このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週水曜日は「世界の偉人伝”Heroes and Giants”」です。日本を、世界を動かした偉人たちの誰もが知るその偉業を、ちょっと意外なその素顔を、英語で味わうことができます。
本日のHeroes and Giantsのストーリーは「Jackie Robinson ~ A Game-changing Baseball Player ~」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Jackie Robinson ~ A Game-changing Baseball Player ~(ジャッキー・ロビンソン 〜 革新の野球選手 〜):和訳
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みなさんが「42」という番号が入ったユニフォームを着ている野球の試合を想像できますか?
変に聞こえるかもしれませんが、これは毎年4月15日に起こります。この日は「ジャッキー・ロビンソン・デー」と呼ばれています。この日、人々はメジャーリーグで初めてプレーしたアフリカ系アメリカ人選手のことを思い出します。
ロビンソンは1919年、アメリカ南部のジョージア州で生まれました。
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当時、黒人と白人は平等ではありませんでした。黒人は白人と同じバスに乗ることができませんでした。同じスポーツスタジアムに座ることもできませんでした。これが当時のアメリカの姿でした。
軍隊にいた後、ロビンソンは黒人選手だけの野球リーグの一員になりました。彼はとても活躍し、ブランチ・リッキーに注目されました。リッキーは、ブルックリン・ドジャースという弱いメジャーリーグのチームのゼネラルマネージャーでした。ドジャースはワールドシリーズで一度も優勝したことがなかったので、リッキーはロビンソンのような才能ある選手を求めていました。ロビンソンならチームをもっと強くできると考えたのです。
当時、メジャーリーグには黒人選手がいませんでした。そしてリッキーは、最初の黒人選手になるのはとても大変だとわかっていました。そこでリッキーは、簡単に怒らない良い選手を探していました。
二人が会ったとき、リッキーは言いました。「いつか君がメジャーリーグでプレーするようになることを願っている。それまでは、たとえ人が君にひどいことを言っても、どうか怒らないでほしい。」ロビンソンは言いました。「ミスター・リッキー、あなたは反撃するのが怖い野球選手が欲しいのですか?」リッキーは答えました。「いや。反撃しないだけの十分な勇気を持つ選手が欲しい。」
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1947年、ロビンソンはブルックリン・ドジャースでプレーし始めました。彼には背番号42のユニフォームが与えられました。彼はとても活躍し、新人王を獲得しました。現在その賞は「ジャッキー・ロビンソン賞」と呼ばれています。次の8年間で、ロビンソンの助けによってドジャースはワールドシリーズに6回出場し、1955年に優勝しました。
ロビンソンは成功した野球選手になりましたが、簡単な道ではありませんでした。ある試合では、相手チームが「黒人選手がいるチームとは試合をしない」と言いました。別のときには、コーチや選手たちが試合中ずっとロビンソンに向かってひどい言葉を叫び続けました。ロビンソンのチームメイトたちは、そうした苦しい時期に彼を支えました。やがてドジャースのファンも彼を応援し始めました。ロビンソンがメジャーリーグで成功したことで、多くの黒人選手が参加するようになりました。
ロビンソンは引退後、政治に関わり、すべての人を平等にするために闘い続けました。彼は1972年、53歳で亡くなりました。
ジャッキー・ロビンソンは偉大な野球選手だっただけでなく、紳士でもありました。だからこそ、彼はアフリカ系アメリカ人がメジャーリーグへ進むための扉を開くことができたのです。
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
仕組みを変えるような、革新的な
有能な
反撃する、やり返す
政治
チャンクPickUP
This is what America was like back then.
(日本語訳)これが当時のアメリカの様子でした。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| This is | これは〜だ | 文の核(結論を示す) | ここで「今からまとめますよ」という感じ |
| what America was like | アメリカがどんな感じだったか | what節で「〜の内容」を説明 | what + S + be like=「〜がどんな様子か」 |
| back then | 当時は/あの頃は | 時を示す副詞句 | 過去を振り返る定番表現(thenより自然) |
This is what + S + was like (back then). は、「これが(当時の)〜の様子だよ」という、過去の状況をまとめて説明するときに使える型です。前に長めの説明が続いたあと、最後にこの文を置くと、話がきれいに締まります。
旅行で昔の出来事や当時の文化を説明するとき、歴史・昔の学校・昔の職場などを振り返るとき、友達や同僚に「昔はこうだったんだよ」と伝えるときに使えます。
日常会話への応用
– This is what the city was like before the new station was built.
(新しい駅ができる前、この街はこんな感じだった。)
– This is what my life was like when I was a student.
(学生の頃の自分の生活ってこんな感じだった。)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“At that time, there were no black players in the Major Leagues, and Rickey knew it would be very difficult for the first black player.”
(日本語訳)その当時、メジャーリーグには黒人選手が一人もおらず、リッキーは「最初の黒人選手にとって、それは非常に困難なことになる」と分かっていました。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| At that time, | その当時は | 時を示す副詞句(文全体にかかる) | 文章の背景(いつの話か)を先に固定する表現 |
| there were no black players | 黒人選手が一人もいなかった | there構文(存在を述べる) | no + 複数形=「一人も/一つもない」強い否定 |
| in the Major Leagues, | メジャーリーグに | 場所を示す前置詞句 | “Major Leagues” は固有名詞。文脈上はMLBの最上位リーグを指す |
| and | そして/〜であり、さらに | 等位接続(2つの事実をつなぐ) | ここは「Aで、しかもB」という情報追加のつなぎ |
| Rickey knew | リッキーは分かっていた | 主節(S+V) | “knew” は過去。物語の過去時制に合わせている |
| it would be very difficult | それはとても難しくなるだろうと | 内容節(knewの中身) | ここは本来 knew (that) it would be…(that省略)。would は「当時の視点での未来(未来の過去)」 |
| for the first black player | 最初の黒人選手にとって | for + 人=「〜にとって」 | “difficult for 人” は定番の組み合わせ(難しいのは“その人にとって”) |
読解のポイント
「there were no 〜」は“存在ゼロ”を一発で言う型
この文の前半は there were no + 名詞(複数) で「〜が一人も/一つもなかった」という“存在の否定”を述べています。主語を探しに行くよりも、まず there + be =「(場所・状況に)〜がある/いる」 と捉えると速いです。ここでは「当時のメジャーには黒人選手が存在しなかった」と背景を固めています。
“knew it would be …” は「that節(内容)」が省略されている
後半は Rickey knew (that) 〜 の形で、「リッキーが何を分かっていたのか」を後ろに説明しています。英語では that がよく省略され、knew it would be… のように見えます。読解では「knew の中身がこの後に来る」と決め打ちすると迷いません。
“difficult for 人” を見たら「誰にとって難しいか」を即回収する
very difficult for the first black player は「最初の黒人選手にとって非常に困難」と、困難を受ける当事者を for で示しています。読解では difficult for 〜 をひとかたまりで取り、「難しいのは誰目線か?」を素早く確定させると意味が締まります。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
毎年4月15日、メジャーリーグではジャッキー・ロビンソン・デーが行われ、選手たちは背番号42を着て、初のアフリカ系アメリカ人メジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソンをたたえます。1919年にジョージア州で生まれた彼は、厳しい差別の時代を生きました。黒人リーグで活躍した後、ドジャースのブランチ・リッキーに選ばれ、1947年にデビュー。新人王となりチームを強くし、引退後も平等のために活動しました。しました。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
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先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
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ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
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