このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週月曜日は「オリジナル・ショート・ストーリー”Short Stories”」です。英語で味わうたった5分のショート・ショート。見え隠れするのは喜怒哀楽の人間模様です。
今回のShort Storiesのストーリーは「The Duel」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
The Duel(決闘):和訳
1ページ目
Jonathan:これがルールだ。まず、くるっと向きを変えて、背中合わせに立つ。合図のあとで、それぞれ前に5歩進む。それから、振り向いて撃つんだ!
Billy:やり方はわかってるさ。もしアンタが死んでも、怒るなよ。
Jonathan:心配するな。勝つのは俺だ。
Billy:その言葉が、この地球でのアンタの最後のセリフになるぜ。さあ、やろう!
Jonathan:わかった。じゃあ、向きを変えろ。
Billy:いやだ! アンタが先に向きを変えろよ。
Jonathan:なんだって?
Billy:アンタのことは人から聞いてる。オレが向きを変えたら、すぐ背中を撃つつもりなんだろ!
Jonathan:そんなことはしないさ。俺は紳士だ!
Billy:結構。じゃあ、アンタが先に向きを変えろ!
Jonathan:どうやって、アンタが俺の背中を撃たないってわかる?
Billy:昔は保安官だったんだぞ! ルールはわかってる!
Jonathan:ルールは知ってるかもしれないが、守ってはいない。悪党から金を受け取ったから、もう保安官じゃないんだ!
2ページ目
Billy:じゃあ、こうしよう。二人同時に背中を向けるんだ。3からカウントダウンして、そこで向きを変えよう。
Jonathan:それは公平そうだな。よし、3、2……
Billy:待て!
Jonathan:なんで?
Billy:1って言ったときに向きを変えるの? それとも1って言ったあと?
Jonathan:えっと……1って言ったあとだ。
Billy:わかった。3、2……
Jonathan:待て!
Billy:なんだよ?
3ページ目
Jonathan:なんで数えてるんだ?
Billy:アンタにはリズム感がないからさ。
Jonathan:でもな、オマエのカウントに合わせて歩くなんてできないぞ!
Billy:じゃあ、リズムを決めて、一緒に声に出そう。
Jonathan:それはいい考えだ。じゃあこうだ、1・2・3・4、1・2・3・4……
Billy:だめだめだめ。速すぎるよ。そんなに早く向きを変えられない!
Jonathan:俺ならできる。
Billy:見せてよ。ボクが数えるから。
Jonathan:よく見てろよ。どうやるか見せてやる。
Billy:1・2・3・4、1・2……
Jonathan:待て! ふう、危ないところだった。もう少しでだまされるところだった!
4ページ目
Billy:どういう意味だ?
Jonathan:アンタは、オレに背中を向けさせて撃とうとしたんだ!
Billy:そんなつもりじゃなかった! いい考えがある。石を空に投げて、地面に落ちたときにお互い撃ち合おう。
Jonathan:いいよ。でも、その石は誰が投げるの?
Billy:オマエが投げていいぞ、もしやりたければ。
Jonathan:いやだよ。考えたのはアンタなんだから、アンタが投げて。
5ページ目
Billy:たぶん、投げるのはアンタのほうが上手だよ。
Jonathan:いや、オマエが投げろ。
Billy:じゃあ、一緒に投げようよ! ボクが3からカウントダウンして、そのあとで投げるんだ。
Jonathan:待てよ。また同じ問題じゃないか。俺が投げる。石をよこせ。
Billy:そう言うなら。やっとできるね!
Jonathan:3、2、1!
(羽ばたきの音)
Billy:ワシだ! 石をつかんで飛んでいっちゃった!
Jonathan:おい! 戻ってこい!
Billy and Jonathan:ワシを撃とう!
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
決闘
背と背を合わせて
保安官
リズム
危ないところだった
チャンクPickUP
Do we turn when we say one, or after we say one?
(日本語訳)『1』って言ったときに向きを変えるの? それとも、『1』って言ったあとに向きを変えるの?
