このブログでは、NHKの英語ラジオ番組「Enjoy Simple English」の内容をもとに、
- 本文和訳
- チャンク&単語解説
- 英語での要約
を毎日更新しています。
毎週木曜日は「マリーのハテナ日記”Marie the Scientist”」です。身の回りに始まり宇宙の果てまで少女マリーが見つけた科学の「なぜ?」に<大人>たちはいかに答えるのか。難問への超シンプルな説明に耳を傾けてみましょう。
本日のMarie the Scientistのストーリーは「Why Is Venus Hotter than Mercury?」です。
「聞き取れなかったところを確認したい」
「ストーリーを理解してからもう一度聞きたい」
そんな方の学習補助として活用していただけたら嬉しいです。
また、チャンク&単語解説は、日常会話で役立つものやESEで頻繁に出てくるものをピックアップして解説しています。隙間時間の学び直し等にも有効に活用できると思います。
ではさっそく、今日の内容を見ていきましょう!
Why Is Venus Hotter than Mercury?(金星はなぜアツいの?):和訳
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Narration (Marie):親愛なる日記へ。今日学校で、太陽のまわりを回っている8つの惑星について習いました。一番太陽に近いのは水星、その次が金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星です。サトウ先生がそのことを教えてくれました。
Ms. Sato:地球の陸と海の平均気温は摂氏15度です。太陽に近い惑星の温度はもっとずっと高くなります。太陽に一番近い惑星、水星は約170度あります。2番目の惑星である金星は約460度です。
Marie:わあ、すごく暑いですね!
Ms. Sato:私たちが地球に住んでいるのは本当に幸運ですね。そう思いませんか?……あ、チャイムが聞こえます。また今度会いましょう!
Narration (Marie):授業はとてもおもしろかったのですが、先生に質問がありました。
Marie:サトウ先生!水星は170度で金星は460度って言っていましたよね。どうして金星のほうが水星より暑いんですか?
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Ms. Sato:いい質問ですね、マリー。水星は金星より太陽に近いので、水星のほうが暑いと想像するかもしれませんね。鍵になるのはそれぞれの「大気」です。
Marie:大気って何ですか?
Ms. Sato:惑星のまわりにある空気のことです。大気があると、惑星は太陽からの熱を閉じ込めることができます。金星の大気はとても厚いので、太陽からの熱が外に逃げにくいのです。一方、水星には大気がありません。そのため、昼間は太陽の光が水星に当たってとても暑くなりますが、太陽の光がなくなると気温はすぐに下がってしまいます。水星はマイナス180度まで寒くなることもあります。
Marie:なるほど。じゃあ水星は、服を一枚も着ていない惑星みたいですね。
Ms. Sato:そのとおりですよ、マリー!それに、金星の大気の96.5%は二酸化炭素、つまりCO2です。大気中にCO2がたくさんあると、その惑星は熱をよりよく閉じ込めることができるのです。
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Marie:だから金星は、とても分厚いコートを着ているみたいなんですね!それであんなに暑くなるんだ。
Ms. Sato:そのイメージで合っています。地球にも大気がありますが、CO2は約0.04%しか含まれていません。だから熱は比較的外へ逃げていきます。私たちの大気は、地球が人間にとって暑すぎたり寒すぎたりしないように保ってくれているのです。マリー、地球温暖化のことは知っていますか?
Marie:地球がどんどん暑くなってきていることですよね?
Ms. Sato:そうです。今、地球の大気中にはCO2がどんどん増えています。石炭を燃やして電気を作ることや、ガソリンで走る車を使うことなど、いくつか理由があります。もしこのままCO2を大気に出し続けると、地球はますます暑くなっていきます。
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Marie:そのあとどうなってしまうんですか?
Ms. Sato:そうですね。北極や南極の氷が溶けて水になってしまいます。海の水が増えるということは、私たちが住める陸地が少なくなるということです。そして、ほかにもたくさん深刻な変化が起こるでしょう。
Marie:そんな……!
Ms. Sato:だから私は、夜空に金星を見るときはいつも、「地球を大切にしよう」と考えるんです。
Marie:私もそう考えるようにします!
Narration (Marie):どうしたら空中に出るCO2を減らせるかな?……あ、そうだ!お父さんに、電気自動車を買ってもらうよう頼もうっと!
日常生活で使えるチャンク&単語解説
ここでは日常生活で使えるチャンク(言葉のひとまとまり)や単語の解説をします。
チャンク&単語帳
以下のチャンクや単語をタップすると、日本語訳が出てくるので、訳を見ずに意味がわかるか挑戦してみてください!
金星
水星
火星
木星
土星
天王星
海王星
大気
厚い
チャンクPickUP
Our atmosphere keeps Earth from getting too hot or too cold for humans.
(日本語訳)私たちの大気は、地球が人間にとって暑くなりすぎたり寒くなりすぎたりするのを防いでくれている。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| Our atmosphere | 私たちの大気は | 主語 | 地球を取り巻く空気全体のこと。所有格 our で「私たちの地球の」のニュアンス。 |
| keeps | ~を保っている/~の状態を守っている | 動詞 | 「ある状態にしておく」「そうならないようにする」という継続のイメージ。 |
| Earth | 地球を | keep の目的語 | 「何を」守っているか。 |
| from getting too hot or too cold | 暑くなりすぎたり寒くなりすぎたりすることから | 前置詞句(keep の結果) | keep A from ~ing で「Aが〜するのを防ぐ」。ここでは「なりすぎるのを防ぐ」。 |
| for humans | 人間にとって | 評価の基準を示す | 「人間の基準で見て(暑すぎ・寒すぎ)」という視点を足している。 |
keep A from ~ingは「A が〜するのを防ぐ/A が〜しないように保つ」というチャンクです。keep のすぐあとに “誰/何を” が来るのが基本で、Earth のように、名詞をそのまま置きます。that は不要です。
日常会話での応用表現
– Our coach keeps us from giving up during hard practice.
