、村雨丸を決して失うな。私の主であるアシカガ様から守るよう頼まれている。お前の準備ができたら、この刀を主のもとへ持っていきなさい。お前が私の息子だと分かり、面倒を見てくれるだろう。
2ページ目
Shino:父上!
Narration:父が亡くなったとき、シノはその刀で自分の犬を斬った。その瞬間、犬の首から水晶玉が飛び出し、彼の左腕に当たった。そこには花の形をした印が残った。その玉には「孝」という文字があり、「孝」は親を大切にするという意味である。それはフセヒメの八つの玉の一つだった。
3ページ目
Narration:シノの叔母の家には、ソウスケという男がいた。ある日、シノはソウスケの背中にも同じ花の印があることに気づく。彼もまた「義」という文字の入った水晶玉を持っていた。「義」は正しい行いをするという意味である。
Shino:僕たちは同じ印と同じ玉を持っている。まるで兄弟みたいだ。
Sosuke:僕も同じ気持ちだよ、シノ。君が必要とするなら、いつでも助ける。
Narration:これで二つの玉の行方が分かった。
***
Narration:ある日、シノは父の主に会いに行くことを決めた。
4ページ目
Narration:そこで彼は現在の茨城県にある古河へ向かった。シノが刀を返したとき、アシカガ家はそれが本物の村雨丸ではないと気づいた。実は、シノの悪い叔母が刀を別のものとすり替えていたのだ。主は激怒し、家臣たちにシノを捕らえるよう命じた。シノは逃げ出し、城で最も高い天守の屋根へと追い詰められた。ゲンパチという武士がシノを捕らえるために送られ、二人は屋根の上で戦い始めた。多くの人々がそれを見に集まった。
5ページ目
Narration:やがて二人は足を滑らせ、屋根から一緒に落ちてしまった。
Townspeople:ああ、なんてことだ!
Narration:二人は大きな水しぶきを上げて川へ落ちた。人々はシノとゲンパチを探したが、どこにも見つからなかった。翌朝、一人の老人が舟の中で二人の男を見つけた。彼らは利根川を流され、千葉まで辿り着いていたのだ。老人が顔をのぞき込むと、そのうちの一人に見覚えがあった。顔にある花のような印が証拠だった。それはゲンパチだった。
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
探求、探索、捜索
〜を逮捕する・捕える
チャンクPickUP
Now we know where two balls are.
(日本語訳)今、私たちは二つの玉がどこにあるのか分かった。。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Now | 今、これで | 時を示す副詞 | 状況の変化や発見を強調するニュアンス |
| we know | 私たちは分かっている | 主節(メイン文) | knowの後ろに内容節が来る |
| where | どこに〜か | 間接疑問詞 | 疑問文ではなく名詞節を作る |
| two balls | 二つの玉 | 主語(従属節内) | 数量+名詞の基本形 |
| are | ある/いる | 動詞 | 疑問文と違い語順は通常文になる |
Now we know where ~は「今なら〜がどこにあるか分かる」という意味になり、日常会話でも非常に応用範囲が広い表現です。特に、情報がそろった後・問題が解決した後・場所や理由が明確になった場面で自然に使えます。
使う際のポイントは、where の後ろを疑問文にしないことです。英語学習者は where is it としてしまいがちですが、正しくは where it is のように通常語順になります。また Now を付けることで、「さっきまでは分からなかったけど」という変化のニュアンスが自然に出るため、ストーリーだけでなく会話でも非常に使いやすいチャンクです。
日常会話での応用表現
– Now we know where the station is.
(今、駅がどこにあるか分かったね。)
– Now we know where the best ramen shop is.
(これで一番おいしいラーメン屋の場所が分かったね。)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“When Shino gave back the sword, the Ashikaga family found it was not the real Murasame-maru.”
(日本語訳)シノがその刀を返したとき、足利家はそれが本物のムラサメ丸ではないと気づいた。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| When Shino gave back the sword | シノが刀を返したとき | 時を表す副詞節 | When節=出来事のタイミングを示す |
| the Ashikaga family | 足利家は | 主語 | 家系・一族を単数扱いしている |
| found | 気づいた/分かった | 動詞 | 「発見した」ではなく「認識した」の意味 |
| it was not | それは〜ではなかった | 内容節の主語+動詞 | it=返された刀 |
| the real Murasame-maru | 本物のムラサメ丸 | 補語 | real が「本物の」という判定を示す |
読解のポイント
found の後ろは「見つけた物」ではなく「気づいた内容」
foundの直後に名詞が来ると「見つけた」という意味になりやすいですが、この文では found it was not〜 と続いています。これは「それが〜ではないと分かった」という認識動詞+内容節の構造です。つまりAshikaga familyは何かを物理的に発見したのではなく、「刀の正体」に気づいた、という心理的な動作になります。
it は直前の名詞を受ける「指示語」
ここでの it は新しい対象ではなく、When節に出てきた the sword を指しています。英語では同じ名詞を繰り返さず、it で置き換えることが非常に多いため、読解では「最後に登場した単数名詞」を常に意識して追いかけるクセをつけると理解が速くなります。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
若い侍シノは両親を失い、叔母と暮らしていました。彼は特別な刀と徳を示す水晶玉を持っていました。似た印を持つソウスケと出会った後、シノは主に刀を返しに向かいます。しかし刀は偽物で、彼は追われることに。城の屋根でゲンパチと戦い、二人は川へ落ち、遠く離れた場所で一緒に発見されました。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
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ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです。
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