このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週水曜日は「世界の偉人伝”Heroes and Giants”」です。日本を、世界を動かした偉人たちの誰もが知るその偉業を、ちょっと意外なその素顔を、英語で味わうことができます。
本日のHeroes and Giantsのストーリーは「Leonard Bernstein ~ A Multi-talented Artist ~」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Leonard Bernstein ~ A Multi-talented Artist ~(レナード・バーンスタイン 〜 多才な芸術家 〜):和訳
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アメリカの指揮者であり作曲家でもあったレナード・バーンスタインは、20世紀で最も才能ある芸術家の一人でした。彼が有名なミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』を書いた人物だということは、知っている人も多いでしょう。しかし、彼がピアニストであり、教育者でもあったことは知っていましたか。
レナード・バーンスタインは、音楽家の家系に生まれたわけではありませんでした。彼は10歳のときにピアノのレッスンを始めましたが、上達が早く、先生たちを驚かせました。また、とても優秀な学生でもありました。高校卒業後、彼はハーバード大学で音楽を学びました。ある日、バーンスタインはボストンで、ギリシャ人指揮者ディミトリ・ミトロプーロスが指揮する交響曲の演奏会を聴きに行きました。バーンスタインはその力強い指揮に心を打たれ、自分も指揮者になることを決意しました。
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ハーバード大学を卒業した後、バーンスタインは指揮を学ぶために音楽学校へ進みました。修了して数年後、彼はニューヨーク・フィルハーモニックの副指揮者として働き始めました。1943年11月14日、その日の客演指揮者が病気になったことで、彼は大きなチャンスをつかみます。バーンスタインは代わりに指揮台に立ち、見事な演奏を披露したことで、一躍有名になりました。当時、彼はまだ25歳でした。その後まもなく、世界中の有名なオーケストラと共演する、初のアメリカ人指揮者となりました。
バーンスタインは指揮者として世界的に有名になりましたが、指揮だけにとどまりたいとは思っていませんでした。彼は交響曲やバレエ音楽、オペラなどのクラシック音楽を書き始めました。これをよく思わない人もいて、指揮だけに専念すべきだと言われることもありました。しかし幸いなことに、彼はそうした意見に耳を貸さず、最大の成功作となるミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』を書き上げました。数々の成功を収めた後も、彼は決して仕事をやめることなく、とくにクラシック音楽を中心に多くの作品を書き続けました。
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バーンスタインは音楽教育にも強い情熱を持っていました。1950年代にはテレビ番組にも出演し、有名なクラシック音楽について楽しく語るスタイルが多くの人に支持され、番組は大成功を収めました。さらに、世界各地で若い音楽家のための教育イベントも開催しました。日本では1990年にパシフィック・ミュージック・フェスティバルを創設しました。これは毎年夏に札幌で行われる、若い音楽家のための教育プログラムです。世界中から多くの人々がこの音楽祭に参加しています。1990年の開会式で、バーンスタインは「私は生涯にわたって音楽教育を支えていきます」と語りました。しかし、彼はその年の10月に亡くなりました。
この多才な芸術家が生まれてから、すでに100年以上が経ちました。指揮者・作曲家として、彼は私たちが楽しむことのできる多くの作品を残しました。そして音楽教育者としての彼の仕事は、これからも日本、そして世界中の若い音楽家たちに影響を与え続けるでしょう。
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
並外れた、桁違いの
著者、作者
チャンクPickUP
Leonard Bernstein was one of the most talented artists of the 20th century.
(日本語訳)レナード・バーンスタインは、20世紀で最も才能のある芸術家の一人でした。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Leonard Bernstein | レナード・バーンスタイン | 主語 | 人名 |
| was | ~だった | be動詞(過去) | 伝記なので過去形 |
| one of the most talented artists | 最も才能のある芸術家の一人 | 補語 | one of + 最上級 + 複数名詞 |
| of the 20th century | 20世紀の | 修飾語 | 時代を限定する前置詞句 |
one of the most talented ~ は、「数ある中でも特に優れている存在の一つ」を自然に伝えるときに使われる、とても汎用性の高いチャンクです。one of + the + 最上級 + 複数名詞 という形を取るのが基本で、「トップクラスだけれど、唯一ではない」というニュアンスを含みます。
日常会話への応用
– She is one of the most talented designers on our team.
(彼女は、私たちのチームで最も才能のあるデザイナーの一人です。)
– This is one of the most beautiful cities I’ve ever visited.
(ここは、私が訪れた中で最も美しい街の一つです。)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“Bernstein took his place and did so well that he suddenly became famous.”
(日本語訳)バーンスタインは代わりに指揮台に立ち、とても見事にやり遂げたので、彼は突然有名になりました。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Bernstein | バーンスタインは | 主語 | 伝記の主役 |
| took | 取った/引き受けた | 動詞(過去) | take は「取る」だけでなく「引き受ける」 |
| his place | 彼の立場/代わりの位置 | 目的語 | take one’s place = 代わりを務める |
| and | そして | 接続詞 | 2つの出来事を並列 |
| did | した/やった | 動詞(過去) | ここは did well の核 |
| so well | とても上手に | 副詞句 | so + 副詞 = 程度が強い |
| that | その結果〜 | 接続詞 | so … that …(結果構文) |
| he | 彼は | 主語 | 後半の主語 |
| suddenly | 突然 | 副詞 | 急な変化を強調 |
| became famous | 有名になった | 動詞句 | become + 形容詞 |
読解のポイント
take his place は「場所を取る」ではなく「代わりを務める」
まず引っかかりやすいのが took his placeです。直訳すると「彼の場所を取った」ですが、この文脈では、病気になった客演指揮者の代役を務めたという意味になります。英語の take one’s place は、席の取り合いではなく「代理でその役目をする」という定型表現として読んだほうが自然です。ここを正しく取れると、ストーリーの転機が一瞬で理解できます。
so … that … は「結果」を一文で描く強力な構文
この文の核は did so well that ~ です。これは「とても上手くやった結果、〜になった」という因果関係を、英語らしく一文でまとめる形です。読解では so well まで読んだ時点で「このあと結果が来るはず」と予測し、that を見たら「はい、結果パート」と切り替えるとスムーズです。日本語にするなら「〜したので」「その結果」と自然に補うと読みやすくなります。
did は「何をしたか」を前文から回収する代動詞
ここでの did は「した」としか書いていませんが、意味は前の内容(=代役として指揮をしたこと)をまとめて受けています。つまり、did so well は「(代役の指揮を)とても上手くやった」ということです。英語は同じ動詞を繰り返さず、did のような代動詞でまとめることがあるので、読解では「did は前の行動を指している」と回収する意識が重要です。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
レナード・バーンスタインは、指揮者・作曲家・ピアニスト・教育者として活躍した才能あふれるアメリカ人音楽家である。音楽一家の出身ではなかったが、若くして頭角を現し、ニューヨーク・フィルでの成功をきっかけに名声を得た。彼は『ウエスト・サイド・ストーリー』などの名作を残し、生涯を通して音楽教育にも力を注いだ。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
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ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
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