(監督は、きつい練習のときでも、僕たちがあきらめないようにしてくれます。)
– This app keeps you from making simple mistakes.
(このアプリは、あなたが単純なミスをしないようにしてくれます。)
PickUP長文読解
Enjoy Simple Englishでは関係代名詞等を用いた長い一文がよく出てきます。そこで、ストーリーに出てきた長文の構造や意味などを確認する中で、関係代名詞などの構文に強くなって、長文読解への抵抗をなくしましょう!
今回の一文
“There are several reasons, such as burning coal to make electricity or using gasoline-powered cars.”
(日本語訳)石炭を燃やして発電することやガソリン車を使うことなど、いくつかの理由があります。
構成パーツの解説
| パーツ | 意味 | 機能 | 補足 |
|---|---|---|---|
| There are | ~がある | 存在を表す表現 | 「〜がある・いる」と言うときの定番パターン。 |
| several | いくつかの | reasons を修飾 | 2つ以上たくさん未満。曖昧な「いくつか」。 |
| reasons | 理由 | 主語(本体) | 「なぜCO2が増えるのか」の理由。 |
| such as | ~のような / たとえば | 例を導く表現 | 「具体例として…」の合図。 |
| burning coal | 石炭を燃やすこと | 動名詞句(例①) | burn の -ing 形で「~すること」という名詞扱い。 |
| to make electricity | 電気を作るために | 目的を表す不定詞 | 「何のために石炭を燃やすのか」を補足。 |
| or | ~や~など | 選択の接続詞 | ここでは「AやBなど」という“並列表現”。 |
| using gasoline-powered cars | ガソリン車を使うこと | 動名詞句(例②) | use の -ing 形。「ガソリンで動く車」。 |
読解のポイント
such as は「例えば〜」と読めばOK
such as A or B は、「A や B などといった〜」「たとえば A とか B とか」という、“代表的な例”を挙げる表現です。ポイントは、ここに出てくるのはあくまで「一部の例」ということ。
先生が言いたいのは:
- 理由はいろいろある
- その中の代表例が「石炭で発電」と「ガソリン車」
という構図です。日本語でも「理由はいくつかあって、たとえば〜」と同じ使い方ですね。
burning coal / using cars は「~すること」として読む
burning coal や using gasoline-powered cars は、動詞+ing でできた「動名詞」です。
この形は「〜すること」と読んでおけばOKです。
- burn → burning coal(石炭を燃やすこと)
- use → using gasoline-powered cars(ガソリン車を使うこと)
どちらも「行動そのもの」が「理由」になっている、というイメージです。英語では、「行為を理由・原因・習慣として話すとき」に、この 動名詞 がよく使われます。
to make electricity は「目的」の不定詞
burning coal to make electricity は、
- 動作:burning coal(石炭を燃やすこと)
- 目的:to make electricity(電気を作るために)
というセットです。この to make は「何のために?」に答える 目的の不定詞。
「〜するために」と読んでしまってOKです。
burning coal to make electricity
= 電気を作るために石炭を燃やすこと
と「1かたまり」として捉えると、読みやすくなります。
本日の記事の要約
今回の記事をAIが要約しました。ぜひリーディング練習にご利用ください!
要約 日本語訳:
マリーは日記に、学校で習った8つの惑星の授業のことを書きます。金星が水星よりも熱いと聞いて不思議に思い、その理由をサトウ先生に尋ねます。先生は、大気や二酸化炭素、そして温室効果ガスが熱を閉じ込める仕組みを説明します。そこから話題は地球温暖化と、地球が熱くなり続ける危険性へと広がります。マリーは地球を守るために、自分も何かしたいと考え、お父さんに電気自動車を買うようお願いしようと決めます。
先週のESEチャンク解説まとめ記事のご紹介
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先週の放送でピックアップしたチャンクをまとめて解説した【週末まとめ記事】を公開しています。このまとめ記事では、ESEの内容を思い出しながら、日々の英語学習に役立つ重要なチャンクを一気に振り返ることができます。
「チャンクをしっかり覚えたい」「英語表現力を高めたい」「1週間分を効率よく復習したい」という方には特におすすめです。再放送のタイミングでの復習や、苦手なチャンクの再確認にも便利ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ESEの放送について
NHKのラジオ番組「Enjoy Simple English(ESE)」は、月曜〜金曜の毎朝6:00〜6:05(再放送あり)に、NHKラジオ第2で放送されています。
※最新の放送スケジュールや放送内容の詳細は、NHKの公式サイトをご確認ください。
👉 NHK Enjoy Simple English 公式ページ(外部リンク)
また、聞き逃してしまった場合も、「NHKゴガク」サイトや「らじる★らじる」アプリを使えば、放送から1週間以内であれば何度でも聞き直すことができます。
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