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Do we turn | 僕たちは向きを変えるの? | 文全体の土台となる疑問文 | Do+主語+動詞で「~するの?」とルール・手順を確認している。we なので「自分を含む複数人」。 |
| when we say one | 「1」って言うときに | 条件・タイミングを表す節(その1) | when S V で「SがVする時」。ここでは「1と言う瞬間」を指す。say one の one はカウントの「1」。 |
| or after we say one | それとも「1」って言ったあとに | もう一つの選択肢となる節 | or で二択にしている。「after we say one」で「言い終わった後」。when 節と対になっていて、ニュアンスの違いをはっきりさせている。 |
Do we 〜 when …, or after …? は、「~するのは…のとき? それとも…のあと?」という手順・タイミングを細かく確認したいときに使う表現です。フォーマルすぎず、カジュアルすぎず、日常会話〜ビジネスまで幅広くOKの表現。
日常会話での応用表現
– Do we pay when we order, or after we finish eating?
(注文するときに払うんですか? それとも食べ終わってからですか?)
– Do we start when the manager comes in, or after everyone sits down?
(部長が入ってきたときに始めますか? それとも、全員が座ってからですか?)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“You were trying to make me turn my back on you because you want to shoot me!”
(日本語訳)アンタは、オレを撃ちたいから、オレに背中を向けさせようとしてたんだろ!
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| You were trying | お前はやろうとしていた | 文の土台(主語+進行形) | 「試しにやってみた」ではなく、「その行為をしようと企んでいた/試みていた」というニュアンス。非難・追及のトーンも含む。 |
| to make me turn my back on you | オレにアンタに背中を向けさせようと | try の目的(何をしようとしていたか) | make+人+動詞 の「人に〜させる」構文。turn my back on you は「あなたに背を向ける」という慣用表現で、このシーンでは「撃ちやすいように背中を見せさせる」イメージ。 |
| because you want to shoot me | だってアンタはオレを撃ちたいんだから | 理由・原因を説明する because節 | because で「理由」。want to shoot me は「俺を撃ちたいと思っている」。現在形で「今もそのつもりだろ」という非難のニュアンスが強まっている。 |
読解のポイント
「You were trying」で“企んでいた”ニュアンスをつかむ
文頭の You were trying は、単に「試してた」ではなく、「そうしようとしてた」「そのつもりで動いてた」 というニュアンスが強いです。進行形(were trying)は、「その時点でまさにそういうことを企んでいた」場面を切り取る感じで、「一瞬そう思った」よりも、もう少し“意図的”なニュアンスを帯びます。
make + 人 + 動詞 の「人に〜させる」構文
to make me turn my back on you は、英文法的に大事なポイントです。make + 人 + 動詞の原形で「人に〜させる」(強制・誘導・結果として〜させるイメージ)となります。
turn my back on you は慣用表現として覚える
turn my back on you は直訳すると「あなたに向けて自分の背中を回す」ですが、ここでは単に物理的に「背中を向ける」以上の意味があります。
turn one’s back on 人
=① 物理的に背中を向ける
=② (比喩で)見捨てる、無視する、助けない
このストーリーでは西部劇の決闘シーンなので、主に①の意味ですが、「背中を見せる=無防備になってしまう」という状況から、「撃ちやすくなる」「裏切り・卑怯さ」といったイメージにもつながっています。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
ジョナサンとビリーという2人のガンマンが、西部の町で決闘の準備をする。ジョナサンがルールを説明するが、どちらも先に背を向けることを相手に任せようとせず、向きを変えるタイミングや数え方をめぐって言い合いになる。ジョナサンがもう少しでビリーをだましそうになるが、最後は石を投げて落ちたときに撃ち合うことにする。ところがワシが石をつかんで飛び去ってしまい、2人は「ワシを撃とう!」と叫ぶ。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
毎日の放送を追いかけている方も、ちょっと復習したい方も必見です!
先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
番組の内容をより深く理解したい方には、公式テキストの利用もおすすめです。
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